イベント情報

私たちはいつになったら石原さとみになれるのか?《川代ノート》


SAYA160312050I9A3455_TP_V

 

私は石原さとみになりたい。
理由は簡単である。かわいいからだ。そして色気があるからだ。

そしてそう思っているのは私だけではないらしい。「石原さとみになりた〜い」と口癖のように言っている友人を3人ばかり知っている。電車の中でも見たことがあるし、ネットでもしょっちゅうそんなコメントを見かける。「石原さとみメイク」なんてものもかなり頻繁に見かける。

どうしてだろう。
なんでなんだろう。
どうして私たちは石原さとみになりたいのだろうか?
どうしてまるで呪文のように「石原さとみになりたい」とつぶやいてしまうのだろうか。

石原さとみはかわいい。アラサーだというのにかわいい。でも無理しているかわいさではない。若作りをしている無理やりなかわいさではないのだ。石原さとみのかわいさに痛々しさはない。ちゃんと、色気もあって、アラサーとしても魅力的なかわいさなのである。

石原さとみはよく「あざとい」などと言われるが、むしろあのあざとさこそが彼女の最大の魅力である。往々にして「うわっ、こいつ自分のことかわいいと思ってんな〜」と思われるような女というのは嫌われがちであるが、石原さとみはそうではない。自分がどう見られているか、どんな仕草をしているときの自分がかわいいか、指先から足の先まで全部、コントロールしている。自分の魅力をわかりきっている。わかりきったうえであの表情、あの仕草、あの声の出し方である。そこがすばらしい。ああ石原さとみ。どうしてあなたはそんなに魅力的なのか。どうか教えてくれ。

自分という素材を最大限に魅力的に見せている、自分に最も似合うスタイルを理解しているというところが、彼女の一番の強みだと思う。私は北川景子も堀北真希も橋本環奈も藤田ニコルも、まあとにかくお顔が美しい女の子は誰でも大好きなのだけれど、なかでも石原さとみに惹かれてしまうのは、やはり「自分を研究し尽くしている」からだとつくづく思う。

正直に言おう。私は石原さとみがデビューしたばかりの頃、「何この野暮ったい女優!」と思っていた。さらにぶっちゃけて言おう。「これがホリプロスカウトキャラバンかい」とまで思っていた。私だけではないはずだ。だってクラスの友達みんな「あのウォーターボーイズのヒロイン役何!?」って言ってたもん。「眉毛めっちゃ太くない?」って超言ってたし。

「この子きっともともとはかわいいんだろうに、どうしてこんな田舎っぽいんだろう」とギャルをこじらせていた当時女子中学生の私はねずみ色の眉毛をさすり、テレビを見ながら思っていた。なんだろう、この子。何がだめなんだろう。よくわかんないけど、なんかが、多分この子に合ってないんだな、うん。

と、思っているうちに月日は流れ、「なんか最近石原さとみ見ないね」、なんて言っていた頃である。

 

「な……、何、誰!!?」

衝撃が走った。
きっと少しでも美容やかわいい女の子に興味がある人なら誰しもが覚えているだろう。

あの「失恋ショコラティエ・ショック」を!

そう、2、3年前の月9ドラマである。松潤主演、石原さとみがヒロイン。
石原さとみの役どころは松潤をぶんぶんに振り回すものすごい小悪魔な人妻だった。

まさかあの野暮ったかった石原さとみがこんな色気をふりまく人妻の役をやるとは!
もうあのドラマの第1話を見たときの衝撃といったらなかった。

「え……だ、誰、これ!? 石原さとみ!?」

いや、石原さとみなのはわかっている。どう見ても顔のつくりは石原さとみだ。でも違う。何かが決定的に違う! 私が思い描いているあの野暮ったいウォーターボーイズに出ていた「石原さとみ」とは似ても似つかないのである。

口をあんぐり開けた私はこう思った。そして私が思っていたことと、まったく同じフレーズが、ネット上に溢れていた。

「石原さとみって、こんなにかわいかったっけ!?」

あれは一種の革命だったんじゃないかと思う。そう、石原さとみは革命を起こしたのだ。女優界にものすごい革命を起こしたのだ!!!

