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鼻の穴を見せていませんか

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高津玉枝(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
さて、今日は花ではなくて、「鼻の穴」にまつわるお話しです。
ちなみに、皆さん自分の鼻の穴がどんな形をしているかご存知ですか?
まん丸? それとも、三角っぽい形?
人に見せるものでもないし、そんなの知らないですよね。
そもそも、自分の鼻の穴なんかじっくり見たことないもの。
(男性だったら、鼻毛の手入れで見たことある人はいるかもですが)
 
「この間は、5人ぐらいかなぁ。その前の時はひどかった、10人ぐらいが、無防備に鼻の穴を見せていたよ」
と、さらりと語ってくれたのは、スタイリストの友人です。
彼女は、広告などでモデルさんのスタイリングを手掛けるプロフェッショナル。この道一筋で、30年以上仕事をしています。洋服のスタイリングはもちろん、ヘヤーやメイクもできるとても器用な方なのです。撮影立ち合いの経験も半端なくて、時にはカメラマンにライティングのアドバイスをすることも。
仕事柄、顔や体形、もちろん洋服などへの観察力が半端ないのです。
 
で、そんなに大勢の人が、無防備に「鼻の穴」を見せていると語ってくれた現場とは。
 
「オンラインの会議」や「オンライン飲み会」でした。
 
えっ、マジですか?
今、自分のSNSでマス目状になっているオンラインセミナーなどの投稿写真を確認したあなた。気持ちはよくわかります。
私もすぐに、face bookの投稿を確認しました。そして愕然としました。
あの、楽しかったオンライン飲み会。ちょっと気になっている人がいたので、メイクにも気を配って、できるだけ笑顔で参加したのです。写真には手を振りながら、満面の笑みを浮かべながら映っている自分がいました。
で、しっかり確認してしまったのです。無防備に「鼻の穴」を画面にさらしていることを。
ああっ。この写真削除してしまいたい。
グループページにアップされているので、あの人のSNSの中にも残っているはず。
 
「これって、どうしたら改善できるの。教えて! 教えて!」
と必死に尋ねる私。
「みんなあまり気にしていないけど、カメラの位置がすごく大切なのよ。パソコンのカメラって、ついている場所が違うでしょ。同じように画面を見ていても、カメラの場所が変わると、見え方が全く異なるの。」
パソコンの画面はしっかり見ていたが、カメラの位置まで確認してなかった私。
「例えば、鏡を持ってきて顔を写してみて。下から映すと、ものすごい老け顔になるでしょ。少し上から映してみて、ほら僅かに見上げる感じになるので、目もパッチリ開き印象が若々しくなるのよ」
 
早速、やってみた。
鏡を下にして、見た顔は、二度と見たくない老け顔に。そして、見事に、本当に見事に、鼻の穴が映し出されていた。
一方で、目線より少し上に持っていったときは、全く異なる印象に。なるほど、そういうことか。
 
「もう一つ重要なのは、パソコンの角度かなぁ。ノートパソコンの場合、画面が斜めになっているので、カメラも斜めになっているんだよね。つまり、正面から写しているような気になっているけど、結果、カメラが見上げるような感じになっている場合が多いの。
たまに、画面の半分が天井になっている人いるでしょ。あれはカメラの角度のせいだよ」
 
「そういう時は。パソコンの高さを変えて(もしくは椅子の高さ)ノートパソコンの画面が垂直に立つようにして、自分の目の位置より、少しだけカメラが高くなるようにセットすると、テレビのアナウンサーのようにきれいに映るよ」
 
ほーーーーーーー。
話が深すぎる。けど、原理がわかれば、直ぐにできそう。
 
で、他にオンラインの会議や飲み会で気になることはある?
 
「そうねぇ。結構、残念~って思うシーンはあるよ。」
例えば?
 
「白塗り女とか」
シミとか、しわとか気になるから、化粧は濃いめになってしまう。確かに・・・
 
「真っ黒の女とか」
えー そんな人もいるの。なんだそれは。
 
「よりよく見せる方法もいろいろあるよ、清潔感のある画面とは、一瞬にしてコミュニケーションが取れる壁紙も楽しいし、10年前の洋服が生き返るってこともある」
 
いずれの話も、美しさを演出してくることを生業としてきたスタイリストという職業のプロフェッショナルな視点があふれていて、納得することばかりでした。
とても些細なことのように見えますが、小さなこと積み重ねが、平等に与えられた「マス目」の中で素敵だなと感じさせるか、乱暴だなと感じさせるかの分岐点なのだそうです。
ごく普通の生活の中では、誰もが当たり前に、人の顔を見て話をすること、失礼のないような立ち居振る舞いを行うことをしています。
コロナ禍でオンラインでの会議やコミュニケーションは、まだ始まったばかり、まだ常識的な習慣にまで、気持ちが届いていません。鼻の穴を見せるなんて、失礼なことも、気づかず平気でしています。
 
友人との話はその後も盛り上がり、このテーマでオンラインセミナーを実施しようと現在企画中です。
平等に与えられた「マス目」の中で、いかに素敵に輝くか。
あなたは鼻の穴を見せていませんか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-07-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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