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チーム天狼院

私には、どうしても成し遂げたいことがある。《海鈴のアイデアクリップ》


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天狼院スタッフの海鈴です。

私には、どうしても成し遂げたいことがある。
考えれば考えるほど、今までの人生はすべてそのゴールに向かってひた走ってきたんだなあという確信が強くなる。
大会で四冠を目指し続けた一年間も。留学に行ったことも。東京に出てきたのも。この大学を選んだのも。高校だって、中学、果ては小学生のときの過ごし方だって、ぜんぶぜんぶ無意識にそこを目指していたのだと思える。

そうやってこの天狼院書店に流れ着いたのも、ぜったいに繋がっている。人生の転機に、出会うべくして出会った人。そこからたどっていって、また、出会うべくして出会ったところだ。

 

私は今、就職活動の真っ只中にいる。
いっぽう同じ年に大学に入った仲間たちは、4月から社会へ出ていく。
少しさみしいけれど、私が卒業を1年遅くするのは留学のためだけではない。“どうしても成し遂げたいもの”へ近づくためでもあった。

それだけ長いあいだ、一点の星だけを見つめてきたように思う私だけれど、本当はずっとずっと怖かった。
その道に進める人間は、ほんの一握りだからだ。
さらに襲ってきたのは就職氷河期。私は、いつの間にかその夢の名前すら口にすることができずにいた。
言ったところで周囲からの第一声も、あまり前向きなものではなかった。

「毎年、数名しか採られないんでしょ?」
「あんまり休み取れないんじゃない。」

たしかにそれは事実かもしれない。
だけどやっぱり、この道に行かなきゃぜったいに後悔する気がする。そうなっていない自分の想像がつかないのだ。
周りより1年卒業を遅らせることを決めてから、想いを胸に強く強く、ぎゅっと秘めてきた。「私はその道に行くんだ」、って。

そう言い聞かせてきたけれど、ある日ふと、思ってしまったのだ。

そこまでして、どうしてその職にこだわらなきゃいけないの?

足が止まった。考えれば考えるほど分からなくなった。ほかの仕事だって、私の成し遂げたいことは叶えられるものだったから。

悩んで、泣いて、うまくいかなくて、めちゃくちゃになって、たくさんの人に言葉をもらって、やっと気づいた。
ああ、わたし、想いを強く持ってると思ってたけど、それになれてない未来の自分を見るのが本当は怖かったんだ。ずっと逃げて言えなかった。「できてない自分」を見せるのが怖かったんだ。

そうであれば、今の私がやるべきことはただ一つ。秘めていた想いを、発することだ。
どんなに距離があろうとも、ゴールに向かってただひたすら足を前に、前に。目の前の階段を一段ずつ上に、上に。
二段、三段と抜かそうものなら、バランスを崩して一気に転げ落ちてしまうから。少しでいい、だけど確実に前に。

 

「ここでインターンがしたいんです。」

そう告げてから、もうすぐで1年。

天狼院スタッフ海鈴。
今日から「毎日」記事を更新いたします。

どんなことでもいい。書き続けることに、アイデアを絞りだすことに意味がある。
最高に私らしい「わたし」を、紙に載せて送り出そう。伝えたいのは、言葉の先にある「ひと」なんだ。
そうすれば、途中どんな道を行こうとも「すべてはここに繋がってたんだ」って最後に思えるから。

もしも誰かに少しでも想いが届くのであれば、それだけで本望だ。

まずは、一週間。

見ていてください。

ずっとずっと頭上できらめいている、どうしても手に入れたいあの星をつかむために。
幸せの種を蒔きつづける編集者への第一歩を、ここに記す。

 

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