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ももいろクローバーZを応援したら長生きできる件。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:金澤 鮎香(ライティングゼミGW特別集中コース)
 
 
突然だが、私はももいろクローバーZという女性アイドルグループが好きだ。
かれこれ9年程応援し続けている。
毎年ライブに参戦し、カラオケではももクロを必ず歌い踊る。過去にはハロウィーンに、ももクロのコスプレでUSJに行った。(流石にもうやらないけど)。
 
「あ~、いたよね。まだ活動してるの?」
「戦隊モノっぽいアイドルでしょ?」
 
一般人のイメージはそんな感じだと思う。
 
「赤色とか黄色とか色ついてたっけ?」
色分けされた衣装でパフォーマンスすることが多いので、名前を知らなくても何となく色のイメージがある人もいるかもしれない。
 
ももいろクローバーZ通称ももクロは2008年に結成し、今年で結成12年目を迎えた。
10周年記念ライブは東京ドーム。
紅白にも出演し、国立競技場で女性アーティストとして史上初の単独ライブ開催。
まさに女性アイドルグループとして天下を極めた。
 
ももクロは決して順風満帆にアイドル界のトップに上り詰めた訳ではない。
路上ライブから始まり、自家用車で全国の家電量販店を回って営業し、そんな地道でひたむきな活動からファンを着々と増やした。
 
当初の夢は「紅白に出場すること」
それが叶った後は「国立競技場でライブをすること」
語った夢を全て叶え、まさにハッピーエンド。そんなアイドルという印象もあるかもしれない。
 
なぜももクロが好きなのか、ずっと応援し続けていられるのか?
 
それはももクロが目指しているものが、他のアイドルと一線を画しているからだ。
 
それは、「続けること」だ。
 
ももクロは初期から、「長く愛される女性アイドルグループ」を目指している。モーニング娘。やAKBなど長く続いているグループは勿論他にもあるが、メンバーが卒業加入せず、継続している女性アイドルグループは他にない。
 
10周年ライブの際もメンバーが言っていた。
 
「みんな順番にお休みしながら、うまい具合に20周年、30周年とやっていければ」
 
ももクロは恋愛禁止ではないので、メンバーが結婚・出産することを見越してその上で活動し続けることを目指している。
 
それがどんなにすごいことか、自分が女性だからこそ分かる。
特に女性は「年を取る」ということにプラスイメージが余りない。
それこそ芸能人なんて、アイドルなんて「かわいくい続けなければいけない」
そんな中、敢えて「長く続ける」という選択肢を彼女たちは選んでいる。
 
言ってしまえば「めでたし、めでたしの向こう側」を現在進行形で見せてもらえている感覚なのだ。
どんな昔話もアニメもなにか夢があってそれを解決して、「よかった、よかった。めでたしめでたし」で終わることがほとんどだ。
 
物語の世界はそれでいい。
でも現実はそうはいかない。大学合格や就職、結婚がゴールではなく、「それから」が大変なように、生きていく上でハッピーエンドなんてほとんどない。必ずハッピーエンドに向こう側があって続いていく。
 
ももクロも最初は夢があった。「紅白に出たい」「国立競技場でライブがしたい」
その夢に向かってひたむきに頑張る彼女たちに魅了されて、ファンになった。
すごくきれいなストーリーがあった。
 
でもその夢が叶った後は?
夢を叶えた向こう側は?
もちろんそこで解散したらきれいな終わり方だっただろう。
 
でも彼女たちはアイドルの天下を極めた後、「続ける」ことを選んでくれた。
 
ヒトの気持ちは移ろいやすいものだから、最盛期と比べたらファンは減ったし、メディア露出も減った。でも彼女たちはAbemaTVで子供向け番組をやるなど、思考錯誤しながら活動の幅を広げていっている。
 
継続することが苦手で、「嫌なこと」があったらついつい逃げてしまう自分。
2年前受講したライティングゼミも続けられず、途中であきらめてしまった自分。
 
そんな自分にとって「ももいろクローバーZが活動を継続してくれていること」は、人生のエールを送ってもらえている感覚なのだ。
 
画面の向こう側、雲の上の存在として、きらきらと夢に向かって頑張っているアイドルというフェーズを経て、「ハッピーエンドの向こう側」を地道に泥臭く、人間臭くアイドルを続けてくれている彼女たち。
それだけで、なんだか「出来なかった苦手なことも頑張ってみようかな、続けてみようかな」そう思える。
 
彼女たちがアイドルを続ける限り、私は応援し続けるだろう。彼女たちに負けないように私もやるべきことをきちんと頑張りたい。
 
「おばあちゃんになっても、ももクロを続けたい!」
そう言ってくれている彼女たちがアイドルをやめるまで死ねないから、長生きできそうだ。そう思う。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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