イベント情報

夜の撮影は、失敗するから美しく撮れるのだと知った。≪特派員みさきのイベントレポート~京都フォト部編~≫


イルミネーションに紅葉ライトアップ、夜景、星空などなど、夜に撮影する機会が増える季節になってきました。

美しい景色や想い出は、やっぱり写真に残したいですもんね。

でも、夜の撮影はめちゃくちゃムズカシイ。

カメラ撮影に必要な光量は圧倒的に足りないし、ピントも合わせにくいし、被写体と背景のバランスも取りにくい。

せっかくモデルを入れて夜景を撮ったのに、家に帰って見返すと残念な仕上がりになっていたなんて経験、みなさんあると思います。

 

“READING LIFE”(=本の先の体験)を提供する書店、天狼院書店・京都天狼院は、様々な部活を行っております。そして、数ある部活の中でも、絶大な人気を誇る部活がフォト部です。

京都天狼院が行っているフォト部では、プロカメラマンの中尾歓都巳先生をお呼びして、写真の撮り方を直接ご指導いただいております。

 

10月25日19:30より、京都天狼院にてフォト部が開催されました!

今回のテーマは、「夜の光を写し出す」(詳細ページはこちら

フォト部は全2時間強の講義で、前半の講義と後半の実技に分かれており、今回の実技は鴨川でストロボを使った撮影に挑戦します

 

これこれ! このテーマ、待っていました!

早速、フォト部で教えていただいたカメラマン直伝のテクニック、暴いていきましょう!

 

ピントは外すものだっ!


フォト部前半の講義が始まりました。

イベントのはじめに、ご参加方々に「夜撮影で困っていること、気になること」を挙げてもらいました。

すると、「ピントが合わないんです」「やっぱりピント合わせですかねえ」と、どうやら皆さん「ピントの合わせ方」に困っているご様子。

 

 

中尾先生も「ピント合わせが最もナーバスだ」そうです。

そして、参加者に中尾先生は、ずばり言い切ります。

「ピントは外すものだっ!」

 

というのも、夜間撮影のピント合わせは、プロでも非常に難しく、外してしまうのが当たり前とのこと。

どのようにリスクヘッジするか、立ち止まって確認できるか、が写真の出来につながっているそうです。

 

なるほど。なかなかピントが合わないと思っていたのは、カメラのせいもあったのね……。

じゃあ、プロはどうやってピント合わせをしているのでしょうか?

 

・マニュアルで合わせろ

便利なんですよ、本当に楽ちんなんですよ、オートフォーカス。

だからついつい頼りがちなんですが、夜の撮影においては信用してはいけないそうです。

ピピッという音が鳴っても、決してピントは合っていないとか。なんと怖いお話……。

 

マニュアルで合わせる」、それが夜間撮影の鉄則だそうです。

オートフォーカスがダメな理由、それは、夜間撮影は光量を取り込もうと絞りが開放ぎみになるからです。

先生曰く、ファインダーでのピント合わせはF4以下では出来ないと思っておいたほうが良く、たとえファインダーでピントが合っていると思ってもそれは疑ったほうが良いそうです。

だから、ピント合わせはライブビューを使用するとのこと!

大きな画面で確認しながら、丁寧にピントを合わせます。

 

とは言いつつも、レンズによっては開放/AFで撮れるものもあるそうですし、アシスタントがモデルにライトを照らしてAFで撮る方法もあるそうです。

わたし、今までオートフォーカスでじゃんじゃん撮っていましたよ、ハハハ。
これだけで一歩前進した気がします!

 

・一枚一枚確認しろ

質を数でカバーしようと、バシャバシャと深く考えずに撮影をしている私。

夜間撮影は、それでは思い通りの写真は撮れないそうです。

 

大事なのは、「一枚一枚確認すること

撮った写真をその都度、「拡大して、見返して、修正して、撮る」の作業をきちんと行うことで、思い通りの写真が撮れるようになると、先生は仰います。

 

モデルがいる場合は、モデルがほんの少し動いただけでピントがずれてしまうので、一回一回合わせることが基本だそうです。

撮影時に気にすることが多い夜の撮影だからこそ、撮ったあとにきちんと立ち止まって整理する時間が必要なのですね!

 

ピントひとつとっても、注意することがたくさんっ!

講義ではピント合わせだけではなく、光の当て方や露出について、背景の選び方など、さまざまなテクニックを教えていただきました!(気になる方は次回イベントに参加してみてください~)

カメラ雑誌やカメラ本でも、似たような説明がなされているときがありますが、実感が全く違いますね。直接教わることで、善し悪しがはっきりと理解でき、カメラを手に取ったときに何に注意しなければいけないのかが分かりました。

それに、気軽に先生に質問できるので、その場で浮かんだ疑問を解消できるのもありがたいです!

 

本格機材を使って、いざ夜の鴨川へ


前半の講義が終わったら、夜の鴨川へ向かいます。

先生が普段使用していらっしゃるストロボと三脚を用いて、撮影会です。

プロ仕様のストロボを使っての撮影だなんて、なんという贅沢!

モデルに光を当てる角度を変えるだけで、雰囲気がぐっと変わります。

 

 

どんどん撮ろう! と思った矢先。

先ほど講義で教わったことでも、いざカメラを目の前にすると、どのように設定したらよいのかたじろぐ参加者の方々。それくらい夜の撮影って難しいんですよね。

 

でも、大丈夫!

露光値の決め方やピント合わせの順序などを、中尾先生にマンツーマンで教えてもらいます。

紋切り型の撮影方法ではなくて、きちんと個性を活かした指導ですよ。

 

ここで、参加者の作品を一部ご紹介します。

 

F.M.さまの作品

M.K.さまの作品

T.S.さまの作品

Y.S.さまの作品

 

はあー、どれも素敵な写真です。

そして同じシチュエーションなのに、作品のイメージは全く違って、カメラって奥が深いなあ、と思います。

 

フォト部の最後は、今日撮った写真のなかで一番良かったものを参加者同士で発表し合います。

ひゃーっ、最後まで天狼院フォト部は贅沢ですねっ!

だって、自分が撮ったばかりの写真について、中尾先生が、

「モデルの表情が良いですね。あと、構図がこうだったらもう少し良かったかも」

「うんうん、ピントもばっちり合っていますね。次は、ストーリーを考えると面白いですよ」

「背景の光がとっても綺麗に捉えられていますね。でも、惜しかった。首切り線(モデルの首に入る横線)が入っちゃってます」

などなど、コメントしてくれるんですよ~。

 

次の開催は……?


参加者の皆さんの習得したことと課題が見つかったことで、今回のフォト部は終了!

今回のフォト部も実り多きものになりました。

 

そして、来月もフォト部を開催しますよ!

日時や詳細は近日公開予定です。

カメラ初心者も、本気で取り組みたい方も、きっと満足いく内容かと思います。

皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

 

記事:飛田弥咲(京都天狼院スタッフ)

 

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