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チーム天狼院

「カメラ女子」のカメラはアクセサリーじゃない、もっと恐ろしいものだった≪のろチャンネル≫


*この記事は、「ライティング・ゼミ」で文章の書き方を学んだスタッフが書いたものです。

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記事:野呂

先月、高校生の頃から憧れだった一眼レフを手に入れた。

「いいね、カメラ女子!」

しかし、手にして、1か月も経たないうちに、私はこの高価な黒い塊を、手放したくなった。

初めの数回はとても楽しかった。
何かいいものはないかとキョロキョロすれば、見慣れた道も違って見えたし、ファインダーを覗くとさらに新たな発見があるように感じた。
シャッターを切る音を聞くのは心地よかったし、帰ってPCの大きな画面で眺める時間も至福の時間だった。

しかし、である。
端的に言うと、カメラの世界を森に例えるなら、数歩歩いたところで、迷子になったのだ。

どこへ向かっていいか分からない。もやもやしかない。目指すものが見えなくなった。ないことに気付いた。

楽しくない、ちっとも楽しくない。

憧れの一眼、せっかく手に入った一眼。写真を始めたら、見える世界が変わると思っていた。
たしかに、カメラは何でもない日を少しいい気分にしてくれる。写真に収めたくなるような何かが転がっているかもしれない、という好奇心を持ち歩けるようになった。

でもそれでは、カメラは高価な首飾りにしか過ぎない。ちょっとその日の気分を高めてくれる、ちょっと気取って歩ける自信になる、アクセサリーでしかない。

違う。この子は、ただのアクセサリーなんかじゃない。もっとすごいことができるはずなんだ。でも、どうしたら?
それを知るためには、カメラの裏の顔に気付かなければならなった。

「前回初めて参加して、今日が二回目です」

読書の先の体験、READING LIFEの提供をコンセプトに、体験型のイベントを多数開催している、風変わりな本屋、天狼院書店。
この書店の開店当初から行われている人気イベント、フォト部に参加した。

初めて参加した日は、初対面の人ばかりで怖気づいていた私を優しく迎え入れてくれるあたたかい雰囲気にホッとして、一人でなく集団で撮るという新鮮な体験に心ときめかせていた。

二回目のフォト部も、前回同様、みんなで集まって楽しく写真を撮れることを期待して、ルンルンで家を出た。
天気にも恵まれて、背の高い明るい銀杏並木を見上げて気分が高まるかと思いきや、私の心の中には徐々に暗雲が広がっていった。

何がいい写真だか、分からないのだ。
こんなの、もっと良い機材を持った、もっと経験を積んだ他の人が、もっといい写真を撮ってくれるじゃん。
こんなの、わざわざ一眼じゃなくても、iphoneで十分撮れたじゃん。
たしかに、あの薄っぺらなiphoneと違って、カメラを構えたり、ファインダーを覗いたりするポーズはしていて楽しい。
でも、まわりも同じように、いやもっと大胆にカメラを構えて立つ人が隣に何人もいるのでは、撮るポーズをとることなんて、新鮮味も楽しみも何もない。
じゃあ、私が撮れるのは? 私がわざわざ撮る意味は?

……2時間という時間はあっという間で、もやもやしているうちに終わってしまった。
帰りがけに、まわりの参加者が「今日一番」の写真を見せ合ったりしているのを見て、
 あれ、私の「今日一番」って、どれなんだろう。
 そもそも、私は今日どんな写真を撮ったというんだろう。
 よく覚えていない、と思った。
ただ2時間、ひたすら撮るポーズをしていたのだ。

前回がそうだった。よく分からぬままシャッターを切り、とりあえず切りまくって、撮りまくって、家に帰って、その中で最もいいと思える何枚かを公表した。
最初はそれでもよかっただろう。でも、二回目は? 一回目と何か変わった? 今日も何もわからず参加した初回のように、ただシャッターを切って、皆が撮っているから浮かないように必死に撮る真似をしていただけじゃないのか?

私の今の経験値と、機材で出しうる、最大の力を発揮するには、どうしたらいいの。
どうしたら、せめて「今の私にとっての精一杯」という意味でいいから、「いい」写真が撮れるの。どこを工夫したらいい? 何を目指せばいい?

写真は、まことを写す とよく言う。
「それは、今の私にとって精一杯?」ということを、すごく鋭く聞いてくる。喉元に刺さる寸前まで突いてくる。

カメラの裏の顔。
それは、「今の自分」を殺すナイフだと思う。
本当にこれが限界? 本当に? 本当に? という具合に、今の怠惰な自分に容赦なく突き刺さってくる。

でもそれを繰り返して、感性と技を磨いてうまくなっていくのだと思う。
それを繰り返して初めて、この、一生遊べて一生迷えるカメラの森で、どこに向かっていいか分かってくるのだと思う。
プロカメラマンの榊先生いわく、「写真は、量が質を超える、唯一の芸術」なのだそうだ。

たくさん、撮ろう。たくさん。誰よりも多く。

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見てみると、なんだろう。カリキュラムは、一つの物語の目次のようだ。

