天狼院プロフェッショナル

【トイアンナ氏特別寄稿】「私には男を見る目がない」と思っていると、ダメ男を引き寄せてしまう悪夢の法則《天狼院プロフェッショナル》

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[ モデル 茜さや

本稿は『恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか?』(光文社新書、トイアンナ著) の中から一部を改変・抜粋したものです。

 

私って、ダメ男ばかり引き寄せちゃうんですよね……と思ってるあなたへ、その恐るべき理由と解決策をご提案します。

 

■恋愛障害の女性は男を見る目がない!?


同じような恋に苦しみ、前が見えない。そんな方を『恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか?』では「恋愛障害」と呼んでいます。

現在、多くの若者が恋愛障害を抱えており、その要因の多くは親や周囲の人から受けた「愛情パターン」にあります。人は愛し方を周りから教わるもの。幼少期に愛情不足などを感じていると、自分の恋愛でも相手へ過去を取り戻すように、つらい恋愛を繰り返しやすくなります。

もし本コラムを読んでみて、「これって、私のことかも」「今の私の状況と似ているな」と思ったら、あなたも恋愛障害かもしれません。

まずは男性へ尽くしたあげく捨てられる「尽くし系女子」の実態を聞いてみました。

 

■自分を殺す「尽くし系女子」


「俺はロングヘアのほうが好きだな」

「白タートルネックっていいよね」
「パンツよりもスカート派だな」

男性のこんな言葉をすべて真に受け、服装から髪型に至るまで彼の好みに合わせようとしていないでしょうか。彼の好みに合わせたいと思うこと自体は普通です。しかし、「本当は別の服を着たいのに」と感じるなら、心の危険信号をオンにしましょう。

こうして相手に合わせすぎるのは、「相手へ合わせないと付き合ってもらえない」と感じている場合や、「付き合うこととは相手にすべて合わせること」だと思考停止している可能性があるからです。

彼はあなたが尽くすことで「自分好みにしてくれて嬉しい」と感じてくれるかもしれません。しかし次第に、それが当たり前だと考えるようになります。その段階であなたが「たまには自分が好きな服を着ようかな」と言ったら彼はどう反応するでしょうか?

私の知る限り、「なんで俺が嫌いな服装でデートへ来たんだ?」と怒りをあらわにするか、「そういう服装はあんまり好きじゃないなぁ」と苦言を呈するパターンが多いようです。あるいは、口に出さずとも終始不機嫌で「どうしたの?」と聞いてみたら、「いや実は今日の君の服装が……」と切り出してくるケースも。

そしてあなたは、好きな服を着ただけで平謝りすることになり、「モラハラ男子」の支配下に置かれます。

それに対して恋愛障害ではない人は、相手の趣味嗜好や要求を「そういうのが好きなんだ〜」と受け流すことができます。何かを強く勧められたとしても「時間があったら見るよ」「気が向いたらやってみるね」といった自然なかわし方も知っています。

 

■当てはまる人は全員モラハラ!要チェックの4カ条


みなさんは、男性から次のような言動を取られたことはないでしょうか?

1.「普通は料理くらい作るだろう、なんでお前はできないんだ」と常識ならこうするはず
だ、とおとしめる
2.「別れたいなら別れればいいよ。俺はお前と将来を考えるつもりはないから」と一方的に関係性を限定して、話し合おうとしない
3.「愛情があるんだったら、エッチしてくれるよね?」とあなたの感情を利用して、自分の望みを一方的に叶えようとする
4.「お前もセックスが好きなんだろ? だったら感情的な付き合いをすると面倒くさいから、最初からセフレとして体の関係だけ楽しもうよ。俺も言わないから、お前も後で面倒くさいこと言いっこなしね」と後で交渉させないように、あらかじめ付き合う可能性を潰す

これらはすべて「モラハラ」です。

「モラハラ男子」は往々にして、幼少期に自身が親からモラハラを受けた、最初の彼女にキープされ振り回されるといった「裏切られ体験」や「寂しさ」を持っています。

そしてあなたにも、愛されず苦しんだ経験を語ります。たとえば、「親には一度も愛されなかった。君は僕に優しくしてくれた初めての人だ」というように。

モラハラ男子が過去の経験を語るのは、本当に寂しいからだけではなく、そういう話で女性の同情心を煽ると、操縦しやすくなると無意識に知っているためです。

普通の女性はそこで、「この人、やたら辛かった過去の話をするなぁ。情緒不安定なのかな……」とセンサーが働き、こういう男性を敬遠することができます。

しかし恋愛障害の方は同じように「愛されたい」渇望を抱えており、相手の「愛情パターン」に共感できてしまうのです。「この人は辛い思いをしてきたんだ。私と同じように愛されたかったんだ。かわいそう……」という発想をしてしまうのです。そして理解できるからこそ、「彼を救ってあげなくては」と同情し、助けようとします。

モラハラ男子には、あなたを大切にする余裕はありませんから、自分が今まで受けてきた「愛情パターン」を、あなたへ向けてしまいます。モラハラを受けた記憶を、あなたへのモラハラで返してしまうのです。

