メディアグランプリ

最悪の出来事は幸せの種かもしれない


城戸さん 最悪の

 

記事:聡苑(ライティング·ゼミ)

 

「ねぇ城戸さん、急で申し訳ないんだけど、明日遅番に変われる?」

「えっ······?」

「この前言っていた納品が明日になりそうなんだよね。ちょっと自分がしないといけなくなったから、城戸さん早番だったよね。遅番に変わってもらえる?」

「······はぁ······いいですけど」

「ごめんねー! ありがとう。助かるわ」

そう言って、店長は去っていった。

なんてこったい!

別に遅番が嫌なわけではない。シフト変更が嫌なわけではない。接客業で早番、中番、遅番とシフトで組んでいれば、業務の都合でシフト変更なんてよくある話だ。営業時間が長いので、勤務態勢でシフト制なのは、仕事だし、仕方が無い。私も自分の都合でシフト変更お願いする事はあるし、仕事の都合で変更、それは当たり前。

シフト変更よくある話。でも······違うのだ! 明日に限ってはどうしても早番じゃないと困る。何故なら、明日は天狼院のライティング·ゼミを受けるから、早番にどうしても! しておきたかったのだ!
そうでないと、スタート時間19:30に間に合わないじゃないですか! 遅番だと、20:00終業、絶対に間に合わない。
頭の中をぐるぐる駆け巡る。

実は、私は店長が今月のシフトを完成させた後、元々1/10が最初遅番だったのを、こっそりバレない様に早番に変えるという姑息な手段を使っていたのです。
「バレてない。シメシメ」
とほくそ笑んでいたにも関わらず、直前のシフト変更とは! なんてこったい!
「あーあ、絶対大丈夫と思っていたのに······」

そして今日、無念の遅番出勤。
普通に仕事が終わって20:00には終わって、遅くとも20:15分には福岡天狼院には着くだろうから、大丈夫と思っていたら、

なんとまぁ、まさかまさかの残業。

「はぁぁ。またか」

残業なんて普段ほとんど無いんですよ。接客業なので、お客様の都合で仕事が長引くという事はそりゃまぁあります。そういう仕事だから仕方ない。でも、何ですかね。この予定のある時に限って仕事が長引くの法則。

何にも予定が無い時には、ホントに何にもおきないんですよ。すーっと普通に帰れます。「お疲れさまでしたー」と言って普通に仕事終わります。

ただし、仕事の後、しかも大事な予定がある時に限って、ほぼ100%定時に上がれない。
何かしら仕事が振られて来る
接客が長引く
帰れない
焦る
という魔の悪循環。時計とにらめっこをしながら、諦める気持ちを奮い立たせながら、仕事を終わらせる。そしてダッシュで向かう。

でも何故そこ迄してライティング·ゼミに行きたいのか。通信でも学べるのに、何故直接講義を受けたくなるのか。

私が思うに、リアルに学ぶ、五感で感じるという事に尽きるのではないのだろうか。福岡天狼院の空間に身を置いて、板書を見たり、三浦さんの講義や、他の人達の意見を聞いたり、その肌感覚は何事にも代え難い。

ライティングの目で見るという事を学ぶと、
「これって、もしかしてネタになるんじゃないか?」という面白い発想で物事が見られる様になって来る。

私は、小説家や、お笑いの人達や、何かしようとしている人達は、まさにライティングの目を持って生活しているのではないかと考えている。
小説家がそうである様に、何か気になる事、ひっかかった出来事をすぐにメモに書き、残したり、そこからヒントを得て文章を作り上げていっているのかもしれない。

何気ない日常、普段の生活。
今迄は風景の様に通り過ぎていた瞬間や、アンラッキーな事も「これって面白いかも」「これってネタになるかも」日々視点が変わっていく。
その気付きが、直接文章として、書けて、読んでもらえる人達がいる。

まさにシフト変更で落胆した私自身の経験がネタになったのです。
きっとこれは普通に早番でスムーズに行けていたら、思いつかなかったと思います。これって書けるんじゃないか?と思ったのも、正に残業が終わり、職場の百貨店からダッシュで福岡天狼院に向かっている最中に思い浮かんだのです。
昨夜の寒空の中、向かう小道は薄暗く、時間にも遅れて気持ちも落ち込んでいたにもかかわらず、
「これってネタになるかも」と気づいた瞬間、夜空がキラメイタ気がしました。いつでもどこでも実は創作の種はあるのかもしれない。そこに気がつくか、通り過ぎてしまうか。
自分にとって、ネガティブな事であればあるほど、大きなネタになる気がします。

そこにどう組み合わせて、ライティング力を上げていくのか。一回目の投稿より、自分の文章力が上がってきているかもしれないと思えたのも嬉しいです。どんどん書いて行く事、良い本、映画、意識して自分の中にも取り入れていくのも大事な事だと思います。

全てがライティングに繋がる道を今歩いているのかもしれません。

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2016-01-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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