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メディアグランプリ

自分の才能を自覚してチャレンジし続けよう!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:津森あずさ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「あなたって、自己肯定感、低いよね。私から見たらすごいところいっぱいあるのに。ちゃんと自分の強みや才能、わかってる?」
1年ほど前に、ある友人からこう言われた。
当時私は自分でも自己肯定感が低いことを自覚していたので、「そうなんだよね。全然自分に自信がないんだよ。強みや才能? うーん。わからない」と答えた。
 
自分で自分のことはよくわからない、と言われるが、本当にそうだと思う。だから、自分の魅力や才能、強みをちゃんと自覚してきちんと活かせている人はすごい。
ちょっとネットで調べてみたら、「才能発掘」だけで、いろんなものが出てくる。以前に流行った動物占いなんかも、個性を分類するものだから、こうしたカテゴリーに入れてもいいかもしれない。
こうしてみると、才能発掘系のツールのいかに多いことか。
私だけでなく、自分の才能や強みがわからなくて、活かす以前の問題、という人がきっと多いのだろう。
 
私は子供たちには、自分の才能や強みを理解してそれを活かして欲しいと願って、彼らにはなるべくきちんと言語化してそれを伝えるようにしてきた。そうすることで、本人が自覚し、受け止め、活かしやすくなると考えたからである。
例えば長男は、真面目で努力の天才だ。自分が好きではないことでもコツコツやる。ある意味オールマイティータイプだ。
対して次男は、好きなことへの情熱が半端ない。好き嫌いがはっきりしていて、やる気もそれにきっちり比例している。だから、注がれるエネルギーが違うぶん、それが結果にも如実に現れる。職人タイプと言えようか。
こうした真逆の二人だが、もちろん、どちらがいいとか、優れていると思ったことは一度もない。これはそれぞれの個性で、尚且つ強みであり才能だ。
 
1年前の自分は、自分の才能や強みや魅力を活かせないどころか、自覚すらできていなかったのに、子育てでは子供にそれらを自覚させ、活かすことができるようにと意識していたとは。
無意識にこれではいけない、と頭のどこかで感じていたのかもしれない。
 
世の中にはいろんな人がいて、才能や強みは様々だ。それを知り、自分にない強みや才能を持った人とチームを組んだら、自分一人ではとても成し遂げることなどできないことが案外スムーズに、すごいスピードでできてしまう可能性が高い。
つまり、まず自分の才能を自覚し、活かし、そして人の才能と活かし合うことで、不可能を可能にする。
 
しかし、世の中には、自分の強みや才能を自覚していないどころか、その強みすら、自分の弱みと勘違いしている人が多いように思える。
 
例えば、先ほど例にあげた長男。
彼は慎重で、コツコツ努力する。これはとても素晴らしい才能なのに、もし彼が自分でこれを素晴らしい才能だと認めないで、「努力しても、才能のある奴には敵わない。やってらんねー!」と真面目にやることを放棄してしまったり、「僕はアイデアが湧くタイプじゃないから、新しい物を作り出すことはできない」などと自己否定してしまったらどうなるだろうか。
せっかくの彼の才能が全く活かされないだけでなく、彼自身をもダメにしてしまう。こんなにもったいないことはない。
 
人は、やったことがないことにチャレンジする時、恐怖を感じるものだ。これは、脳が現状維持にコミットしているからだ。そしていろいろ言い訳を用意してチャレンジしない自分を正当化しようとする。やったことがないから、とか、もっと環境や状況が整ってから、とか、そんな才能あるかわからないし、とか、いやいやあの人と比べたら自分はまだまだだし……など。
 
だがもし、少しでもそのチャレンジや新しいことに興味を持ったなら、そのチャレンジは怖くてもGO!だ。
その怖い気持ちこそ、GOサインなのだ。
なぜなら、人は才能のないことには興味を持たない。そして、そのことで自分と人と比べたりしない。
だって、もしあなたが野球に全く興味がなかったら、やってみたいと思ったことすらなかったら、「いやいや、私はイチロー選手みたいにはなれないんで」とは言わないだろう。でももしプロ野球選手なら、メジャーに挑戦してみたいけど、自分は……、と悩むかもしれない。当然、プロ野球選手であることが既にもう野球の才能を持っている証である。一般人から見たら明らかなことでも、その選手が、イチロー選手と比べて「自分には才能がない」と思い込んでいるとしたら……。
つまり、そういうことだ。興味がある時点でもう才能がある。それを自分で認めよう。超一流と比べて落ち込んだり、悩んでいる暇があったら、チャレンジしてみよう。
 
先日知り合った御年75歳の女性は、普段は旦那さまの開業されている歯科医院で歯科衛生士を務める傍ら、演歌歌手としても活動されている。高齢の患者さん向けの歯科セミナーで、義歯をして歯の悪い方に歌の上手な歌い方を教えていたところ、セミナーの参加者に歌手になることを勧められたのがきっかけだったそう。デビューはなんと、59歳の時だったという。
「息子たちのほうが先に歌をやっていたのよ。3人のうち、2人が歌手なの。そしてね、私は耳が悪くて補聴器をつけているのよ。こんなおばあちゃんで、耳が悪くても歌手になれたの」
微笑みながら言った彼女のこの言葉に、とても勇気づけられた。
 
私は最近ようやく自分の強みや才能を自覚することができるようになった。
それでもやっぱりチャレンジは怖い。
私にとって、このライティング・ゼミへの参加もチャレンジの一つだった。
 
チャレンジに失敗はつきものだ。だから、失敗しても大丈夫! 不安や怖いという思いを乗り越えて、興味を持ったこと、つまり才能のあることにチャレンジし続けようと決めた。
 
常にチャレンジする姿がきっと誰かを力づける、そう信じている。
 
 
 
 
***
 
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2020-12-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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