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メディアグランプリ

会社に尊敬できる先輩なんかいらない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:稲垣憲治(ライティング・ゼミ通信限定コース)
 
 
大学で教員をやっていると、就活生がたまにエントリーシートをチェックして欲しい、だとか、模擬面接をして欲しいと言ってくる。
私が元外資系企業で採用マネージャーをしていたから、その目で見てフィードバックが欲しいということだ。
 
で、たまに、志望理由の一つにOB訪問をした際にお話をしてくれた社員さんが尊敬できる人だったというストーリーを話す学生がいる。
そんな人と一緒に働いて成長したい、とか、そんな人が働いている会社は悪い企業ではないと思うし、自分が成長できると思うとか。
 
その会社の採用担当のご機嫌を取っているつもりなのかもしれないが、もし本当に尊敬できる先輩がいるからそこに就職したいと考えているのなら、私はあまり感心しない。
 
学校のゼミとか、部活やサークルなら分かる。ダメな先輩より尊敬できる先輩の方が良いだろう。無駄なストレスかからないだろうし、学びも多そうだ。
 
しかし、それと就職した会社では、意味合いが違うのだ。
大学のように1年ごと立場が動いていくわけではない。
1年生がただそこに3年いただけで4年生になり、最高学年になる大学と同じではないのだ。
 
就職したら、早く面白い仕事をさせて欲しいし、早く給料をたくさんもらいたいと思わないだろうか。
尊敬できるような先輩がいたら、その機会は遠のくだろう。
会社がどんどん成長しているステージなら関係ないのかもしれないが、そうでない場合、尊敬できるような先輩はあなたの出世の邪魔でしかない。
 
こんなことを言うと、身もふたもないが、先輩は「へっぽこ」の方が良いと思う。
 
何か新しいことを会社がやろうとしたとき、各部門からデキル若手が集められてプロジェクトチームが組まれることが良くある。
その時に選ばれるのはあなただろうか、尊敬できる先輩だろうか。
重要なプロジェクトなら、尊敬できる先輩の方が選ばれるだろう。
 
そして尊敬できる先輩はきっとそのプロジェクトで良い成績を残すだろう。
さらに次のプロジェクトが立ち上がった時、企業は誰を選ぶだろうか。
実績のある先輩じゃないか。企業は次のプロジェクトも成功させたいから。
 
そうすると、あなたはいつまでたっても先輩を抜くことができない。
 
もし先輩が「へっぽこ」だったら、最初のプロジェクトで失敗するだろう。
そして次のプロジェクトはあなたにお鉢が回ってくる。
あなたはへっぽこの先輩が下げてくれた期待値のおかげで少しの成果でも輝いて見えるだろう。
さらに次のプロジェクトもあなたに声がかかる。理由は同じだ。
 
企業は利益を出し続けなきゃいけないから、デキル人にどんどん重要な仕事が回ってくる。
特に今のビジネス環境は時間や経営資源に余裕がないからそれに拍車がかかっている。
 
あなたはどんどん重要な仕事を手にすることで、どんどん経験値を上げていく。
様々な経験を学びにつなげていけば、あなたは誰よりも成長していけるだろう。
やがてあなたが就活生から「尊敬できる先輩」と呼ばれるようになる。
 
そうすると、あなたを見てこんな先輩がいるなら入りたいと言う学生が出てきて、あなたの会社は優秀な人材を集められるようになるだろう。
その面でもあなたは会社に貢献することができるようになっているのだ。
 
そうなる頃には、あなたは面白い仕事ができる立場になっているだろうし、給料は先輩を十分抜いているだろう。
 
もし、自分の会社への貢献量と、待遇のバランスに疑問があるのであれば、転職市場に問うてみればよい。冷徹なエージェントがあなたの市場価値を伝えてくれるだろう。
 
私は今でこそフリーランサーだが、それまでは22年間会社員として働いていた。その間転職は4回行なった。うまくいった転職もあれば、思い描いていたイメージと違う転職もあった。
それでも、自分で自分の人生の舵を握っているという実感は持ち続けられた。
もちろんフリーになった今でもそうだ。
 
あなたも、自分の人生の舵を握って社会に踏み出すのであれば、そこに尊敬できる先輩なんかを求めずに、自分の力でなんとかしていこうじゃないか。
徒党を組むと、その中の一番足の遅い奴に合わさなきゃいけなくなる。
それは人生という長い道のりを考えた時、大きな足枷になるだろう。
 
むしろあなたが手にすべきは、正しい羅針盤や航海図。
それは先人の知恵だ。
書物だったり、研修だったり、社外で得られるものだ。
社内は実践の場なのである。
 
「鶏口となるも牛後となるなかれ」
 
 
 
 
***
 
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2020-06-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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