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チーム天狼院

好きなことを好きって言っていいんだよ。


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記事:田中望美(チーム天狼院)

自信を持って好きと言えないあなたへ。
周りからどう思われるだろう?
もっとこれに対するものの熱の熱い人がいるかも。
それに比べたら自分なんて、、、

周りの目が気になって、風船がしぼむように、好きという気持ちが無くなってしまう人が多い。

私これ、だーーーいすき!!
と、自信満々に言う人に押し潰されてしまう。
そう言う人を、無意識に僻んでしまう。じぶんが言えないからだと言うのはわかっている。
言えばいいのだと言うこともわかっている。
でも怖いのだ。
勇気が出ないのだ。
ほんとはあの人みたいに大きな影響力を持ちたい。
認められたい。
受け入れられたい。
でも、できない。

それの繰り返し。
たまに、できることもあるけれど、それは、すでにもう認められるとわかっているようなこと。安全だと分かっているから言える。世間の常識になっていることだから言える。

私はなぜ、俗に言う輝いてる人になれないの??

それは、努力? 才能? 性格?
それらに欠陥があるから??

正解不正解のないこの世の中にできる人とできない人がいる。

自分の何が問題なのか、わからなかった。だからこそ、自分の全てがダメな気がした。

でも、叔母に言われた。

私は娘のように慕ってくれる叔母の家に泊まっていた。叔母は結婚してもうすぐ10年が経とうとしている。いつも美味しいものを食べさせてくれたり、おしゃれなところに連れて行ってくれたり、何度もお出かけをした。うちの母とは全く性格が違う。母が地元から一歩も出ず、お酒やたばこなど一般に悪いものはダメ! というのに対し、叔母は、どこまでも一人で行ってしまい、服にも、食べ物にも特にお酒に何事にもこだわりを持つ競馬好きだ。美意識なんてとっくの昔に捨ててしまった母に比べ、叔母は、外見にもいつも気を遣っていて、実年齢より断然若く見える。だから、私にとっての叔母は、私は幼い頃から身の丈に合わないヴィトンの財布や、毛皮のバックをくれたり、いつもはさせてもらえないような贅沢を許してくれる刺激的な人物で、一緒にお酒を飲めるような仲になってからは、わたしもいろんなことに攻めの姿勢であり、刺激を求めがちなとこから、気の合う友人のように仲が深まった。

叔母の手料理を食べながら、私は叔母に、東京に出てくるということを報告していた。
緊張もあるし楽しみでもあるということを素直に伝えた。本当に何気ない会話だ。すると、叔母は急に熱く語りだしたのだ。

「のんちゃんは、絶対できる。だって私にはその姿がハッキリとイメージできるもん。私が言ったことは、絶対そうなるとよ。こないだも病院に通っても中々妊娠できん友達に、私が心配せんでも全然大丈夫よ。普通にできるよ。女の子が欲しい?? あ、大丈夫。絶対女の子が産まれるから
って言ったら、ほんとにその後妊娠が分かって、しかも女の子で、仕事辞めたの。ねっ! 姉ちゃん、人間観察が好きで、いろんなことに見る目あるから、のんちゃんも絶対大丈夫よ。のんちゃんは愛嬌があるから、みんなから好かれる。応援してもらえる。愛嬌って才能だよ。それを持ってるから、のんちゃんはきっとうまくいく」

最初は、いやいや、私なんて、いやいや、それは言い過ぎだよ、親バカならぬ叔母バカじなない? と、娘のように可愛がってくれる叔母の、根拠のない、熱弁を聞いていたのだが、
叔母があんまりにも自信満々に言うもんだから、最後は本当にそうかもしれない、そうなるかもしれないと思ってしまった。叔母でなくても、ここまで自信たっぷりに言われると、反論もできない。

私は、きっと、絶対にうまくいく。

分かっている。
叔母は別に占いのような何か摩訶不思議な見える力を持っているわけでもないし、それなりに苦労もしてきたけれど、何かものすごい経験があるわけではない。

でも、そんな世間的に言えば仕事をして家庭を持って好きなものを食べ、買い、普通に暮らしている叔母でも、こんなにも堂々と自分の想いを人に伝えられる。

私はそのことに圧倒されてしまった。

もしかすると、そんな風に思い、言えるのは、幸せなやつだな〜と見下されてしまうこともあるかもしれない。この世間知らずの勘違い野郎と言われるかもしれない。

でも、時には自分の等身大を飛び越えるくらい大きなことを、堂々と言ってもいいんじゃなかろうか??

もう、一旦いろんなものを取っ払って、好きなものは好きと叫ぶのだ。

自分の本音を、全て吐き出してしまうのだ。

それができるのが、私にとって書くことだったと言うことを思い出した。

人と向かい合うと、いろんな壁がガシャンガシャンと私を阻み、言えなくなってしまうことも、文章であれば自分とだけ向き合っていられるから、阻むものなく、素直にいられる。

私も含め、世の中の人は、言いたくてもいてないことがいっぱいあるんじゃないかと思う。
叔母も叔母で、心の奥深くに沈めた闇のようなものが見え隠れすることもある。それは、口に出して言えることじゃない。

私の人生のバイブルとなった本にも同じことが言える。
私は水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』という小説仕立ての自己啓発本に出会い、就職活動から、自分が本当にやりたい事をする道に進むことを決断した。今もこの本に支えられて、私は目標のために日々頑張れる。

この本だけに限ったことではないが、本を読むと時々、心がえぐられることがある。なぜなら、自分が表に出せなかった本心や、本当は誰かにこう言って欲しかったことが、文章になっているからである。

そんな時、こう思う。作者は自分の心を丸裸にして書いてくれた。結果、その言葉に私は背中を押され、勇気づけられた。いろんな不安や恐怖、苦労を乗り越えて、言葉にしてくれたのだ。

叔母も私に、どストレートに想いを伝えてくれた。
いろんなものを取っ払って発せられたシンプルな言葉は、人をその気にさせ、その言葉のパワーは時に、思いを現実化する力も持っている。そしてそれは、どんな人でも、意志があればできることだ。

ならば、私は自分の身を削ってでも言いたい。
人が言いたくても言えない言葉を。
アホだと、バカだとおもわれたっていい。
恥ずかしい思いをすることだって覚悟している。

私が叔母の言葉や作家の言葉に救われたように、
誰かの心に響き、その人の願いが現実になるのであれば。

私はそう信じるのだ。

***

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