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イベント情報

【開催延期いたしました/4/22(土) 福岡・演劇ラボ】ついに開催!あなたの大好きな舞台について、思う存分語っちゃってください!お芝居、ミュージカルなどのジャンルを超えて、その魅力を共有しませんか?《初心者・一人参加大歓迎》


いつも天狼院書店をご利用いただき、ありがとうございます。

このイベントは、最低催行人数に満たなかったため、延期となりました。
ご迷惑をおかけしまして、申し訳御座いません。

演劇ラボはまた5月に開催予定でございます。
詳細・スケジュールは、店頭、ホームページなどで告知させていただきます。

どうぞ、よろしくお願い致します。

***

「いやあ、完全にやられた。マジで面白かった!」
僕は興奮気味にそう言ったのです。
まさか自分がこんな言葉をもらすなんて、2時間前には想像できませんでした。
しかし、このキャナルシティ劇場の中で、演劇に対する考え方が大きく変わってしまったことを、僕は受け入れざるを得ませんでした。

 

舞台というものから少し足が遠のいていた僕が友人から誘われた公演は「舞台版ドラえもん」でした。漫画やアニメを演劇化する、いわゆる「2.5次元舞台」が最近増えているのは知っています。ですが僕は、正直なところこの2.5次元舞台について、拒絶反応にも似た感情を抱いていました。
「舞台版ドラえもん」だって、自分から観にいくなんてことはおそらく、いや絶対になかったでしょう。友人から「チケットがあるから」と誘われなかったら、きっとその公演の存在すら知らなかったかもしれません。脚本・演出に「鴻上尚史」の名前を見つけることもできなかったはずです。僕は、演劇を志すものなら知らぬ者のいないその名前に一縷の望みを託し、久しぶりにキャナルシティ劇場に向かいました。

 

劇団四季の公演にもよく使われるこの舞台は、憧れの場所の一つでもあります。この舞台に立ちたい。着席した僕は、ここでのびのびと演じる自分の姿を思い浮かべながら目を閉じました。
しかし、今から観ようとしているのは「舞台版ドラえもん」です。子供の頃からずっとテレビで見てきた、あの「ドラえもん」なのです。
本当に面白いんだろうか? ひみつ道具はどうやって表現するんだろう? やっぱり、アニメを舞台におこすなんて、無理があるんじゃないだろうか……
もしかしたらそれは「原作の世界観を裏切らないでほしい」という期待感だったのかもしれません。まさかそれがこんなにも、いい意味で裏切られることになるなんて思ってもみませんでした。

 

ドラえもんの世界には、現実では起こり得ないことがたくさんあります。「タケコプター」や「どこでもドア」などのひみつ道具は、子どもの頃の夢でした。テレビアニメの中で、その夢はスネ夫に空を飛ばせ、のび太をしずかちゃんの家のお風呂に瞬間移動させたりするのですが、あくまでもそれは夢でしかありません。非現実をテレビという枠の中で見ているだけでした。
しかし、いま僕は、その夢の目撃者となったのです。
目の前で起こっていることは、まさしく現実です。いや、非現実が目の前で起こっているのでしょうか。正直なところ、もうどっちでもよくなっていました。ただ、「起こり得ないことを体感している」という興奮に支配されてしまっていたのです。
それは「夢が現実になった」瞬間でした。まるで魔法が使われているんじゃないかと錯覚させられる2.5次元舞台の魅力に、僕は取り憑かれてしまいました。
気がつけば「あそこのスネ夫やばかったよね!」「タケコプターで飛ぶシーンとか超絶面白すぎ!」なんて大騒ぎし、誘ってくれた友人も僕の変わりようにちょっと引いていたかもしれません。

 

