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メディアグランプリ

陛下の笑顔とその根底にあるもの


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:神保あゆ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「おじいちゃん、かわいいー。ほっぺたが赤いのがかわいいー」
失礼を承知で書くが、これは我が娘が、上皇陛下を見て発する言葉である。
 
当時、まだ天皇陛下でいらっしゃったとき、テレビに映る陛下は、にこやかに手を振ってらした。
高校生の娘二人は、いつも陛下を見て
「かわいい」
と言っていた。
馬鹿にするのではなく、心底思っているようだ。
「ほっぺたがかわいい」
のだそうだ。
 
そんなイマドキの女子高生。
何を見ても「かわいい」を連発する女子高生。
そんな彼女たちの意識が「ガラッ」と変わった日。
 
令和元年11月26日。
 
高1の末娘からLINEでメッセージがきた。
 
「今、天皇陛下と雅子様に会った!」
 
何ということか!
 
神社仏閣の多い奈良県に住む私たち一家。
天皇陛下が即位礼と大嘗祭を無事終えたことを報告するために参拝されたのが神武天皇山稜。
その近所の高校に通う末娘が、帰宅途中に最寄り駅に行くと、すごい数の人が駅に溢れていたらしい。
そんな中、ホームへ行くと天皇陛下と雅子妃殿下がちょうどいらっしゃっとというから驚きである。
 
そんな偶然がある?
そんな偶然があるのが、奈良県だ。
 
イマドキの女子高生でも、感じるところがあったようで、
「なんか、オーラがすごかった」
語彙力がないので、このような表現だが、興奮冷めやらぬ状況がしばらく続いた。
 
思い返せば、私が「天皇家」を意識した最初の出来事は、昭和天皇が崩御された時である。
日本中が喪に服し、自宅では祖母が泣いていた。
戦争を体験した祖母の世代では、皇室ははいつも心の中の特別な位置にあったのだと思う。
当時中学生だった私は、居間でテレビを観ながら、時代が変わるんだなあと、その過渡期にいるんだなあと、そんなことを考えていた。
 
結婚して、奈良に住むようになり、神社仏閣が身近になった。
子育て真っ只中だった頃は、神社もお寺も興味が向かなかったのだが、ちょっと時間的に一息ついた2~3年前から、急に神社仏閣が恋しくなってきた。
せっかく奈良に住んでいるのだから、歴史を感じたいと思い始めたのだ。
 
いろいろな神社仏閣にお参りに行き始めると、その背景を知りたくなる。
そして、やはり「古事記」を読んでみたくなり、ややこしい名前の神様と格闘しながら読み進めていた。
 
DNAには逆らえない。
私の中の「日本人の精神性」が自然と湧き上がってくる。
皇室、天皇家のことが気になり始めたのだ。
ワイドショーのようにゴシップ記事として気になるのではなく、もっと神聖な気持ちで気になるのだ(と、私自身は思っている)。
 
毎年行われる「新嘗祭」とか、一世一代の「大嘗祭」とか。
その意味も知らなければ、知ろうともしてこなかった、今までは。
 
知れば知るほどに、天皇家の偉大さ、象徴としてこの国を支えてくださっていること。
その重圧と責任感。
日本人で良かった、誇らしいと思うのであった。
 
そんなことを考えていた時期に、娘が天皇陛下を「偶然にも」お見かけすることになったのだ。
娘は偶然お見かけした陛下。
私はなんとしてもお会いしたいと思い、翌日の11月27日。
陛下をお見送りするために、橿原神宮駅へ行った。
陛下が到着される予定の2時間前であったが、もう人で溢れかえる駅。
歩いてらっしゃるお姿を拝見するのは諦めて、参道をお車で通過されるのを国旗を振って見ることにした。
 
目の前をお車で通過していかれる天皇陛下と雅子妃殿下。
車の窓から笑顔で手を振っていらした。
 
なんと神々しいお姿なのか。
 
あんなにも柔らかで、高貴で、優しさ溢れて、慈悲深く、人としての完成形のような人に、私は今までの人生で会ったことがない。
 
娘が「オーラがすごかった」」と言った理由もわかる気がしてきた。
 
お見かけした瞬間から、涙が溢れてきた。
心がほわ~っと温かくなるのだ。
 
陛下の存在が、日本人のよりどころ、精神的支柱になっているのだなと、改めて感じた。
 
日頃キャッキャと言って高校生活を満喫している娘たちでさえ、実際に陛下をお見かけしてから、言葉では言い表せないような「癒やし」を感じたようである。
 
もし、機会があるなら、あなたも陛下にお会いしてほしい。
絶対の安心感を得られる。
 
そして、陛下の笑顔の根底には、この日本を守るための揺るぎのない気迫のある捨て身の覚悟を感じるのである。
 
ひたすらに柔らかでお優しい笑顔である。
国のため、国民のため、全てを投げ捨ててもかまわないという、鬼気迫るものも同時に感じるのは私だけではないだろう。
 
ますます、尊敬の念と、大好きな気持ちが湧いてくる。
陛下は日本のお父さんのような存在に思えた。
 
昭和が終わったあの日、祖母が泣いていた理由が、少しわかった気がする。
 
 
 
 
***
 
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2020-01-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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