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私、こう見えて運動神経学年NO.1だったんです。「6月は怖い夢を見る」《スタッフ山中の「結果を残すための努力論」》


こんにちは。スタッフ山中です。

6月も終わりに近づき、気温も暑くなってきました。夏がだんだんと近づいて来てウキウキする反面、

この季節になると私はきまってある 怖い夢 をみます。

 

それは、少し汗ばむ夜に見る夢で、目が覚め、今見ていた世界が現実ではないと認識する度に「よかったぁ」と胸を撫で下ろしてしまうのです。

 

夢の世界はとある夏の暑い日。雲ひとつない晴天に、じりじりと照りつける太陽、

その光を浴びて青々と背を伸ばす芝生、光を反射してキラキラ光る小さな小川。

 

そしてそこに倒れ込んでいる 私。

 

息を切らして、動かない足を立てようとして、必死にもがいている 私 がいるのです。

 

「立て。前に進め。」

 

この声を自分に言い聞かせながら、スパイクのひもを結び直して、全力で走る。

辛くても苦しくても。いつ終わるのかわからなくても。全力で走る。

 

そんな 怖い夢 なのです。

しかし、これは私にとって 中高時代の夏合宿の記憶 でもあります。

 

 

大学から知り合った友人には

「吹奏楽部でしょ!」とか

「基本運動できなそう!」とか言われている私ですが、

 

中学高校はバリバリの運動部。毎日毎日走りに走る 陸上競技部 でした。

しかも一貫校だったので、中学一年の春から高校3年の夏までみっちり5年半。

スポーツテストで学年一番とっちゃうほどのスポーツ少女だったのです。(嘘じゃないです。笑)

 

 

種目は400メートルと走り高飛びで、太陽の下で、真っ黒になりながら練習していました。

しかも、私の学校の陸上競技部は結構な強豪校。その分練習も厳しいものでした。

 

例をあげれば 二重跳び1000回とか、100メートル100本ダッシュとか。

 

そんな厳しい練習の日々はその記憶は今でも鮮明に覚えていて、それで今でも夢に見てしまうのです。

 

目が覚めて、自分がいるのが太陽の照りつけるのグランドでなく、自分のふとんの上であるとわかったときの安堵感と言ったらもう。

 

 

よくあんなに苦しい練習を毎日のようにしていたなー

頑張っていたなー自分。としみじみしてしまいます。

 

練習が厳しかった分やめていく部員も多く、同学年の部員数も年々少なくなっていく最初6人いた同学年の仲間も5年半の間に3人にまで減っていました。

それも私の中の良かった子たちがみーんないなくなってしまったのです。

 

ふりかえってみるとと体力的にも、精神的にも辛かった思い出が多いです。

それでも、5年半も続けることができたのは、はっきり言って 意地 でした。

続けることが大切だ。続けることに意味があるのだ。と。

 

実際、人生の中のかけがえの無い経験となりましたし、自分の中でこの練習をのりきったことは大きな自信となりました。

合宿をはじめとした練習の日々は怖い記憶でもありますが、それ以上に、一緒に頑張った仲間、あきらめない根性、学び(人間ってそんな簡単には死なないんだなとか笑)経験を通して得たものが多くあったのです。

 

 

しかし、今振り返ってみると、大きな大きな 後悔 がひとつだけあります。

 

それは、あたえられた練習をただやってしまった ということ。

この練習をすることで、自分がどう成長するのかと考えるプロセス を怠ってしまったのです。

 

つらい練習をしていくうちに、成長して大会で良い成績を残そう!ということ以上に

現状をいかにのりきるか。どう部活を続けるか。

 

”続けること”

 

気づけばこれが私の目標となっていました。

 

「何のために自分は苦しい思いをして走っているのか。」

 

こう聞かれれば、当時の私は「全国大会に出るためです」と当たり前のように答えていたと思います。

そう答えるのは正解です。うそはついていません。

 

でも私は実際、全国大会にでることはできませんでした。

 

 

なぜ、なぜ。こんなに頑張っているのにどうして結果がでないのだろう。と当時思い悩んでいましたし、周りも頑張りに対して結果のでない私を心配してくれていました。

 