石原さとみ旋風はとどまるところを知らず、「失恋ショコラティエ」で石原さとみが着たふわふわのコートはすぐに完売し、ネット上には「サエコファッション」と呼ばれる(サエコとは石原さとみのドラマにおける役名である)キラキラOL的コーディネートに身をつつむ女子の写真で溢れた。

一体石原さとみに何があったのか。石原さとみは何をしてあれほど垢抜けたのか。

よく巷で言われる石原さとみが垢抜けた要因は二つである。
① 痩せた
② 眉毛を整えた

「眉毛変えただけで女って変わるんだな〜」などと大学の男友達も言っていた。

いや、でも、違うのである。
それだけじゃない。
眉毛だけじゃない!

何か、根本的な何かが、石原さとみを変えたのだ。「野暮ったい石原さとみ」から「いい女の石原さとみ」へと変貌させたのだ!!

私も石原さとみになりたいと思った。
あんな風に、かわいらしく、美しく、表情豊かで、それでいて色気もあって、若作りしていない大人になりたいと思った。

どうしたら私も石原さとみになれるんだろうと思った。
例に漏れず、私もサエコさんファッションを試してみた。あんまり似合わなかった。
その後も石原さとみが出ているドラマはほぼチェックした。ドラマの役柄が変わるたびに、石原さとみはコロコロと表情を変え、違う雰囲気を身にまとう。小悪魔、元気な子、サバサバ系のできる女……。どれも全然違う役だし、違うファッションだ。でも石原さとみのかわいさは変わらないのだ。

どういうことだ、と思った。石原さとみはどんな魔法を使ったっていうんだ。そしてどうしたら私にも石原さとみが使っている魔法を使えるようになれるんだ。どんな修行をすればいいんだ。

わからなかったけれど、とりあえず石原さとみの真似は続けた。

「石原さとみ風メイク」と呼ばれるメイクはだいたい試した。髪型も石原さとみ風にゆる巻きにしてみたりした。眉毛も整えた。

うーん、でもどうがんばっても、似ても似つかない。どういうことだ。

でも、突然はたと気がついてしまった。
いや、どういうことだも何も、当たり前である。この顔じゃ石原さとみにはどうがんばってもなれない。顔のどのパーツを取っても石原さとみに似ているところがない。目が二つあって鼻が一つで口が一つであること以外に石原さとみと共通している部分が見当たらない。

もう無理だわ。

こうして私は石原さとみになることを諦めた。どうあがいても私は石原さとみのようなキラキラオーラをまとうことはできない。無理だ。所詮私なんかにそんなことはできなかったんだ。くやしいけど……遺伝子がそうできているのだから仕方がない。

 

 

 

そうして、気がつかないうちに、ありふれた服を着た、全く印象に残らないような社会人が出来上がっていた。

「石原さとみになるのは諦める」と決めてしまってからは、ふわふわOL系の服も着ないし、髪も暑苦しいので短く切ってしまった。今の私を誰が見ても石原さとみになりたい女だとは思わないだろうと思う。

でも、正直言ってしまうと、私は、「石原さとみになりたい」と思わなかった日はない。いまだにだ。

無理だとはわかっていても石原さとみになりたいのだ。次から次へと表情を変えられる魅力がほしい。自分もあの雰囲気を身に纏いたい。あの石原さとみだけの魅力がほしい。

そう思いながら、私はインスタグラムで「石原さとみ」を検索して癒される日々を送っていた。石原さとみの画像を毎日見ていれば、何か空気みたいなものが画面を通して伝わってきて、ちょっとずつ石原さとみになれるんじゃないかという希望を抱きながら。

悩んで、むしゃくしゃして、何を着てもどんなメイクをしても似合わないような気がしてきて、大学も卒業して、みんなからチヤホヤされるような立場じゃなくなったとき、私はある一つのずるい手段に出てしまったのだ。

それが、「もう女捨ててるわ作戦」である。

「仕事忙しすぎるからもうオシャレとかしてる暇ないわ」
「最近全然服買ってない」
「若いっていいよね、キャピキャピしててさ。私もファッションのことばっか考えていられる生活送りたーい」

聞いてないよ。
誰も聞いてない!

