イベント情報

【1/20 Fri】「劇団天狼院〜FUKUOKA〜」決起会、開催決定!春に向けての一大プロジェクト本格始動!あなたも一緒に、新しい舞台を作りませんか?何かを表現したいクリエイターよ、集え!スタッフ、キャスト、動画班大募集!《初心者・一人参加大歓迎》


いつもありがとうございます。
福岡天狼院店長の川代です。

大変だと思います。本当に。
劇団やるのって、本当にきついと思います。
それをはっきりと実感したのは、劇団天狼院にはじめて深く、自分が関わるようになってからでした。

2016年の11月に、私は「劇団天狼院〜咲〜」の旗揚げを行いました。主演、演出、そして集客までも全部自分でやらなければならない状況に、もう頭は完全にパニック状態でした。もちろんそれを一人だけでできるわけもなく、周りにいる色々な人に助けてもらいながらやることになったのですが、それでもやっぱり、ハードでした。想像以上にハードでした。

毎日稽古、稽古、稽古。稽古をしては脚本を変え、脚本を変えてはまたセリフを覚えて、それの繰り返し。ちょっとずつちょっとずつ前進しているのかもしれないけど、本当にあっているのかわからない。そんな不安定な状態で、本番当日までやらねばなりませんでした。原作・脚本を担当してくださった方も、本当にヘトヘト。一時はどうなることかと思いましたが、なんとか当日を迎え、無事に終えられることができました。

私はその劇団天狼院をやるまで、一度も演劇というものに関わったことがなく、なんなら演劇をちゃんと鑑賞したことすらなく、興味も全然ありませんでした。芸能人が出ている舞台などにも行く気が起きませんでした。宝塚などにはまっている友達をいつも不思議に思っていました。
そんな演劇超ど素人、舞台の上にたつのなんて幼稚園以来という私が、演じる側、演出する側、そしてお客様を集める側、三つの立場を一度に経験することになってしまったわけですが。全部体験してみて、本当に、よくわかりました。

演劇が、どれだけ儚く、切ないものであるか。

あれだけ頑張って、あれだけ悩んで、一生懸命集客しても、たった数日間の公演で、終わり。

泣いても笑っても、その数日を終えてしまえば、もう二度と、やることはない。
このメンバーが集まることも、このお客様たちが集まることも、二度とない。

私は演劇が終わったら、きっと安堵感で大泣きしてしまうんだろうなあと思っていたのですが、驚くほど、涙は出ませんでした。
ただ、本当に抜け殻になってしまったような、なんとも言えない空虚な感情で満たされていました。

あー、終わっちゃった。

あっけないな、と思いました。

でも、このあっけないたったの一瞬を、私は今までに味わったことがない、と思いました。
それは、これまでの人生で感じたどの感情とも違っていました。
ふわっとした、何か、不思議な感覚。
でも、何か、小さな何かが、自分の中で変わっているような。
それが何なのかはっきりと言うことはできないのだけれど、それでも、何かが違う。

私は本当に演劇のことを何も知らない素人で、これは個人的な意見にすぎないのですが。
でも、このあっけなくて切ない感じ、すごく、面白いなあ、と思ってしまったのです。この一瞬の面白さや、そのときがあるから、演劇に関わる人たちは、どれだけ大変だろうと頑張れるんだろうな、と思いました。

そして、劇団を終えて、あれほど大変だったにもかかわらず、「あんなきつい思いもう二度としたくない」と思っていたはずだったのに、心のどこかで、「もう一度やりたい」と思っていることに、気がついてしまったのです。

劇団、面白い。
しかも、本屋がやる演劇は、本屋に集まった人たちで、本屋という素材を使ってやる演劇は、めちゃくちゃ面白い。

「本屋だからできることを、やっぱり、やりたいですよね」

私が思っていたのと同じことを、先日の打ち合わせで、劇団天狼院〜FUKUOKA〜の演出をしてくださっている、プロの役者であり、演技の講師などもされている中村雪絵先生が、言っていました。

