fbpx
『世界で一番美しい死体』

【映画の中でもっともゴージャス・セクシーなシーン】撮影日決定! ※参加者募集!


—————————————————————————-
23.3 天狼院書店・外(夜)※回想
—————————————————————————-

鉄の扉には貼り紙がされている。

『本日、裏フォト部の活動で貸し切りです』

佐伯(声)「天狼院書店は全国から客が来る。それなので、貸し切りすることは基本的にはない。けれども、裏フォト部と名づけられた部活をするときだけは営業時間内でも扉が閉ざされる」

扉が開けられ、ガラス戸が現れる。

ガラス戸の中ではフラッシュが焚かれている多くの女性たちがいる。

佐伯(声)「女性たちの、女性たちによる、女性のための部活動。それが裏フォト部だ。男はそこではほとんど無機質な機械として扱われる」(フラッシュ)

—————————————————————————-
23.4 天狼院書店・店内(夜)※回想
—————————————————————————-

店内では女性たちがおのおのポーズを決めている。
顔のないパーツのポーズに寄る。

唇、脚、胸、うなじ、背中、手、目、など様々なパーツがクロースアップされる。
女性が女性を撮り、女性が女性に指示を出し、その場で着替えをして、様々な衣装を試している。
様々な衣装が並べられ、靴が散乱している。
酒井麻由佳(26)、電子ピアノで曲を弾いている。

カメラマンの綿樌、女性たちに呼ばれ、女性たちの要望通りに写真を撮っている。
女性が、女性の手首をネクタイで縛り、目隠しをする。
はしゃいでいる女性の笑い声、セクシーの声、やばいよねの声。
本気モードに入っている組もある。

そこに立ち尽くす、佐伯。

佐伯(声)「正直、何が起きているのか、わからなかった。そこには限りなく悦楽に近い、女性たちの自由があった。そうそこは何かを解放する場所だったのかもしれない」

立ち尽くす佐伯に、後ろから、ひとつの手が忍び寄る。石神悠紀である。
いたずらっぽい、艶っぽい笑顔を残し、石神は女性たちに呼びかける。

石神「ねえ、オブジェとして、男性の裸があると面白いと思いません?」

女性「それ、いい!」と、それぞれ、盛り上がる。

佐伯「ちょっと、ちょっと待って下さい……」

と、抵抗する間もなく、上半身を裸にされる。
女性たちは、それをオブジェとして、写真を撮っていく。

ゴージャスでセクシーなシーンが現出される。(フラッシュ)

—————————————————————————-
23.5 甲州屋・店内(夜)
—————————————————————————-

ひかる「脱がせ屋っていうか、脱がされ屋?」

と、本気で可笑しそうに笑っている。
佐伯、憮然とした表情で、ひかるを見ている。

佐伯の冷たい視線に気づき、ひかる、慌てて咳払いをし、平静を装う。

ひかる「でも、私にはわかりません。その、脱ぎたい女性の気持ちって、まったく」

佐伯「僕も、なんだよ。さっぱりわからないんだ。ただ、それを解き明かすためのヒントがあった」

ひかる「ヒント? それって、さっきの……」

そう、と佐伯は頷く。

佐伯「2629(34)だよ」(オーバーラップ)

—————————————————————————-
23.6 天狼院書店・店内(夜)
—————————————————————————-

撮影は佳境に入っている。
みんな乗ってきていて、露出も激しくなっている。
いつしか、綿樌も上半身を裸にされて、写真を撮っている。
佐伯、疲れ果てて、ベンチソファーに座り、体にルージュで書かれた文字をテイッシュで拭っている。
その隣に石神が座る。ペットボトルの水を手渡す。

石神「おつかれ」

佐伯、それを受け取る。

石神「まさか、ここまでなるとは思わなかったよね」

と、店の中を見渡しながら言う。佐伯、水を飲み、無言で頷く。

石神「やっぱりさ、2629(34)の理論、あながち嘘じゃないんだと思う。だって、事実が理論の正しさを物語っているでしょ?」

佐伯、不可解そうに、石神を見つめている。石神、その視線に気づく。

佐伯「2629……? それって何ですか?」

石神、しまったというような顔をする。

石神「そっか、知らなかったのか」

佐伯「事実が理論の正しさを物語っているって? ここで起きていることと、それは関係があるんですか?」

石神「ごめん、言えないんだよね」

と、困ったように。

他の女性たちと視線を合わせようとするが、女性たちは視線を逸らす。
徐々に、女性たちが帰っていく。
そして、佐伯だけがひとり、残される。(フラッシュ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というシーンを撮る日が 3月11日の深夜に決まりました!

そう、前々からお伝えしておりました、ゴージャスセクシーなシーンです。

できれば女性の方で、これに参加して頂ける方を募集しております。
衣装が必要ですので、女性陣の方は様々な衣装をお持ち頂ければと思います。

また、画的に多数のカメラが必要ですので、一眼カメラ、お貸し頂ける方も募集しております。

映画『世界で一番美しい死体〜天狼院殺人事件〜』でも、最も印象的なシーンのひとつになるかと思います。

現在、6名様のご応募頂いております。
皆様の参加をお待ちしております!

【概要】
日時:3月11日 22:00〜3月12日朝方
場所:天狼院書店「東京天狼院」

※セクシーな衣装をご持参頂けますと助かります。セクシーの定義はお任せします。

※謝礼などお支払いできない代わりに、クレジットにお名前を記させて頂きまます。
天狼院書店より些少ながら、プレゼントを用意しております。どうぞよろしくお願いします。

【映画の詳細・前売券はこちらから】
『世界で一番美しい死体〜天狼院殺人事件〜』特設サイト


関連記事