でもそのときの私にはそんな客観的な意見など耳にも入らない。「会社に入った」「忙しくなった」「もう女捨ててる」という免罪符を手に入れたことによって、「女」というリングから降りられたような気になっていたのだ。

もう女子大生みたいにキャピキャピとかはしゃげる気力ないよね。

私がほしかったのは「必死でオシャレして女子力アピールしている子たちに張り合うなんてみっともないことしないから」という言い訳である。「オシャレしない」「女として魅力的になる努力をしない」と言いながらも、そうアピールしていること自体が「焦ってないいい女アピール」なのだということになんか気がつかずに、私は自分が女としても人としても成長していると勘違いしていたのだ。

石原さとみになりたい。
でも、「女磨き」してること自体がなんかダサいような気がする。

完全なる矛盾だった。

 

 

けれどつい、最近のことだ。
私は、ひょんなことから有名事務所のモデルさんと知り合った。
そのときは、彼女が女子大生に、美容やファッションについて語っていた。

背が高く、すらっとして、はっきりとした顔だ。いかにも「モデル」といった雰囲気で、ノースリーブがよく似合う。
キラキラして、キラキラし過ぎていて、彼女の話を聞いていたうちの1人はなんと、泣き出してしまったくらいだった。

「なんかもう、やばい。綺麗すぎて、涙出てきた。直視できない」

その子が泣くような気持ちもわかるような気がした。

圧倒的な美の前に立たされた時、自分とのあまりの差に、愕然としてしまうのだ。

ああ、この人は特別だ、と思う。

そして、彼女は白くてきれいな歯並びの歯を綺麗に出して笑って、こう言った。

「モデルっていう仕事は、自分の強みはどこか、どこを差別化できるかを考えなくちゃいけない仕事。人と比べて自分は脚が長いとか、デコルテが綺麗とか、そういうことを全部観察して考える。そして、自分だけのキャラクターを、見つけるの」

「キャラクター?」

気になって思わず、聞いてしまう。

「そう。自分だけのキャラクターは何か、って考えて、服を決めたり、メイクを選んだり。色々試行錯誤していくなかで、自分に一番似合うものが見つかるの」

そうか、と女子はみんなうなずく。

「たとえば、自分の好きな人のタイプと、自分のタイプが全然違ったら、どうしますか?」

一人の女の子が、私が考えていたことと全く同じことを聞いていた。

「全く違ったら、か。でもさ、たとえば、好きな男の子のタイプが石原さとみちゃんだったとするでしょ?」

石原さとみ、の言葉に、少しドキッとする。

「でもさ、よく考えてみて。『石原さとみが好き』って言っててもさ、もし北川景子ちゃんか、藤田ニコルちゃんから付き合って、って言われたら、付き合うよね? 全然タイプ違うけど、二人とも自分のスタイル持ってるし、かわいいよね。そんな子に言われたら付き合うでしょ?」

ハッとした。
私と同じように、女子たちが何かに気がついたような顔をしているのが横目でわかる。

「だから、そういうの、気にしなくていいと思う。自分が思ってるほど、タイプなんて関係ないよ。それよりも、自分に似合ってるなって自信が持てて、笑顔でいられるスタイルでいれば、そのときが一番、女の子はキラキラしてるはずだから」

 

なんでだ。

胸を張って言う、彼女の言葉に、なぜだか私まで泣きそうになってしまった。

そしてそう思っているのは、私だけではないようだった。

私の周りにいる女の子たちも、同じように、どこか惚けたように彼女を見つめていた。

 

 

 

 

私、いつになったら石原さとみになれるんだろう。
私、あとどれだけ頑張れば石原さとみみたいになれるんだろう。
どこをどう直せば、石原さとみくらい、キラキラ、できるんだろう。

ずっと抱いてきた、下らないようで、純粋な願望。

私たち女子は、口々に、何かあるとこう言ってしまう。

 

「あー、石原さとみになりた〜い」

「それな! 本当それ」

 

新しい自分になりたい。
キラキラしたい。
自信を持ちたい。
幸せになりたい。
仕事できるようになりたい。

女子なら誰でも抱くような、そんな願望をない混ぜにして、口からポッとつい出てしまう言葉。

 

