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心ここにあり人間へ


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記事:兼子奈生子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「落ち着きがない」
 
一言で言うと、私はそんな人間だ。今、文章を書いているが、3分持てばいい方。すぐに、スマートフォンを触ったり、雑誌を読み始めたり、幻想に浸ってしまう。今文章を書いているが、実は明日の仕事について考えていたりする。「あ~、明日の会議どうしよう。今からパソコンを開いて仕事をすべきか……。いや! 今日は休みの日だから仕事はしない!」という風に。
 
そう、私は、「心ここにあらず人間」なのだ。人と話している時、「お~い。今別の世界に行ってたでしょ?」とか、「あ、今考え事してたでしょ?」とか言われてしまう。話の途中で会話の中の気になったことについて深く考えて話についていけてないことがある。時々、話とは別のことを考えてしまっていることもあったり。
 
会社では、「たどたどしいね。」とも言われ落ち込んだ。落ち着きがなく、いつもソワソワしている風に周囲の目には映っているようだ。正直、「~になったらどうしよう」とか、「もし~が失敗してしまったらどうしよう」とか、まだ起きてもいない先のことについて心配している。
 
そんな私だったが、ある2つのものに出会って、ちょっと「心ここにあり人間」になることができた。「心ここにあり人間」とは、先のことばかりを考えるのではなく、今を大切にするということだ。起きてもいない先の心配をするのではない。出会ったある2つのものとは、ヨガと茶道だ。
 
まず先に出会ったのはヨガだった。社会人1年目、電車通勤の毎日。私の家は、駅から徒歩1分。毎日全然歩かなかった。気づけば、部活で鍛えた筋肉も衰えていた。気づけば、会社のエントランスから4階まで上がるのに息が上がっている自分がいた。気づけば、3キロ太っていた。「この状況、何とかせねば!」という焦りから探し出したのが、近所のヨガ教室。「ヨガってなんか気持ち良さそうだし、痩せそ~」というミーハーな考えから。
 
早速ヨガ教室へ。自分の体の声を聴きながら様々なポーズをとっていく。ゆっくりと体の筋肉を伸ばしていくことで、自然とリラックスできた。1つ1つの動作に集中する。
 
印象的だったのは、先生の「今を感じて~」というアドバイス。レッスン残り○○分! ということやレッスン後のランチ! のことを考えず、今に集中するということだろう。今の体の調子を把握しつつ、ポーズをとることで体を丁寧にほぐしていく。
 
この先生の一言で、時間やランチなどの先のことを考えず、ヨガのポーズをとることに集中することができた。先についてあくせくする癖がなくなり、呼吸が深くなった。姿勢も自然とよくなってしまう。
 
次に出会ったのは、茶道だった。「出会った」と大口を叩いているが実は、現在茶道を習っているわけではない。「日日是好日」という茶道の小説と出会ったのだ。この小説は、ひょんなきっかけで茶道を始めた主人公が茶道を長年継続していくことで、茶道の魅力に気付いていくという物語。
 
主人公の茶道と向き合っていく様子がみずみずしく描かれている。
 
この本から気づいたことがある。それは、茶道とは今という瞬間を感じることだということ。その場の空間、その日の天気、その日の自分、その日のお茶の味を楽しむということだということを学んだ。
 
いつの間にか、茶道の本を読む今に集中していた。昼から読み始めて、あっという間に夜になっていた。夜ごはんのことなんて忘れていた。
 
お分かりだろうか。この2つには、共通点がある。それは「今を生きる。」ということ。「今を大切にする。」ということだ。
 
「落ち着きがない」、「心ここにあらず人間」だった私。私の性格とは真反対のこの2つに出会って、今を意識するようになった。つまり、落ち着くことができたのだ。
 
漠然とした未来に悶々とする時間が減った気がする。今の積み重ねが未来だ。今に集中できない人が果たして未来に集中できるのか。
 
仕事では、「あ~1週間後、上司相手にプレゼンか~。億劫だわ~。逃げたい!!!! 」と今までは思っていたであろう。今では、「1週間後、プレゼンか! まあ、今から用意できることをしていこう。」と思うことが出来ている。すーぐ他のこととか考えていたのに。
 
今に集中することで、未来も明るくなってきたし、不安にならない。
最近ヨガを始めた友人も、何か前と雰囲気が違う。落ち着いた女性になっていた。
 
茶道とヨガ。ゆったりとしている雰囲気は何となく似ているけど、全く共通点なんてあると思ってなかった。「心ここにあらず人間」だった私。少しづつ、「心ここにあり人間」になれた気がする。今を生きている。
 
今を生きてみませんか?
 
 
 
 
***
 
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2020-06-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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