【パーフェクト・ポートレート講座のカリキュラム】
第1講 あなたの世界をどう写真にあらわすのか?〜「イメージ」の章〜 2016年12月23日(祝/金)
◯「イメージのピント」を合わせていく
・プロのカメラマンでも撮ってみないとわからない
・「イメージ」は「仮説」である。
・イメージをリアル化させて「派生」を楽しむ
・自分の「型」を作り、自分の「型」を壊していく〜スクラップ・アンド・ビルド〜
・「仮説」と「リアル」のギャップを埋めていくのは経験である
・プロは、クライアントの「イメージ」を具現化するのが仕事
・クライアントの「イメージ」にいかに合わせられるか
・イメージのズレを認識して「折衷案」を見出していく
・クライアントの「無茶振り」を「引き出し」に変える
・作品作りは自分自身がクライアントになれる
◯写真は量が質を超える唯一の芸術
・月5,000枚本気でポートレートを撮る
・自由に楽しみながら撮り、気づけば数が増えている
・アクシデントも楽しむ
・イメージ通りにならないことも楽しむ
◯イメージに近づけるために道具を使う
・ストロボ〜光を補う〜
・三脚〜安定を補う〜
・背景紙〜背景を補う〜
◯ロケハンして撮りたいイメージを固める
・即興で撮った写真は、ほとんど、使えない〜ラフの必要性〜
・ロケハンしてラフを描く
・ラフを因数分解して、セッティングする
・そして、イメージの型を壊す
→【ワーク】自分がクライアントになって自分に依頼してみよう

第2講 光を制する者が写真を制する〜「光」の章〜*講義/ワーク混在回 2017年1月28日(土)
◯光と影の世界
・「光」にはかならず「影」が付随する
・「光」と「影」の足し算引き算
・太陽はひとつ
・移りゆく時間で光が変わっていく
→【ワークⅠ】懐中電灯で「影の正体」を見極める
・ゆるふわだけがポートレートではない〜ローキーに挑戦〜
・クリップオン・ストロボの基本
・照明の基本
・あえて、自然光で挑む
・照明のセッティングの仕方
・一灯で行くか、多灯で組むか
・日中シンクロとは?
→【ワークⅡ】実際に照明をセッティングしてみよう
・プロが教えるストロボの組み方
・プロが教えるレフ板の使い方
・プロが教えるアンブレラの使い方
・プロが教える道具の使い方

第3講 ポートレートは最高の「アングル」を探す冒険だ〜「アングル」の章〜 2017年2月25日(土)
◯コミュニケーション
・カメラマンとモデルの「イメージ」を合致させる
・モデルの「引き出し」を上手に引き出す
・モデルさんの得意な「アングル」を聞いてみる
・モデルさんの新しい「アングル」を見つけてあげる
・一日限りの恋だから、その時を全力で撮る〜写真に感情を乗せる〜
・撮影時間が3時間あるならば、モデルとは2時間話せ
・思い切って寄ってみる
・動きの中で、ベストのアングルを見出す
・どうすればモデルにリラックスしてもらえるか
・可能性は360度!モデルの最高な角度を探す
・シャッターは何よりの「肯定」である〜シャッターを切りまくる〜
・取った写真を見せ反応を見て、修正する
・モデルと「ストーリー」を共有する〜世界観の共有〜
◯レンズの特性を知ろう
・焦点距離によって、切り取れる世界が変わる
・ズームレンズと単焦点レンズ
・なぜ85mmはポートレートレンズと言われるのか
・広角レンズで室内ポートレートを楽しむ
・遠くから狙って背景をぼかす〜望遠レンズの圧縮効果〜
◯ピントの極意
・ピントが合う深さが決まっている〜被写界深度について〜
・ピントを合わせてからずらすか、ピンポイントに狙っていくか
・瞳にピントを合わせる方法
・あえてピントをずらしてみる

第4講 あなたの写真は何を語るのか?〜「作家性」の章〜 2017年3月25日(土)
◯映画インプット法
・週1本、1年50本映画をみると人生が変わる
・気に入った映画は3度見よ
・映画は写真の連続である
・カット割りを気にして見る
・映画から場面設定を学べ〜「光60%」「アングル20%」「色10%」「背景10%」〜
◯撮影ノートのすすめ〜アルバム/ノート/電子ノート/SNS〜
・撮影をレコーディングする
・写真は観られることによって上手くなる
・薄化粧をさせて世界へ羽ばたかせよう
◯写真の上達に欠かせないのは「人に見せる」こと
・撮った写真は公開しよう
・お互いに見せ合おう
・プリントしてみよう
・プリントしてポートフォリオを作ろう
◯あなたの写真は何を語るのか?〜カメラマンの作家性〜
・「写真に語らせる」のではなく「写真が語り出す」写真
・音や声、空気や匂いが伝わる写真
・あなたにしか取れない写真
・「好きな写真」と「使える写真」は違う
・「JOB」と「WORK」の違いと「自分味」の付け方
・理想は「引き出し」から無意識で写真に反映される〜無意識的に真似る〜

そうだ。私はここで、カメラに、人に、自分に、ちゃんと向き合おう。
ああ、4か月後には一体、どうなっているんだろう。
誰か、一人でもいい、その人史上最高の1枚を決められるカメラマンになれているのだろうか。

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まずは、第一歩。来週のオーディション撮影会に参加しよう。

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私はこの4か月間、本気でカメラを勉強します。

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この記事は、「ライティング・ゼミ」で文章の書き方を学んだスタッフが書いたものです。
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