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チーム天狼院

【豊島区新庁舎とやらが話題になっていますが】現役立教生が知らないヒガシの世界《まみこ手帳》


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池袋。

わたしは入学当初、この街が大嫌いでした。

理由は主にふたつ。

 

まず駅から出られない。

出口が多すぎるし、迷路みたい。

方向音痴のわたしにはやさしくない。

やっとこさ地上に出られたころには疲れてきってしまうのです。

 

それから人が多すぎる。

JRの中央改札から大学のある西口方面に出ようとすると、

東武東上線改札から出てくる人々の流れと斜めに交差する形になります。

しかも通勤ラッシュだと歩くスピードが容赦ない。

なんだかもう、わたしの進行方向に”突き刺さって”くる勢い。

どれだけ必死に避けようが嫌でも人にぶつかるのです。

 

普通に歩いてて「ぶつかる」とか「突き刺さる」って何それ?

表現おかしくない?

 

母に愚痴ったらなぜか笑われました。

全然わかってない。

母には、いつもがらんがらんの地元の最寄り駅のイメージしかわかないのでしょうか。

こっちは切実なのになぁ。

 

 

わたしは池袋から徒歩10分の大学に通っていますが、

わたしも、同じ大学の学生達も、池袋駅の東側にはわざわざ好んで行きません。

理由は簡単。やっぱりちょっと遠いから。

前から横から押し寄せる人の波をすり抜けて

西口から東口に出るだけでぐったりしてしまうのです。

 

うちの大学の学生の行動範囲といえば、

西側で少しうろうろしては、飽きたら渋谷やら新宿やらへ繰り出す

というのが一般的なパターンです。たぶん。

 

だから言ってしまえば彼らは

東側の世界に鈍感なのです。

 

先日、豊島区役所に新庁舎がオープンしたようですね。

屋上庭園なんかついちゃったりしてかなり綺麗な建物だそうで話題になっていますが、

果たしてわたしの周りの何人がそのニュースを知っているでしょうか。

ためしに、一緒に授業を受けていた友達に「豊島区役所行ったことある?」と聞いてみました。

すると、ほれ見ろ。

「ないない!どこにあるのー?」と聞き返されてしまいました。

新庁舎どころか、豊島区役所の所在地さえも知らなかったようです。

毎日池袋に通っていながら、外の人間よりも池袋を知らない。いや、関心がないのです。

 

もちろん、これはわたしも例外ではありませんでした。

 

わたしは大学生活が3年目に入るまで、

天狼院書店どころか、ジュンク堂の脇から天狼院書店に至るあの東通りにすら

足を踏み入れたことがありませんでした。この通りの存在すら知りませんでした。

 

ここらへん、ごはんめちゃくちゃおいしいのに。

 

静かなカフェや可愛らしいケーキ屋さんだってあります。

インターナショナルスクールの子どもたちがキャッキャッと笑いながら出てきたり、

地元に住んでいる親子やおじいちゃんおばあちゃんがのんびり散歩していたりします。

ちょっと歩くと都電が走っているし、

夏目漱石ゆかりの、あの趣深い雑司が谷霊園もあります。

池袋にもこんなにのどかで心安らぐエリアがあるのです。

 

『灯台下暗し』とは言いますが、本当にそう。

こんなに近くにこんなに素敵な場所があったなんて!

今思えば、知らなかった2年間がもったいない。10分もあれば行けるのに。

もしあのまま東側に少しの関心も向けずに卒業までぼーっと過ごしてたら、と想像してみました。

たとえば池袋を説明しろと言われても、

「大学の最寄り駅。ごみごみしていて、疲れる街」

それだけで終わっていたかもしれません。

 

 

いまは少しだけ違います。

3月にわたしは偶然ネットでインターン募集の記事を見て、

GPSに頼りながら見知らぬ通りを進んで天狼院書店にたどりつきました。

それからここに通うようになって、毎回違う道で曲がって帰ってみることにしました。

早一か月。

わたしは新しい道に足を踏み入れるたび、わたしの知らない池袋をたくさん発見しました。

そして前よりもちょっとだけ、池袋が好きになりました。

 

 

たぶんこれはわたしの大学だけではないとは思うのですが、

大学生という生き物がよく口にする二大常套句があります。

 

「海外行きたい!」「旅行行きたい!」

 

彼らは呼吸をするようにこんな台詞をこぼします。

そしてわたしも同じく。

おそらく週3以上は口にしている、かもしれない……。

 

若さと野心に溢れているこの年頃。

どうしても外へ外へと目を向けたくなるのです。

遠くへ行けば、自分の世界が広がるような気がするのです。

 

でも、池袋のちょっと素敵な一面を見つけてから思ったことがあります。

外へ外へと世界を広げるのも、刺激的でいいけれど。

いまいる場所、いま目の前にいる人たちのことを

もう少しだけ深く知ろうとするのも、いいんじゃないか。

 

縁あって出会った場所なのだから。縁あって出会った人なのだから。

一見つまらなそうに思えても、馬が合わないように見えたとしても、

のちのち自分にとって財産になるような、

そんな何かを隠しもっているかもしれない。

探究してみる価値はあるのかもしれない。

 

だからわたしはここに通える残りの2年間、

池袋じゅうを歩けるだけ歩いてみます。

まだまだ思わぬ発見があるはず。

卒業するとき、池袋を説明しろと言われたら、

言葉が溢れて溢れてまとめきれないくらいに。

 

 

 

 

そうそう、これは余談ですが。あくまでも余談、ですが。

わたしにはいま、池袋巡りと並行してもうひとつ探究したいテーマがあります。

最近身近にいる、ある人物についてです。

「あなたは一体何者なんですか?」と尋ねても

その人は「僕は本屋だよ」と答えるばかり。

 

いやいや、わたしの知っている本屋の定義からは大きくはみ出ていますよ。

はみ出ているどころか、異次元ですよ。もはや。

 

彼がやっていることを言い出せばキリがない。

本は書くわデザインはするわ劇団はつくるわ……etc.

なんだか死ぬほど忙しそう。

それでいて、いつでも「全開バリバリフルスロットル!」などとおっしゃっている。

うーん、やっぱり謎だらけ……。

 

皆さんもぜひ協力してください。いつか解き明かしたいのです。

 

 

 

テーマ : 『天狼院書店店主、三浦さんの正体や如何に?』

 

 

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