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シェアハウス選びには気をつけろ!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:富山有樹(ライティング・ゼミGWコース)
 
 
みなさんは、シェアハウスについてどんなイメージをお持ちだろうか?
 
ホームパーティー?
外国人との交流?
男女の甘い関係?
若い男女6人がシャアハウスをするリアリティ番組『テラスハウス』をイメージする方も多いのではないだろうか。
 
わたしは東京のシャアハウスに住んで、かれこれ4年になる。
魅力は様々だが、4年も続ける最大の理由は、その安さ。
シェアハウスによるが、基本的に敷金はほぼかからず、家賃も1R賃貸の相場より数万円安く、キッチンやシャワールームは共用なので月々の光熱費を気にせずに使える(共益費として一律で徴収されるのが一般的だ)。
狭い個人部屋あるいはドミトリー部屋が気にならない性格であれば、コスパの観点で非常にオススメする。
 
シェアハウスに住む目的は人によって様々だ。
人脈を広げたい。友達を増やしたい。あわよくば付き合いたい。
『テラスハウス』のような若い男女の共同生活も、物件をしっかり探せば可能である。
 
ただ、ここで一つ見落としてはいけない重要なポイントがあることをお伝えしたい。
わたしは、はじめてのシャアハウスでそのポイントを見落としてしまい、精神的に大きな負荷がかかってしまったことがある。
 
それは「ルール」と「オーナー」だ。
 
「ルールは入居者で決めていってほしい」
はじめてのシェアハウスで、オーナーにいわれた言葉だ。
〇〇接骨院と大きな看板がついた3階建てのそのシェアハウスは、
つい最近まで接骨院の店舗兼自宅だったらしく、
閉業と同時に突貫でシャアハウス向けに改装したらしい。
わたしはオープニングメンバーであった。
 
入居初日、近くにあるファミレスでメンバーの顔合わせ会が行われた。
オープニングメンバー10人とオーナー1人、大きなテーブルを囲んで自己紹介をしあった。
オーナーは30代半ばの男で、最近独立して不動産の自営業をはじめたらしい。
男が手掛けるシャアハウスの記念すべき第一号というわけだ。
 
初のシャアハウス運営かつオープニングメンバーということもあり、条件は破格だった。
改装したての小綺麗な内装、個人部屋付き、最寄り駅まで徒歩2分、新宿駅まで電車一本10分、それでいて月々の家賃・共益費は4万円。
いくらシェアハウスであっても、東京でここまでの好条件は滅多にない。
そんな好条件からか、私も含めメンバーはシェアハウス未経験者ばかりで、経験者は10人中2人だけだった。
 
「リーダーを1人選んで、リーダー中心にルールを決めていってほしい」
オーナーはなにぶんはじめてのことだから、ルールは入居者の自主性に任せたいらしい。
 
未経験者ばかりなので、自然な流れで経験者のうちの1人がリーダーになった。
シャアハウス歴10年以上で様々な家を渡り歩いてきたベテランウーマンだ。
圧倒的な経験年数と、自身が乗り気だったこともあり、満場一致でその女性がリーダーとなった。
 
「23時以降は大きな音を出さない」
「家の掃除は週替わりで担当する」
「トイレやキッチンを使用したら綺麗にする」
などなど、厳しすぎず緩すぎず、その場で大まかなルールは固まり、会は終了した。
わたしはドキドキしながら、今日からはじまる共同生活に期待を膨らませた。
 
しかし、悪夢のような日々がここからはじまった。
 
住みはじめた1,2週目は和気あいあいと順調だった。
夜になると、毎日誰かしらが共用リビングでお酒を飲み雑談をしていた。
わたしもその輪に入り、1日のたまった愚痴を吐き出した。
 
リーダーは、あまり輪に入ろうとしなかった。
キッチンでご飯を作ったら、そそくさと部屋に戻る人だった。
安さ重視で入居を決めたらしく、交流はあまり求めていない様子だった。
そういう住み方もあるのか。わたしはシェアハウスの実態の一つに触れた気がした。
 
「リビングとキッチンはもう少し静かに使ってください」
メンバー共有のLINEグループに突然メッセージが。
リーダーからだ。23時以降も音が気になって眠れないのだという。
夜中は静かに使用するルールのため、
小声で話したり蛇口の水をドバっと出さないようにしたり、みんな注意していたが、
リーダーの部屋はリビングに近い位置にあったので、それでも気になるらしい。
みんなもっと静かに使おう。その場はそれで収まった。
 
――かにみえたが、それから、リーダーの注意砲連打がはじまった。
 
「階段にほこりがあります、掃除してますか?」
「トイレの蓋は閉じてください」
「シンクの水滴はちゃんと拭いてください」
「玄関はもっと静かに開け閉めしてください」
リーダーの注意はエスカレートしとどまることがなかった。
 
リーダーは、大きな方針のなかでルールの厳格化を主張した。
一部同意する者、反発する者、静観する者。
スタンスは様々だった(ちなみに、わたしは反発した)。
各メンバーの主張を整理するため、オーナーもLINEグループに入ってもらい、
LINE上で話し合いを行うことになった。
 
――が、これが完全に逆効果だった。
オーナーがファシリテーター(中立者)として一切機能せず、
リーダーの主張に沿う方向で強引に進めていったのだ。
 
オーナーが何故そのようなお裁きをしたのか、本心はいまでもわからない。
しかし、そのときようやく、オーナーがどういう人物かわかった。
 
「ルールは入居者で決めていってほしい」
 
オーナーは、ただただ面倒だったのだ。
話し合いのはじめから、リーダーの主張の詳細を知っており同意するスタンスだった。
邪推ではあるが、以前よりリーダーからオーナー個人へ大量の連絡がいっていたのだろう。
リーダーからくる大量の連絡を止める一番早い方法。
オーナーはそれを強引に選択した。
 
わたしを含めた数人が、早々にシェアハウスを退去した。
ルールが厳格化されたこともあるが、
オーナーの強引なやり口から、
今後ますますトラブルが多発することが目にみえていたからだ。
 
共同生活のトラブルは精神的に辛い。
臭い物には蓋をしろ。
仲の良かったメンバーがいったこの言葉がとても印象に残っている。
そう、本当にできれば避けたいのだ。
 
これを読んでいるあなた。
シェアハウスに興味があるのであれば、
どうか「ルール」と「オーナー」には注意してほしい。
 
ちゃんと運営されているシェアハウスであれば、必ず明確なルールがある。
入居時の契約書には、ルールを破った場合の罰則も書かれているはずだ(運営が法人格であっても契約書は気をつけて読んでほしい)。
 
赤の他人との共同生活には、
想像以上の楽しさとともに、
大きなリスクも伴うのだ。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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