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リーディング・ハイ

婚活女子黙示録《リーディング・ハイ》


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記事:住所不定☆ジョブズ(リーディング・ライティング講座)

 

せんえつながら申し上げます。私、絶賛婚活中です。今年から始めました。忘れもしない1月3日です。世の中はまだお正月真っ只中です。その日に結婚相談所に行きました。ネットでたまたま見つけた「婚活パーティー」に興味を持った事がきっかけでした。申し込んだところ、結婚相談所が主催だった事からその縁で入会に至りました。

 

それからというもの、「婚活」の洗礼を嫌というほど浴びました。落ち込んだことも一度や二度ではありません。現在の婚活はネットを最大限に活用しており、良いと思った人にお見合いの申し込みを行い、相手が受けた段階で成立となります。まず、ここが壁になるのですが、とにかく断られ続けます。あまりにも断られ続けると、人間として否定されている気分になってきます。婚活で「うつ病」になる人もいると聞きますが、これ本当です。私もなりかけました。対策は一つです。とりあえず距離を置く事です。それしかありません。

 

そんな時、ふと目に留まった本があります。帯には「未婚のプロ」と書かれていました。

 

「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」

 

自分なりに婚活に関しての研究もしていたので、このタイトルはまさに打って付けでした。婚活女子が何を考えているのか、いくつか仮説も立てていたので、ここに答えがあるのではないかと思いました。実際、1個目の理由がいきなりストライクでした。

 

「そもそも、彼氏がいない。もう3年以上」

 

これだけだとわかりにくいかもしれませんが、この解説が秀逸です。要約すると「3年以上も彼氏がいないのに、いつかは自分と生涯を過ごすと決めた男性から、一生忘れられないプロポーズの言葉を聞けると思っている」ということになります。前にネットで見たのですが、「30代の女性は結婚願望はありながら、自分からは決して動かず、白馬の王子様が現れるのを待っている人が多い」と書かれていました。男性と出会うための行動はせず、女子会を楽しんでいるのだそうです。確かに出会う確率はメチャメチャ低そうです。

 

これ以外にも、まだ100の理由があるので挙げ始めたらきりがないのですが、その中でも「絶対にこれやっちゃダメだろう」と思ったものを、独断と偏見でピックアップしてみたいと思います。

 

「以前付き合っていた男性のプロポーズを『もっといい人がいるかも』という理由でお断りした」

 

さらに解説では「この理由でプロポーズを断った人は、おそらく、一生『もっといい人がいるかも』と青い鳥を探してさまよいます」と書かれています。実は僕の経験では、婚活女子の頭の中は、かなりの部分がこれで占められているのではないかと思っています。もう少し付け加えると、「結婚相談所に申し込んでいる本格的な婚活女子」です。現在利用している婚活では、先ほども述べた通りネットを最大限に活用しています。そこでお見合いの申し込みをするわけですが、相手に求める条件と合致しない場合もある事から、その場合は「申し込み自体が出来ない」ようになっています。

 

例えば、希望する相手が30歳から40歳なのに、50歳の人から申し込まれても困るので、最初から拒否してしまおう、という事ですね。私も30歳から50歳までの女性に申し込みをしてみましたが、ふと気が付いた事があります。それは、年齢が上がるのに比例して、「申し込み拒否」も増加するという事です。30代の時にはほぼ皆無だったのですが、40代前半でたまに拒否され、40代後半になると半分くらいは拒否されます。その設定条件はわからないのですが、年齢が高くなるほど、自分でハードルを上げている事がわかりました。

 

結婚相談所のブログにも「条件を高く設定するほど、成婚率は下がります」と、ハッキリ書かれています。要するに、条件に見合った人はいなくなってしまうという事なのですが、わざわざここで書くという事は、このトラップに引っかかってしまう人が多いのだと思います。これは、婚活歴が長いほど「私は頑張っているんだから、もっといい人がいるはず」と思い込んでしまうのが原因だそうです。自分で可能性を潰している可能性がある、という事ですね。

 

もう一つ挙げたいと思います。

 

「将来にいちるの不安も抱かせない完璧な男と、結婚しようと思っている」

 

先ほどの内容と被りますが、ここでも要求するハードルが高いという事ですね。婚活女子のいう「普通の男」は、実はかなりの「ハイスペック」だそうです。私がお見合い相手の検索をしていると、「家事手伝い」という人もいるのですが、申し込んでみても見事に断られます。ちなみに相手は40代初婚でした。しかし、大変申し上げにくいのですが、残念ながら「ハイスペック男子」ほど「家事手伝い女子」は選ばないのではないでしょうか。勝手な妄想ですが、そう思います。

 

先ほども書きましたが、この本は女性が書いた本です。もう少し言うならば、「未婚のプロになるためのプロセス」を紹介しているのかもしれません。先人が貴重なお金と時間を使って「これやったらプロポーズされないぜ」と自虐的に体験談を教えてくれる内容になっています。笑えるほど面白いのですが、笑えない部分もテンコ盛りです。一人で生きていく事を決心した方も、婚活でいい男をゲットしたい方も、一度読んでみると良いかもしれません。ある意味、「女性としての生き方」の指南本であるかもしれません。

 

最後になりますが、婚活女子の皆様、もう少しハードルをさげて下さい。断られても良いので、お見合いの申し込みくらいさせて下さい。もうちょっと希望とチャンスを下さい。よろしくお願い致します。

 

 

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2016-08-29 | Posted in リーディング・ハイ, 記事

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