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メディアグランプリ

描こう! −グラレコ&グラファシから学ぶ「視覚化」の意味


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:いとうたぬき(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「グラフィックレコーディング」(通称:グラレコ)や「グラフィックファシリテーション」(通称:グラファシ)が流行っている。筆者もハマった。今年の新語・流行語大賞は「ONE TEAM」だったが、筆者にとっては大賞級のヒットだった。通った講座は5回、購入した関連書籍も10冊ほどになった。
 
グラレコやグラファシは、対話や議論をライブで視覚化していく作業をいう。グラレコとグラファシの境界は曖昧だが、「記録(レコーディング)」に重きを置いて進行とは別の人間が担うことが多いグラレコに対し、グラファシは「ファシリテーション(議論の促進)」に重きを置くために、ファシリテーター自らがペンを取ることが多い。特にグラレコは市民権を得つつあり、プロが大きな模造紙やボードにリアルタイムで鮮やかに文字やイラストを描いていくのを見た経験を有する読者も多いだろう。
 
グラレコやグラファシの良さは何か。アーティストのライブペインティングを観て迫力や興奮を味わえることか。否、違う。
視覚化により多様な参加者の考えの共有が進み、対話や議論を活性化させられることだ。そして、その場にいなかった人が後から見ても議論の経過や概要を容易に知れることだ。
 
五感のうち、視覚器官から得る割合は8割を超えるというし(出典:産業教育機器システム便覧)、絵は、より短時間で直感的に理解できるから、イラストを使ったグラレコやグラファシが歓迎される。念のため断っておくが、グラレコもグラファシも、イラストだけで構成されるわけではない。レコーダーやファシリテーターにもよるが、対話や議論を視覚化する上で文字は欠かせず、挿絵のようにイラストを描くだけのこともある。
 
筆者は、リアルタイムで議論を記録するグラレコを学ぶうち、視覚化はただの「見せ物」ではないことを知った。絵心も、リアルタイムであることも、複数の参加者も必須の条件ではないのだ。ずばり、ど素人も独りで十分有効に活用できる。自分の考えや思いを視覚化するのだ。そう、視覚化はプロのものではない。独りでも、シェアするときにも利用可能な万人のためのものだ。視覚化するメリットには、次のようなものがあるとされる。
λ 思考や情報を整理できる
λ 異なる視点が開ける
λ 新しいアイデアが湧いてくる
λ 参加者がオープンになり、個人攻撃もなくなる
λ 単純に「楽しい」(親しみを覚える)
 
現代は、変化のスピードが早くて予想が難しく、「不安定である」ということだけが確実と言われている。こんな時代にしなやかに対応するには、創造性や効率性を高めなければならない。視覚化は、その有効な手段であり、この時代に生きる私たちにとって必要なスキルである。
 
ここまで読むと、視覚化にチャレンジしてみたくなったのではないだろうか。一方で、こんな声も聞こえてきそうである。
「絵が下手だから無理」
心配ない。絵心のない筆者が請け負う。視覚化に必要な物もスキルもそれぞれたった2つだけだ。必要な物は、紙とペン。必要なスキルは、線とマルを描けること。絵の上手い下手は関係ない。ただチャレンジあるのみだ。しかし、コツはあるらしい。筆者が学んだものをいくつかご紹介したい。
 
まず、おそらく最も重要なコツは、描きすぎない、書きすぎないことである。
細部を描こうとしてはいけない。発言のすべてを記録してはいけない。キーとなるものにとどめるべきだ。たとえば、人物なら最低限顔と胴体(鍵穴のようなマルとサンカク)があればよく、目が一重か二重かを描き分ける必要はない。発言も重要な単語や主語述語があればまずは問題ない。リアルタイムだと選定が難しいことも多いが、独りで思考を視覚化するときは意識したい。正確性を捨てることになるが、キーワードやキーセンテンスが記録されていると、詳細を思い出すのは意外と容易である。
 
次に重要なコツは、余白を多くとることである。これもどの講師も重要視していた。余白は「余った白」ではないのだ。そもそも、視覚化の実際の作業は、あるテーマについてイラストやキーワード・キーセンテンスからなるトピックのセットをいくつも描いていき、それらを関連づけるというものだ。「囲んでつなげる」が極意である。とはいえ、思考や議論の過程は通常予期できないから、リアルタイムで行うのは非常に困難である。ならば、ひととおり終了した後で、囲んだりつなげたりすればよい(プロもそうしている)。だからこそ、そのときのためにスペースを十分にとっておく必要がある。それに、わざわざ囲わなくても、余白は見えない仕切り線の役目を果たすことだってできる。
 
最後のコツは、とにかくチャレンジすることだ。
視覚化では、棒人間と呼ばれる頭部を円、手足を線で表現したデフォルメされた人間のイラストが不可欠だが、棒人間を生き生きさせるためには表情やポーズが必要だし、短時間で重要なアイテムを描くために、即座に描けるアイコンのストックを蓄えることも推奨される。そのために、とにかくチャレンジすることだ。Google先生に頼めば、たくさんのお手本やアイコンのアイデアを見せてくれる。
 
さあ、紙とペンの用意はよいだろうか。まずはウォーミングアップに、横直線、縦直線、横波線、縦波線、マル、サンカク、シカクを描いてみてほしい。これで準備は万端だ。お題は「自分の好きなもの」といった身近なものから始めるとよい。さらに高みを目指したければ、TEDがオススメらしい。トレーニングを重ねれば、ひとつひとつの作品があなたのポートフォリオ(作品集)になるだけでなく、視覚的な思考法を会得し、クリエイティブな思考力やファシリテーション力を身に付けることができるはずだ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2020-01-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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