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体重増加は敵ではなく味方だった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:衣笠直樹(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「お前、顔でかくなったんじゃない?」
 
ふと親しい上司に言われた一言。
それまでなんとなく自分自身でも鏡を見る度に薄々気付いてはいたが……
ついに面と向かって指摘を受けてしまった。
 
この時の私は仕事のストレスも影響し、1年で体重が5キロほど増加していた。
太るとまず顔から肉がついてくるタイプなので、5キロ太れば顔の面積も相当大きくなる。
 
30歳を過ぎると基礎代謝も下がり、若い頃に比べ痩せにくくなると聞いたことがある。
このままブクブク太り続けるのは非常にまずい、醜いおっさんになってしまう……
恐怖に駆られた私は一念発起してジム通いを始めることにした。
 
とはいえ仕事を終えて遅い時間に帰宅し、そこからジムへ向かう足はなかなかに重い。
明日の仕事のことを考えると少しでも早く寝て体力を回復させるべきだ、などと楽な方へついつい流されてしまう。
 
そんなこともあり基本的には休みの前日や休日にしかジムに通えていなかったものの、1ヶ月も通うと少しずつ身体に変化が現れる。お腹が少し引き締まってきたではないか。
 
やはり結果が出始めるとやる気にも俄然拍車がかかるもので、通い慣れてきたこともあり週5、6日ペースで通うようになった。有酸素運動を中心に約1時間半動く。3ヶ月経つ頃には5キロ減を達成していた。顔の大きさは以前より少し小さくなった気さえする。
 
ジム通いに時間を割き、睡眠時間は以前と比べて減っているはずなのに、不思議と元気がみなぎり仕事中睡魔に襲われることも少なくなった。運動とはなんて健康的なんだろう。
 
「人を見た目で判断してはいけない」
という言葉はよく聞くが、正直やはり見た目で判断される機会は圧倒的に多い。丸々と肥えた人と身体の引き締まった人を比べると、確実に後者の方が印象は良いし、仕事も出来る人に見えるだろう。
 
お菓子でも外箱のデザインやパッケージに凝った商品が選ばれていくように、人間にも同じことが言えるのではないかと思う。外箱がボロボロで埃まみれのお菓子を、「味は世界で一番美味しいから買ってください!」と言ったところで誰も買ってはくれないだろう。外面を最低限整えなければ、中身を知ってもらうチャンスさえ減ってしまう。
 
ジムで知り合ったトレーナーさんの言葉で、とても印象に残っている言葉がある。
「身体を鍛えて筋肉を纏えば、自分に自信が持てるようになります。高い服やアクセサリーを買わなくても、スタイルがよくなればシンプルな服も似合うようになりますよ」
 
私はインディアンジュエリーと呼ばれる、ネイディブアメリカンが作るアクセサリーが大好きだった。様々な服やアクセサリーを身に付けてファッションを楽しんではいたが、元を辿っていくと服やアクセサリーで武装し自信の無さを誤魔化していたのではないかと思うようになった。
 
一度筋トレに本気で取り組み、自分に自信をつけてみよう!
そう思い、これまでのダイエット目的としてのジム通いとは趣向を変えて、筋トレに特化して時間を費やすようになった。今までは扱えなかった重量の器具を扱えるようになると達成感も大きく、ゲームをクリアしていくような感覚になってくる。少しずつレベルアップし強い敵を倒していくような爽快感だ。
 
そしてそのトレーニングを無駄にしないようにと、食生活にも気を配る。
私はもともと白米が大好物だ。ラーメンにも焼きそばにも、お好み焼きにも白米は必ずセットだった。炭水化物×炭水化物と、カロリーとしては破壊力抜群の組み合わせを疑いもなく胃袋へかきこんでいた。まずはこの炭水化物を減らすことが最も大切なミッションだった。
完全に断つのも逆に良くないと考え、夜の炭水化物を禁止した。
 
最初こそやはり炭水化物がないと口が寂しく辛かったが、日が経つにつれてサラダチキンや豆腐、ブロッコリーなどヘルシーな食事でも十分に楽しめるようになる。習慣とは意外と簡単に作れるものだという新しい発見だった。
 
そしてトレーニングを半年ほど続けた頃、体脂肪は開始時から8%減となり数字的にも見た目的にも引き締まった身体になってきた。身体が引き締まったことで自信が持てるようになり、気持ちにも余裕が生まれメンタル面も安定してきた。
 
身に着けるものもシンプルな無地のTシャツやデニムがしっくりくるように感じ、物欲が湧くことも少なくなった。トレーナーさんの言うことは本当だった。人生が好転している手応えを確実に感じることができた。
 
体重増加という問題は、自分自身を見直す良い機会となった。
問題とは、実は敵ではなく味方だったのだ。問題があるから解決しようと考え、努力する。
その結果、力が養われ賢くなり行動が変化していく。
 
解決した問題の数ほど成長していけるのだとしたら、問題を避けるべきではないのかも知れない。問題がない人生は辛いことも少ないけれど、変わるキッカケもセットで失ってしまうのだ。
 
問題をクリアしていくことは楽ではないけれど、それもまた人生の筋肉痛だと捉えて損傷した筋繊維を修復し、より強く魅力的な人間になっていきたいと、いま心から思う。
 
 
 
 
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2020-05-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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