食わず嫌いをしていた自分が、なんだか情けなくなりました。
「アニメを舞台化しても面白いはずがない」とか、「演劇ってこうあるべき」みたいな考えが頭の中にあったのは事実です。でもそんなのを消し去れるほどの面白い舞台を目の当たりにして、舞台の見方なんて人それぞれでいいんじゃないか? と思えるようになりました。
そうです、「キャバレー」を観に行ったときなんて、ただ長澤まさみのセクシーな姿を見たかっただけだったのですから。
生なんですよ! あの長澤まさみが、スーパーセクシーな姿で目の前にいるんです。
これはテレビや映画では味わうことができない興奮です。あの日、僕は確かに長澤まさみと同じ空気を吸っていたのです!
周りの友人に伝えようにも、そもそも舞台を観に行くと行った時点で「なんで舞台?」となってしまう。ああ、もっと純粋に、気軽に舞台のことについて語り合える仲間がいたらいいのに、と常々思っていました。劇団に所属している僕ですらそう思うのですから、演じることよりも観ることが好きな方だったら尚更かもしれません。

 

そんな折、「舞台版ドラえもん」の素晴らしさについて天狼院で話したところ、「それいいね! 演劇ラボ、やろうよ!」という言葉をいただきました。
「ラボ」というのは、それを好きな人たちが集まり、好きなものについて熱く語っていただく場所です。時には感情が入りすぎて泣いてしまったり、次に観に行きたい作品について盛り上がったり、友人や家族とは共有できない自分の「好き」について自由になれる場所なのです。
これまで「漫画ラボ」や「映画ラボ」は開催されていたのに、どうして「演劇ラボ」がなかったのでしょうか。演劇こそ、こんな風に熱く語れる仲間と場所が必要だと思うんです。
演劇好きの皆さん、もう我慢しなくて大丈夫です。
思う存分語れる場所、天狼院に作りました。
僕のように2.5次元舞台でも、劇団四季でも宝塚でも、劇団☆新感線や大人計画やキャラメルボックスでも構いません。ジャニーズの舞台や有名女優が看板となっている舞台でも、なんでも大丈夫です。
あなたが大好きな舞台について、熱く語ってくれませんか?
もしかしたら僕がそうであったように、あなたを損させているかもしれない「食わず嫌い」を治す出会いがあるかもしれません。

 

***

 

初めまして、西山明宏です。
昨年秋の「劇団天狼院〜咲〜」の公演に関わって以降、福岡天狼院に充満する「好き」というエネルギーに取り憑かれています。それは作品を生み出すことが「好き」であったり、それを見る・読むことが「好き」であったり、それについて人と語ることが「好き」であったり形は様々ですが、他のどこでも味わうことのできないものであることは確かです。
今回、福岡天狼院という場所で演劇ラボを開催することになり、おそらく誰よりも楽しみにしているのは僕でしょう。
でも、わかるんです。イベントが終わる頃には、天狼院のスタッフの皆さんも舞台を観に行きたくてうずうずしている姿が、僕には明確にイメージできるんです。
あなたの「好き」をどうぞここでぶつけてください!
皆さまのお越しをお待ちしています。

 

 

■イベント概要:
日時:4月22日(土)
16:45 受付開始
17:00 演劇ラボ開始
19:30 終了
定員:20名
参加費:1000円+1オーダー(ドリンクでもフードでも可。アルコールもご用意しています)
*CLASS天狼院「プラチナクラス」にご加入の方は「半額」で参加できます(*別途1オーダー)
*「天狼院のスタッフ」も参加いたします。

【ご参加方法】
お電話、メール、またはピーテックスイベントページからご予約ください。
・福岡天狼院:092-518-7435
・メール:下記「お問い合わせフォーム」からお申し込みください(件名に【4/22演劇ラボ・福岡】と記載して頂けると大変助かります)。

 

*以下の注意事項をよくお読みになり、承諾いただける方のみ決済にお進みください。

 

■注意事項:
・参加者への他のイベント、セミナー、グループ、店、企業、その他への勧誘は固く禁じます。また、勧誘を見かけた場合はスタッフまでご一報ください。
・本イベントの内容の著作権は、天狼院書店に帰属します。本イベントの内容を他で利用することを、あらゆる面で、固く禁じます。
場所:福岡天狼院(福岡天神)

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021
福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

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