こつこメモ

【鬼に金棒の同義語は、女子に○○】わたしの美人な友達に、20年間、彼氏ができない理由は、女子高出身・現役「女子大」生だからなのだろうか《こつこメモ》


わたしには、雪景色のような肌に、筋の通った鼻、くりっとした二重の目と、きれいな顔をした友達がいる。

とてもきれいなのに。なぜか彼女には恋人ができたことがない。

そう言うと「そんなのよっぽど性格に問題があるんだろ」と、思う人もいるかもしれない。

彼女は優しくて面白く、それでいて女の子らしい。気も遣える。おしゃれで、大学ではお笑いのインカレサークルと華道のサークルもやっている(二つのギャップがすごすぎるが、彼女らしい)

例えば、いつもなにかしらのサプライズのきっかけも彼女からだ。この前も就職した友達へのサプライズプレゼントで「職場で使える落ち着いた色のシャネルの口紅をプレゼントしよう」と提案してくれたのも、彼女だった。

サプライズされた友達も「提案してくれたのは彼女でしょう」と、もうわかっていたぐらいだ。

彼女は、別に男の子と関わりがないわけでも、絡まれないわけではない。インカレサークルでも関わりがあるし、友達を通して知り合う子もたくさんいる。連絡先を聞かれることも、連絡がくることも多くあるようだ。二人きりでご飯に誘われることだってあった。

なのにそれを話してくれた彼女の声は、他の女の子たちと違って、浮き足立っているような嬉々としたトーンではなくて、どこか不安そうな表情と声のトーンなのだ。

わたしには、それが不思議でしょうがなかった。

従来、女の子というものはそういう機会があったら喜ぶか、口では「困るわ~」なんて言うけれど、表情も声も満更ではないことが多い。多いというか、そうだ。

でも、彼女は本気で不安そうにしている。

「夢中になってるものがあるから」とか「今そういうのいなくても、ひとりの方が力を発揮できるから」とか「出会いがない」とか。そういう話なら、何度も聞いてきた。

何度も聞いてきたけど。

「怖い」

その言葉で全てを一掃する女の子は、彼女しか見たことがない。

わたしは、なにが彼女にそう思わせるのか、思い切って聞いてみた。

⑴「今まで恋人がいた事がないから、いる時の幸せとか知らないから、特にほしいとは思わないのかも」

これがまず、彼女らしい、珍しい価値観だと思った。普通だったら逆に憧れて、恋人がほしくなるはずだ。

しかし彼女はみんなと違って知らないからだよーと言う。そんなの誰もが最初はそうだったはずだ。

それに、彼女は中学から高校にかけてかなり変わった気がする。

恋愛の話に対して「落ち着き」が見えるようになった(男の子も変わらないかもしれないが、女の子は会うたびに恋愛の話ばかりだ)