でも今思うと、それは当たり前の結果だったように思います。

だって、

自分が何のために努力をしているのか、本当の意味では理解できていなかったのだから。

確かに努力はしていました。実際に大会で良い成績を残している人と同等か、それ以上の練習をしていたように思います。しかし、それは練習をただこなしていたに過ぎません。

 

その努力が自分のどの部分を成長させて、それがどう走りにつながるのか。

最終目標を達成するために、今している努力がどう生きてくるのか。

 

逆算して、今自分には何が必要かを考えて、主体性をもって行動していく

 

このプロセスが全くできていませんでした。

目標ばかりをかかげて、自分で考えることを怠っていたのです。

 

意識するかしないかで運動の効果が格段にあがってくるという話はよく聞きますが、本当にそうだと思います。

腹筋ひとつにしたって、ただ回数をこなすのではなく、

何回やることで、これだけ鍛えられて、鍛えられることによって走るフォームのここに生かされるのだ意識することで効果はさらにあがるようにおもいます。

 

当時の私は遠くの大きな目標ばかり見て、目の前の行動の真意を考えていなかったのです。

練習している事実にばかり目をむけて、その真意を考えていませんでした。

 

もし、

このプロセスをしっかり意識することができていたなら、より具体的に目標に到達するビジョンが見えただろうし、

もしかしたら同じ練習をしていたとしても、よい成績を残せていたかなと、今になって思うのです。

なにより、もっと自分の成長を楽しめただろうなと思うのです。

 

これはスポーツだけでなく、人生のほとんどのことに当てはまるのではないでしょうか。

 

普段生きていて、実現したいことがあっても、なかなかうまく行かないことが多くあります。

でも、それは最終目標を見つめすぎて、足下がみえていないからかもしれません。

 

目標を持つこと、それを実現するために努力することは必要です。

 

でもその中でも大切なことは、

 

それを達成するために逆算すること。

その上で自分のやっていることに主体性を持つこと。

 

ではないでしょうか。主体性をもつなんて当たり前じゃないか!と思いますが、

実際、なんとなくー 与えられた仕事をこなしたり、周りと同じ行動していたり。

自分で考えることを忘れて行動している、、、

 

ふと気がつくと 自分ってなにがしたいんだっけ? となっている。

 

実際そのほうが楽だし、辛いこともない。

でも確実に言えることは それは楽しくない。ということです。

 

意識するだけで結果は大きくかわる。

 

目標に対してがむしゃらにやることも大切。

でもただがむしゃらにやるよりも、ちょっと意識をかえて、今をみつめて、未来につながっていることを意識する。

そうすると、やる気が出てくるし、なにより自分の成長を楽しめるように思います。

 

 

 

そんな私の今の目標は「自分らしさを見つけること」

漠然とはしていますが、それには人とは色んな経験をすること。色んな人の価値観を吸収すること、人とは違った経験をすることが必要かなと考えています。

 

そんななかでで天狼院で過ごす日々は何にも代え難い経験となっていて、

部活などイベントを運営したり。来店されるお客様と話したり。著者や編集者の方等のお話を聞いたり。素敵な本にであったり。と、普通に学生生活をしていては到底できないような経験ができていて、この経験が自分の世界を広げて、一日一日成長していっていると実感してます。

 

 

なにより楽しい!!

いけば必ずなにか得るものがある。私にとって天狼院はそんな場所です。

 

 

そんなわけで、6月25日にある THE READ というイベントは特に楽しみにしています。

一冊の本を、参加者全員で読み込んでいく。

この文を自分はどう解釈したか。他の人がどう感じたのか。多くの価値観が飛び交う、新たな考え方が生まれる。そんな場になるのだろうと、今からわくわくしています。

【6/25遂に解禁!】次世代型知的体験「THE READ」最も古く、そして最も新しい「本」の体験がここにあります。「王のための読書法」を新しいかたちに完全リバイバル!記念すべき第1回目のタイトル作品は絶対名著『1坪の奇跡』で参ります。

 

ゆるい!マイペース!とよく言われる山中ですが、運動神経は意外にいいんだぞと覚えていただければ幸いです。笑

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TEL:03-6914-3618

 

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2014-06-20 | Posted in イベント情報, チーム天狼院, 記事

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