スタッフ山中のつぶやき

フォト部門担当の書店員として私がお勧めするのは「カメラの本」でも「写真集」でもなく、文章講座かもしれません。《スタッフ山中のつぶやき》


記事:山中菜摘(チーム天狼院)

こんにちは。天狼院書店スタッフの山中です。

当店では6年ほど「フォト部門」を担当しています。

書店でフォト担当というと、カメラの使い方の本や、写真集など「写真」に関する書籍の本棚を作り上げているというイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし、天狼院は「本=有益な情報」と定義しています。

何か欲しい情報があって、それを得るために本屋さんに足を運んでいる方へ
様々な形で「本」をお届けすることが私のお仕事です。

それは時として「書籍」ではない形となることもあります。
もっと実践的に学びたい! という方へは主催する「イベント」をお勧めすることもあります。
手軽に学びたいのであればと「WEBの記事」を書いて発信することもあります。

お客様が本当に求めている「本」は何か。

フォト担当として、日々考えながら、書籍もおすすめすれば、撮影会も開催するし、文章記事も書くし、自分自身講師もする。
いろいろな形で「本」をご提供しています。

当店が主催するフォト系イベントに参加された方も累計3,000名様以上!
グループも1050名を突破しました。

おかげさまで最近はカメラについての質問も多くいただけるようになりましたが、やはり感じることはカメラをやる人は皆さん少なからず「良い写真が撮りたい」と思っているということ。

そんな皆さんに、私がいつも心からおすすめしているのは
「カメラの基礎講座」でも「ポートレート講座」でもなく、

実は「天狼院ライティング・ゼミ」でした。

当店が開催してきた13,000以上のイベントの中でも、ダントツで人気のあるこのゼミは。天狼院をご利用の方であれば一度は聞いたことがあるかもしれません。

「2,000文字程度の文章を人が読みたい!と思うものに変えていく」

というのが大きな目標で、とにかく学んで、さらに毎週書いて、実践して文章力身につけていくゼミ。

写真と何が関係あるの?

と思われる方がほとんどかと思います。

正直私がそう思っていました。

天狼院ライティングゼミが始まったのは今からちょうど5年ほど前。
フォト部の担当として写真にばかりかまけていた私はその頃文章を書くのに大変な苦手意識があったのです。

周りのスタッフがどんどんと記事を発信していく中、私ばかりがなかなか足踏みをしてしまっていました。

本当に文章書くの苦手!!!! フォト部門担当なんだから、写真だけ撮っていたいな〜とすら思っていました。

しかし、開催するイベントの文面を書くとき、本のポップを描くとき。様々な場面で文章は必要になってきます。

でも、どうしても何か考えすぎてしまって、1文字目が書き始められないのです。書き始めたら書き始めたで、きれいにまとめることも上手くできない。できることならば書きたくないというのが本音でした。

でも書かなきゃいけないし。という超ネガティブシンキングでライティングゼミに挑んだのですが、おかげさまで、天狼院として文章でお仕事をいただき文章を書くということも増えるようになりました。

しかし、文章力がついた他に思わぬ副産物がありました。

ライティングゼミを受けてから、「写真の撮り方が大きく変化」したのです。


いい景色を見つけて、シャッターを切る。

その「いい」をなぜ「いい」と思ったのか。

今までは、なんとなくの直感レベルで終わってしまっていました。

でも文章を学んでからはその「いい」を一度頭の中で整理する習慣ができたのです。

「いい」と思った理由を考えると自然と、他の人の写真を見るようにもなり、それを通して自分の感性について考えるようになりました。

なんでこの景色に心惹かれたんだろう。それを考えて頭の中で言語化すると、今まで見えていなかった新たな「いい」景色に出会うことができるようになりました。

文章を書くようになってから、感性が鋭くなったように思います。

そして、一番大きな変化は、「誰のために撮る写真なのか」を考えるようになったことでした。

ライティングゼミは全8講義の中で、第2講では「書くことはサービスである」というテーマで講義が行われます。

人に読まれる文章にするためにはどうしたらいいのか。それは誰のためなのか。

これは「文章」でも「写真」でも本当に似ている部分が多く。

それはいったい誰のためなのか。その指標を意識するようになると自ずと撮影する写真が変化していきました。

有名な写真家は文章を書くのがうまい

とどこかで聞いた話は本当なのだと思います。

「もっと良い写真を撮りたいです」

そうご来店される皆様、申し訳ありません。

もしかしたら、私がお勧めするのかカメラの本でも、写真のイベントでもなく、文章講座かもしれません。

でもそれは、間違いなく、それを経た後に撮影される写真がどう変化するのかをとても楽しみにしているからなのです。

❏プロフィール

山中菜摘(Natsumi Yamanaka)

神奈川県横浜市生まれ。
天狼院書店 「湘南天狼院」準備室室長。雑誌『READING LIFE』カメラマン。天狼院フォト部マネージャーとして様々なカメラマンに師事。天狼院書店スタッフとして働く傍ら、カメラマンとしても活動中。
メディア露出
雑誌『週刊文春』/雑誌『Hanako』/雑誌『月刊京都』など
WEB:ダイヤモンドオンライン/サントリーWEB/マガジンハウス『&premium web』など

山中写真館・撮影サービス概要

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