「本屋でできる演劇っていうのはやっぱり、天狼院でしかできないことだと思うので。ここだけでできる面白いことをやりたいですね」

いやぁ、大変だと思います。本当に。
大変なことになった、と思いました。

私は、演劇をやり、集客をし、きちんと本番を迎えるという一連の作業がすごく大変だということを身を持って知っているのにもかかわらず、それでも、やっぱりもう一度やりたいと、そう思ってしまったのです。そして、中村先生の演出する舞台を、この目で見てみたいと、しかもそれを、天狼院に集まる人みんなと一緒に作り上げたいと、そう思いました。

ということで、みなさま、お待たせいたしました。

「劇団天狼院〜FUKUOKA〜」一大プロジェクト、春公演に向けて、始動でございます。

これまで、「劇団天狼院〜FUKUOKA〜」は、数々の公演をやってきました。

2016年夏公演では、5代目天狼院秘本にもなり、いまや30万部突破のベストセラーとなった「コーヒーが冷めないうちに」を舞台化。11月の秋公演では、天狼院のライティング・ゼミ(ライティング・ゼミについて詳しくはこちら)の記事をもとにそれを中村先生が脚本に起こして演出。

初心者がほとんどであるにも関わらず、劇団天狼院〜FUKUOKA〜の、夏公演も秋公演も、全日程満席となりました。

そしてこの春のプロジェクトが、いよいよ、動き出します。

「本屋だからできる演劇をやろう」

今、中村先生を中心とした私たち劇団天狼院のチームは、今までには挑戦したことのない、「新しい演劇の形」を作り上げようとしています。

本屋じゃないと、できないこと。
本屋でやる演劇だからこそ、試せること。面白いこと。

そういう新しい可能性を、今回のプロジェクトで、探っていければと思っています。

なので、このプロジェクトでは、参加者の方々と一緒に、一から作り上げていきたいと思っています。

今回の決起会で、さまざまな案について、みんなで話し合えればと思います。
もちろん、劇団初心者の方でも構いません。
初心者だからこそ生まれてくるアイデアがあると思います。

役者になりたい。
脚本を書くことに興味がある。
とにかく演劇が好き。
演劇を動画にしたい。
本屋でやる演劇に興味がある。
演出の勉強をしてみたい。
クリエイティブな活動に参加してみたい。
なんとなく、新しいことをやってみたい。

理由は、なんでも構いません。

まあ、とにかく、面白くなることは、間違いないので笑、何かを表現したいとか、新しいことに挑戦してみたいとか、そういう熱い思いがある人は、この機会、逃さないで欲しいと思います。

いよいよ始動する、劇団天狼院〜FUKUOKA〜の、新しいプロジェクト。

この決起会で、今までになかった化学反応が起こることを願って。
クリエイターのみなさまのご参加、お待ちしております。

【概要】
日時:2017年1月20日(金)
受付開始 19:00
イベント開始 19:30
イベント終了 21:30
定員:15名
参加費:一般/1,500円+1オーダー(もしくは、1オーダーの代わりにアルコール込みフリードリンク1500円もご用意しております)
CLASS天狼院プラチナクラス会員の方は参加費半額でご参加いただけます。
*CLASS天狼院プラチナクラスについて→ 【破格の割引サービス】「CLASS天狼院」誕生〜最上ランク「プラチナクラス」は全店合計100名様限定〜《詳細・決済ページ》
*簡単にですが、軽食(スナックなど)もご用意しています。
*差し入れも大歓迎です!
*フリードリンクは、ビール、ウィスキー、カシスオレンジなどカクテル系、ウーロン茶、オレンジジュース、コーラ、ジンジャエールなどをご用意しております。
*人があまりに多すぎる場合、フリードリンクはセルフで行っていただくなどご協力お願いいたします。
*Peatixおよび店頭での事前決済制となります。当日、お席が空いている場合は店頭でもご参加いただけます。
場所:天狼院書店「福岡天狼院」

【申し込みページ】

【注意事項】

・参加者への他のイベント、セミナー、グループ、店、企業、その他への勧誘は固く禁じます。また、勧誘を見かけた場合はスタッフまでご一報ください。
・本イベントの内容の著作権は、天狼院書店に帰属します。本イベントの内容を他で利用することを、あらゆる面で、固く禁じます。

天狼院書店「福岡天狼院」2015.9.26OPEN

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