また、モラハラ男子の中には、過去に両親から甘やかされてきた人もいます。過保護な環境で育つのは、ネグレクト(育児放棄)を受けるのと同じくらい、自立心を無視されることでもあります。すべての望みを親に叶えてもらうことで、自分の頭で考え、判断や決断する機会を奪われてきたからです。したがって、あなたの気持ちを察するまで、大きな努力を要します。彼は好き勝手に振る舞うことが当たり前だとも感じています。

一方、恋愛障害でない人はモラハラ男子に早い段階で気づくことができます。たとえば、私の料理を取り分けてくれなかった、店員へ横柄な態度を取ったなどの言動だけでも、モラハラ男子の臭いをかぎとることができるのです。

 

■好きになる相手がDVを振るうなら


ここまで「ダメな相手だとわかっていても別れられない」パターンをご紹介しましたが、DVの被害に遭うのはもっと危険度が高い「自分の命を脅かす相手から逃げられない」ケースです。

たとえば普通の女性であっても、誕生日や記念日のサプライズプレゼントを貰い、彼の両親に結婚前提の彼女として紹介されたら喜びを感じることでしょう。

しかし、DVを受ける女性は「幸せセンサー」が敏感で、ささいなことでも幸せを感じがち。「今日会ってくれた」「LINEへ返信してくれた」といったことへも幸せを感じてしまうのです。

小さな幸せを感じるのはいいことでもあるのですが、一方で「普通の女性の幸せは、私には無理」と言い聞かせてしまいます。そのため相手へ、普通の愛し方を要求することができません。

「毎日連絡してほしいなんて言って、捨てられたらどうしよう」「今日は体調が悪いから会
えないなんて伝えたら、二度と会ってもらえないんじゃないか」。このような考え方をする女性は、クズ男の格好の餌食になります。

 

■尽くす女性をいじめる男性も被害者かもしれない


ただし女性に群がるクズ男もまたこれまでの人生で女性に傷つけられたと感じていることがあります。だからこそ「自分が何をしても裏切らない、ありのままを愛してくれる女性がほしい」という歪んだ愛情パターンを女性に押し付けるのです。

彼女へ暴力を振るって不安が解消された男性は、心からあなたに謝罪してきます。謝罪された女性も「彼はきっと変わってくれる。過去の呪縛に苦しんでいるだけなんだ。私が助けてあげなくては」という心境になってしまいます。しかしクズ男は、時間が経つとまたよるべない不安に襲われます。「殴って試さないと、捨てられてしまいそうで不安だ」と感じて暴力を繰り返すのです。

こうして殴られ、謝罪され、許し……というサイクルを繰り返しながら、女性の心はどんどん消耗していきます。

DV男性の家族について質問してみると、「母親がよく親父に殴られてましたね」という場合が多々あります。当時は父親のことを許せず、母親を守ってやりたいと思っていたそうです。そして自分は絶対に暴力を振るうようなことはしないとも……。

身近にDVがある環境では、言葉を使って正しく怒る方法を教わることができません。怒りを体で表現してしまうことを身につけてしまいます。

そんな女性たちの姿を描いた『だめんず・うぉ〜か〜』という倉田真由美さんの人気漫画があります。だめんず・うぉ〜か〜とは、ダメ男ばかりを渡り歩く女性を指す倉田さんの造語。

このタイトルからは「女性の側がダメ男を好んで選んでいる」といった想像をしてしまいがちですが、すべてのだめんず・うぉ〜か〜が、無類のダメ男好きだというわけではありません。

というのも、ダメ男は操りやすい女性を狙っているからです。

社交性があるダメ男は女性とフランクに付き合うことができます。自分が健全な女性には相手にされないと知っていますから、ダメな自分を受け入れてくれそうな女性を狙って近づいていくのです。

恋愛障害の女性は男性からの押しに弱い反面、自分からのアプローチを苦手とする傾向があります。そのため、男性から声をかけられ恋愛がスタートすることが多くなります。しかし誠実な男性には「草食系」も多く、積極的に女性へ声をかけることはありません。

そして必然的に、恋愛障害の女性にアプローチしてくる男性はダメ男ばかりになっていくのです。

これまでの恋愛経験から、自分をだめんず・うぉ〜か〜だと思っている、あるいは周囲からそう思い込まされている女性読者の方に申し上げたいことがあります。
あなたはダメ男が好きなんだと自分を責める必要はありません。あなたの言動と雰囲気が、誠実な男性を遠のけ、ダメ男を引き寄せているだけで、いくらでもこれから変えられるのです。(ライター、性暴力防止団体「サバイバーズ・リソース」理事 トイアンナ)

 

この続きが気になる方は本書で!

 

■筆者紹介
トイアンナ:ライター・性暴力防止団体「サバイバーズ・リソース」理事。慶應義塾大学法学部卒業後、外資系企業にてマーケティングを約四年間担当。業務や独自の活動で「キャリア」「不倫女子」「風俗嬢」などをテーマに500名以上からヒアリングを重ねる。現在「ありのままの自分を愛する自尊心の育て方」をテーマにさまざまな媒体で執筆中。

 

■天狼院よりお知らせ

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