それが「石原さとみになりたい」なのだ、きっと。

自分を研究し尽くして、自分に一番似合うスタイルを見つけて、演技も磨いて、痩せて、太い眉毛も整えて、色気もあって、かわいくて……。

あんなに大変身をとげた石原さとみが、努力をしていないわけがない。

そういう「努力できる人間性」もひっくるめて全部、石原さとみになりたいのだと思ってしまうのだ。

 

そんな、私たちの、意地汚いような、ずるいような、女子特有の感情をわかっていて、許してくれたような気がしたからなのかはわからないけれど。

あのモデルさんが言った言葉が、あれほど刺さったのだと思う。だから、泣きそうになってしまったのだと思う。

 

 

 

私は石原さとみになりたい。

でも、石原さとみにはなれない。石原さとみの真似メイクをしたところで近づけるわけじゃないし、あの、男みんなを落とすようなかわいらしい表情もできない。

けれど、自分らしいスタイルなら、見つけられるんじゃないかと、思えるようになった。

私のどこが魅力か?
どんな服を着ればかわいく見れるか?
どんなメイクをすれば、どんな髪型にすれば、どんな表情をすれば、どんな仕草をすれば。

自分が女らしく、かわいくなるためにどうすればいいかを考えるのはちょっと気恥ずかしいけれど。

「石原さとみになりたい」なんて言っているだけで努力を何もしない怠惰な自分をやめて、女として成長するために、いい女の仲間入りをするために。

そろそろ、思いっきり、そういう努力をする覚悟をしてみても、いいんじゃないかと思うのだ。

 

 

そんなことを、最近よく思う。

あの美しく輝いていて、私に勇気をくれた、モデルさん……安田香織さんと、これから始まる女子部について相談していると。

そんなことをつくづく思って、つい、口角が上がってしまうのだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

安田香織さんが講師をつとめる3ヶ月間で集中して自分を変える「女子部短期集中変身コース安田塾」の1DAYセミナー件説明会があります!
こちらのコースでは、安田さんが徹底的に、あなたに似合うスタイルを見つけるための方法を伝授してくれます。
ヘアメイク、ファッション、雰囲気、体、姿勢など、さまざまな角度から「一番キラキラしている自分」を見つけることに特化している講座です。
気になる方は、どうぞ、一度、1DAYセミナーに参加してみてください。
安田さんに一目会えば、私がこの記事で得たような感情が、どういう感覚か、わかるかもしれません。

【7/26 女子部】自分至上最高に「いい女」になるための短期集中変身コース「安田塾」説明会&1dayセミナー開催!現役モデルが教える「自分らしい雰囲気」のまといかた《8月コーススタート/学割あり》

【概要】
日時:7月26日(火)
19:00 受付開始
19:30 開会
*コンテンツ
・安田塾スケジュール+説明会
・1DAYセミナー
・宣言大会
21:30 閉会
参加費:
一般2500円+1オーダー
学生1250円+1オーダー
*CLASS天狼院「プラチナクラス」の方は、本イベントに半額で参加いただけます。CLASS天狼院「プラチナクラス」についてはこちらから→【破格の割引サービス】「CLASS天狼院」誕生!〜最上ランク「プラチナクラス」は全店合計100名様限定〜《詳細・決済ページ》http://tenro-in.com/tsushin/15866

定員:女性限定・東京25名様
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
場所:東京天狼院

【詳細はこちらのページからどうぞ】

【7/26 女子部】自分至上最高に「いい女」になるための短期集中変身コース「安田塾」説明会&1dayセミナー開催!現役モデルが教える「自分らしい雰囲気」のまといかた《8月コーススタート/学割あり》

【講師プロフィール】

13198623_1353607501323458_8313769801328593186_o

安田 香織 kaori yasuda
model&actress
日本大学藝術学部演劇学科卒業。
2011ミス・ユニバース ジャパン ファイナリストとなり、ネット投票1位を獲得。
現在はCMやTV、舞台等、モデルや役者として活動中。
HP:kaoriyasuda.com

【チケットのご購入はこちら】

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F

TEL:03-6914-3618
FAX:03-6914-3619

東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021

福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

TEL 092-518-7435 FAX 092-518-4941

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。

【天狼院のメルマガのご登録はこちらから】

メルマガ購読・解除

【有料メルマガのご登録はこちらから】


関連記事