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イヤなことあったから髪切りましたという、いらない報告をば


若山さん イヤなこと

記事:若山裕美子(ライティング・ゼミ)

 

「自分を変えたい」という願望は、誰にでもあると思います。
今の自分では満足できない。だから、新しい自分になっていろんな事に挑戦したい。
私もほんの少し前まではそんなふうに悶々としていました。

私事ですが、このたび、のばしていた髪の毛をばっさりとショートにしてしまいました。
理由は気分というのもありますが、自分のためです。
去年はまあ厄が多い年で気が滅入ったこともありまして、心機一転、思いっきりいきました。
失恋をした女性が髪を切ることはよくありますよね。
そんな感じで「髪を切って心を入れ替えよう」という気持ちでした。
びっくりしたことは、髪型を変えると雰囲気だけじゃなく、自分が別人にもなれたような気がするんです。
そうすると、世界が全然違ったように見えてくるんです。
自分自身は何にも変わっていないのに不思議なことです。

もしかしたら、人は思いきったことをした後、視点が変わるのかもしれません。
「現状から抜け出すのはこわい。でも変わりたい!」
と思いきって踏み出すと、何だ思ったほどでもないじゃんって思える。
そう感じたとき、世界が違って見えるのだと思います。
「そんな形から入ったって、根本的なことは解決しないだろう」と思われるかもしれません。
そこで、わかりやすくいうと『髪型を変えたら新しい自分になれる』という感覚はさなぎが蝶へ羽化するようすと似ていると思います。
さなぎになったイモムシは、蝶となって外の世界に出る準備をします。
でも、ひとたび外に出ると天敵がまちうけています。
クモの巣にからまったり、カマキリに捕食されるかもしれません。
蝶にとって、ものすごい恐いことですよね。
それでも、蝶になるために一歩を踏み出すのは、新しい自分になって外の世界に飛びたつことを夢に見ているからではないでしょうか。蝶になれば今までとは違う、広い世界へ羽ばたくことができます。
そして、新しい自分を手に入れた蝶は羽を使って飛び、花の蜜を吸いにいきます。
どれもイモムシの頃にはできなかったことですが、蝶になったら新しいことにどんどん取り組んでいっています。
でも、イモムシが蝶になったって、性質は何も変わっていません。
ただ成長して姿がかわっただけなのですから。
どうでしょうか。
そう考えてみると、まず見た目から変えていくってそんなに浅はかだとは思えないでしょう?
私はずっと髪をのばしていました。
「かわいいって思われたい」「似合うって言われるから」
いつも誰かの目を意識して、自分が本当にしたいスタイルを捨てていました。
でも、失恋をして友人ともけんかをして、自分を出せない場面がたくさんあったときにふと思いました。
今の私は本当の私なのか。人の目を気にしていて苦しくないか。と。
それでも、今までのばしてきた髪をバッサリいくのは勇気がいりました。
似合わなかったらどうしようとか、決心してからもずっと迷っていました。
ハサミを入れられているときも、変わっていく自分を見るのが怖くて雑誌に目をおとすことしかできませんでした。
何を考えていたのかは覚えていませんが、束になって落ちていく私の髪が視界に入り、戸惑いながら終わるのを待っていました。
やっと終わって鏡に映された自分は、誰かと思うくらい変わり果てていました。
でも、まじまじと見ていると、悪くない。というか似合ってるじゃん、私。
落胆すると思いきや、気に入ってしまいました。
髪を切ってスッキリしたからか、なぜか今までやれなかったことにも挑戦したいという気持ちがこみ上げてきました。

新しい髪型になった私はまず、違う系統のファッションに挑戦してみました。
そうしてみると、自然と外に出ることも楽しくなってきて、出かけることも億劫じゃなくなってきました。
そして何よりよかったのは、おじけづいて拒んでいたイベントにも行けるようになったことでした。
見た目がかわっただけなのに、進んで新しいことに挑戦していけるんです。
まさにさなぎから蝶になって、羽ばたけた感じがしています。

 

自分を変えたいと思っている人は、まずは見た目を変えてみることから試してみませんか?

内面はすぐに変えられないけど、外見はすぐに変えられます。

もちろん、変えるのは髪型でなくてもかまいません。
メイクだってファッションだってなんだっていいんです。
劇的に変えるのは、周りの目があるからちょっと……。という人は、「今日はこんな感じにしてみた」とちょっとずつ変えていけばいいんです。

一歩を踏み出せば、違った視点で景色が見られると思います。
そして、また世界がおもしろいものとなるのではないでしょうか。

 

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2016-02-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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