彼女は女子高に行って、大学も女子大に行った。

「出会いがなくて大丈夫なのかな?」

なんて、心配する友達もいた。

でも彼女は女子大が良くて、女子大に入ったのだと言った。

彼女は女性アイドルも大好きだった。

チェキを撮ってもらいに、よく出かけているようだった。ツイッターでも、アイドルネタや写真を載せているところをよく目にする。

女子大が良くて女子大に入るなんて「いよいよそっちの方に向かっていっているのではないか」と、真剣に考えた。考えたけど、⑶に書くがそれは杞憂に終わった。

⑵「逆にこの人と付き合ったら今の自分じゃなくなるのかな、とか考えると、怖くなったりしてストップかけたりするよ」

「彼氏に依存したり恋愛のモヤモヤを抱えるのかなって思ったら、やっぱりやめようってなる。怖がりなのかな……わからないや」

彼女は付き合うまでの過程と、付き合うことに恐怖があると言う。

付き合ってみなければわからないは、付き合うまでの過程に既に恐怖があるのだから、使うことができない。

わたしは「そのモヤモヤとかを楽しんでる人が世の中にはいるじゃん」と、彼女に言った。

「わたしは多分楽しめないと思う」

と言われてしまった。

彼女にも共学だった時代はあって、きっとその時、恋をした時だってあった。仮にそれが良い方向に行かなくて、女子高に行ったらそれはどうなるか。

⑶「女子高、女子大出身だから、女だけで毎日を楽しく過ごす術を知っているのもある。だから彼氏がいなくても、毎日楽しいからほしいってならないのかなあ」

彼女にとって、女子高は本当に楽しい場所だったようだ。

卒業後、彼女は共学の大学にも受かっていたが、女子大を選んだ。

なんで、と聞くと、わたしにとっては意外な答えが返ってきた。

「女子校が楽しかったから、共学に行きたいとはあんまり思わなかった。あと女子だけの空間の方が積極的、主体的に行動して、自分の成長にも繋がるのかなって思ったから」

わたしはたまたま女子大に行ったとばかり考えていたので、意外な答えだった。楽しいのはわかるが、まさか女子だけの空間が主体性の成長に繋がっているとは、考えもしなかった。

確かになつみさんや川代さんの記事を読んでも、女子高は「個性」を存分に発揮できるような場所だというのはよくわかった。

彼女もまたそのひとりになっていたのだ。

「一人で行動できるようになったし、考えて行動するようになったかも。男のいない空間だから女が仕切るしかないからさ、言いたい事が昔よりかは言えるようになった」

これは考えたこともない世界だった。確かに先日、就活のセミナーに一緒に行った時も、グループワークで積極的に話す彼女の姿を見て驚いたばかりだった。

わたしの知らない彼女の姿だったからだ。

彼女はさらに同じグループの男の人たちがあまりにも積極的に話さないから「情けない」とまで帰り道に話していた。

⑷「恋愛より夢中なのはアイドルと女友達と遊ぶことと読書かなあ」

彼女は昔から女の子のアイドルが好きだった。

中学の頃、AKBはわたしの周りの女子たちにはあまり受け入れてもらえていなかった。今でこそAKBや他にもSKEや乃木坂など、あって当たり前の存在になったけど、当時はまだ慣れてなくてみんな免疫がなかったのだろう。あざといやり方に抵抗感もきっとあった。

そんな中、彼女は最初から周りに流されず、AKBを好きになっていた。

「なんで女の子のアイドルが好きなの?」

「アイドルは自分にないものを持ってるから! 可愛いし、ダンス踊れて歌が上手い! 私は基本自分に自信がないから、そういうものに憧れるんだと思う」

わたしは

(その顔でなにを言ってるんだ、自分に自信がないからなんて言うな!)

とその言葉を聞いて素直に思った。

十分に女子高と女子大のもまれて成長してるし、かわいいから大丈夫だよ。

彼女が不安やモヤモヤを抱かずに、楽しく恋愛ができるようになるには、どうしたら良いのだろう?

そのまんまもう、聞いてみた。

「じゃあ、彼氏ほしくなる時って、ないの?」

⑸「うーん、友達に彼氏ができた時。寂しいから」

わたしは、だったら彼女の周りにいる女友達全員に、さっさと彼氏ができてほしいと思う。

一緒にいて楽しい女友達。どんどん主体性や個性を出して成長していける女だけの空間。

彼女の強い武器であり、大好きな場所だというのはよくわかった。

そんな彼女は不安だと言っているけれど、アプローチしてくる男の子や一緒にやってくる不安を、撃退してしまってるのかもしれない。鬼に金棒の無敵状態で、だ。

金棒を持った鬼が、寄って来る男の子を次々と倒すところを想像してほしい。

この鬼が金棒を捨てたら。きっと重い物を下ろすことによってフットワークはもう少し軽くなるし、周りからしたらとっつきやすくなるかもしれないし、逆に弱くなって守ってもらえるかもしれない。

そんな具合だから。

「鬼に金棒」と「女子に女子」は同義語としか言いようがないのだ。

……あ、それか金棒を持った鬼を倒す勢いで彼女にアプローチしたら、もしかしたら振り向いてもらえるかもね。

おわり

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