fbpx
メディアグランプリ

私の人生は本能寺の変。明智はまだ織田を討っていない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:みさと(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「明日からがんばるんじゃない、今日だけをがんばるんだ。
今日をがんばり始めた者にのみ、明日が来るんだよ」
 
これはマンガ「カイジ」に出てくる名言だ。
このマンガの主人公カイジは、叶えたい夢がある。
そのために貯金をしないといけないのに、欲に負けて毎日ビールを買ってしまう。
「明日から節約する」といい続けて全くお金が貯まらないカイジ。
冒頭の名言は、カイジを「バカな人だな」と思っている上司の言葉である。
 
先週、私は初めてライティング講座を受講した。
講座は受けるだけでは意味がないそうだ。
自分で文章を書くこと。それが成長するために大切だとのこと。
受講の案内にも「できれば毎日記事を書いください」と記載があった。
 
「やられた」
私は文章を書いたり、人に何かを伝えることが苦手だ。
だから、天狼院書店でライティング講座を知った時は
講座は私を変えてくれる魔法かと思った。
ちなみに私の中で魔法とは「ラクして自分を変えてくれる」もののこと。
どんな魔法がかかるのか、ワクワクしていた。
 
しかしライティング講座は私を変えてくれる魔法ではなかった。
「2週間に1回の講座を受けるだけ。これであなたの文書は激変する」
と甘い言葉を言ってくれれば、のんびり過ごして4ヶ月の講座を終えることができた。
だが受講の案内にもあるように、記事を毎日書コツコツと書くことが大切だった。
 
サラリーマンをしながら毎日記事を書くのは骨が折れる。
毎日記事を書くという厳しさが自分を成長させてくれるのは事実である。
まさに”No pain, no gain”(痛み無くして得る者なし)。
私は1日2000字記事を書くチャレンジをしてみた。
 
チャレンジ1日目の木曜日。
会社から帰宅後、パソコンに向かった。
やる気に燃えて書く気が満々だったが
開始5分ほどで眠たくなってしまった。
仮眠のつもりで布団に入った。
気が付いたら爆睡していた。
 
チャレンジ2日目の金曜日。
昨日の自分に呆れた。
「全然課題やってないやん」
 
まぁ、仕方がないとも思った。
私の1日は仕事、通勤、睡眠、その他家事などを除くと自由時間が1時間しかない。
 
今の生活リズムを崩し、睡眠時間や自由時間を削るのは辛い。
「平日は書かなくていい」という結論に至った。
私はなんてナマケモノなんだ。
 
チャレンジ3日目の土曜日。
「今日こそがんばるぞ」と張り切ってパソコンに向かったのに。
また20分もしないうちに寝てしまった。
 
チャレンジ4日目の日曜日。
気付いたら朝だった。
また、昨日の自分に呆れた。
「全然課題やってないやん」
 
チャレンジを中止した。
自分が底なしのナマケモノだということに、27歳にして気づいた。
課題をせずに寝てしまい、毎日同じことを繰り返している。
やっぱり、目の前の「ふとん」には勝てないな。
 
さすがに反省をし、なぜなまけてしまうのかを考えた。
 
私はライティング講座に申し込んだとき、
大きな期待に目をキラキラさせていたはずだ。
あのとき抱いた期待は一体なんだったのか。
 
あれは、未来の自分が頑張ってくれることへの期待だ。
受講の登録をするにあたり、1週間に2000字の課題があることは知っていた。
けっこう大変そうだとは感じていたけれど、
未来の自分が文章をガリガリ書いている姿を想像して嬉しくなった。
 
とすれば、私は自分の期待を裏切って生きている。
今の私は文章をガリガリ書いているのではなく、
眠さに勝てずに寝てしまっているのだから。
 
私の人生をふり返れば、だいたい辛いことはあとまわし。
夏休みの宿題、受験勉強、美肌チャレンジ、ダイエット。
けっきょく何もできずに終わったりする。
 
つまり、今日の私は明日の私に期待をする。
明日の私はその期待に応えず、翌日の私に期待をたくす。
このように私の中では、裏切りが横行している。
 
そんな私の人生が行き着く最悪のシナリオは、本能寺の変。
自分への期待を裏切り続け、なにも達成できずに死ぬ。
明智光秀が織田信長を裏切ったように。
そんな人生はイヤだな。
 
大人になると、仕事をしていると、
生きているだけで日々成長していると錯覚する。
明日の自分は今日よりもっと素敵な人になっているという錯覚。
だから明日の自分に期待を託すというナマケ癖が付いてしまったのではないか。
 
そしてここで、マンガ「カイジ」の名言が登場する。
「明日からがんばるんじゃない、今日だけをがんばるんだ。
今日をがんばり始めた者にのみ明日が来るんだよ」
 
初回の講座から1週間が経った。
今でも私は相変わらず。
平日は眠たいし休日はダラダラしたい。
 
しかし一歩踏み出せたことがある。
毎日少しづつ文章を書いている。
1日2000字とはいかないが、書くことを続けている。
 
ちょっとずつ頑張り始めた私。
どうやら私の中の明智光秀は、まだ織田信長を討ってはいないようだった。
 
そしてこのライティング講座を機に
私の中の明智光秀は路線変更をすることにした。
もう裏切らない。
自分に忠実に、自分に尽くすことにする。
3ヶ月後の自分が楽しみだな。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

★早割10%OFF!【2020年4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《2/23(日)までの早期特典あり!》


 

天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


2020-02-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事