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チーム天狼院

【京都天狼院通信Vol9:天狼院というF1レースでガス欠を起こす前に】


*この記事は、「ライティング・ゼミ」を受講したスタッフが書いたものです。

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記事:池田瑠里子(チーム天狼院)

「池田さんはね、ガソリンを積んでないのに、F1を走っているようなものだよ」

だから本当に、業務命令として、しっかり食べなさい。
 

ある日、社長の三浦にそう言われて、ああそうか、私は基本的に、ガス欠の車なんだと気がついた。
 

いつでも、私は、ガス欠を起こしている。
 

そもそも、ガソリン=食事、をとるのが本当に苦手だ。

いやいや、人間の三大欲求だよね、食欲あるでしょ、食べることが生きる喜びなのにと思う方。

私だって頭ではそう思う。そう思うんです。
 

確かに、食べなかったらお腹は空くし、

大好物のお寿司とか、魚料理は大好きだし、

甘いものだって、いっぱい食べる(……食べている、と自分では思っている)。

子供の頃、親が本当に厳しく、出されたものがどんなに嫌いなものでも食べきるまで席を立たせてくれなかったので、

おかげで今でも、嫌いなもの(甘いニンジンとか、グリンピースとか、栗やきのこ、納豆……)が出されても、嫌な顔せずなんでも食べる。

時々、休みを使って、どこかに一人旅に行って、

その土地の美味しい食べ物を食べたら、すごく満たされた気持ちになる。

「食べる」という行為自体が嫌いなわけではないのだ。
 

でも、食べられない。人よりも食べる量が極端に少ない。

胃が小さいのか、たくさん食べると気持ち悪くなってしまう。

それでも無理に食べたりすると、胃もたれを起こし、

本来食べるはずの時間のご飯を食べずに過ごしてしまう。

(だって気持ち悪いから)

そうすると今度は、変な時間にお腹がすき、変な時間だから我慢をしてしまい、

お腹が空きすぎてもう食べることもできなくなり、

でもそのままいると、今度は死にそうになって、(むしろストレスから?)

異常に濃いものが食べたくなって……。

無理をして食べる……(そして冒頭に戻る)。
 

そんなこんなな最低な食生活を送っているのだ。
 

こんな最低な食生活に反して、天狼院の仕事は、脳味噌をフルスロットルで動かす内容が多い。

基本的に、働いていると、脳味噌のブドウ糖が枯渇していく。

私は特に、集中モードになると、「鬼」のようになり、(周りから見ると本当に怖いらしい)(時々その鬼モードの時に話しかけられると「くわっ」となってしまうことがある……いつも一緒に働いている仲間よごめんなさい)

がっと、死ぬ気で仕事を進めることが多い。

車でいうと時速140キロとかを出して爆走している状態になる。

そうすると、実体験として、脳味噌からブドウ糖がなくなっていく様がよくわかるのだ……。

あ、ガソリン、切れたな、と思う瞬間があって、途端に脳味噌の働きが悪くなることを感じるのだ。
 

さらに、私は、もっと悪い習慣が。

そのガス欠の状態で走り続けすぎて、慢性的に体が弱い。

29歳にして、オンボロの車のようになっている。

よくほとんどタンクに入ってない少量のガソリンで、こんなにもフルスロットル走っているなーと、自分でも思うことがある。
 

そして、同時にわかっているのだ。これは29歳の今だからできるのだということに。

昔から食が細く、でも前職のホテル業は結構肉体労働で過酷で、まだ労働基準法がそこまで厳しい時期ではなかったこともあり、私は今以上に体力的に厳しい環境で働いていたと思う。

天狼院に来る前から、ずっともう何年も、このガス欠状態で働いてきたのだ。

それでも、「大事故」にならず、むしろ逆に元気に働いてきたのは、ひとえに若さというものもあったと思う。

夜中3時にカツ丼を食べても過剰に太らず、カロリーメイトだけでもなんとかやっていける状態だったのも、若いから……。

体調が悪くなっても、一晩寝たら朝には治っていたのも、若かったから……。
 

実際に、数年前に比べて、すでに私は自分自身の体力の衰えも、確かに感じている。

これからその衰えは、もっともっと加速していくことも、こんな食生活を続けて、走り続けていたら、私の体がもたないということもわかっている。
 

これから30歳に突入する中で、私はもっともっと、今よりも走らないといけない状態になるだろう。

その時に、こんなガス欠状態ではダメだ。

もっと健康的に、無理なく走り続けることができるようになりたい。

本心からそう思う。

健康的に、フルスロットル走り続けること。

それが、30歳になる私に課せられた、重大な課題である。
 

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