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現役金づる女が教える。金づる女にならない方法


若山さん 現役金づる

記事:若山裕美子(ライティング・ゼミ)

 

私は惚れっぽい。
おまけに一途だから、恋をしたらもう一直線でその相手しか見えなくなってしまうのだ。
この性格がゆえに、恋は私をとんでもない金づる女と化かす。

好きだから、何でもしてあげる。あなたのためなら大枚をはたくわ……。
あなたが私を呼べば、たとえ1時間以上かかる池袋でも秋葉原でも飛んでいく。
「買って」とお願いされたら、買ってあげちゃう。

そんなこんなで、今までどれだけお金が飛んでいったのだろう。
我に返ったときには、金額を考えて震えてしまうこともある。
幸か不幸か、熱しやすく冷めやすいのも私の特徴であるが、『恋は盲目』というのが世の常。
夢中になっているときは、お金を出すことすら気にならないのだ。

だって大好きだから。大好きだからいくらでも貢げちゃう。
あなたがそばにいてさえくれれば、私はそれで満足なの。

ここまできたら、とんでもない女だと思うでしょう?
そうなんです。
周りから「やめなさい」と忠告されても聞かないで、時分の想いを全うしてしまうから余計にこわいんです。
私だってお金で関係を繋ぎとめることなんて、もうやめたい。
でも、あなたに誘惑されるとダメなんです。

私だって、できることならお金をはたきたくない。
そう、アニメグッズたちに……。

あまりアニメを観る方ではない。
でも、好きなアニメは本当に好きで全話欠かさず観ているものもある。
アニメには必ずグッズがつきものだ。
特に人気アニメなら、アニメ専門店で多くのグッズが販売されている。
アニメファンはグッズの発売情報に目をつけて、専門店や通販サイトで購入するのだ。
もちろん、私もその一人である。

最初にハマったのは、いがらしみきお先生原作の『ぼのぼの』だった。
主人公のラッコ『ぼのぼの』とシマリスくん、アライグマくんなど動物たちが登場する、ギャグあり哲学あり、感動ありの物語である。
4月に新しく放送されるようだが、元は1995年から1年間放送されていたアニメだった。
私は幼い頃に再放送でみて、とてもおもしろくてその頃から大好きだった。
それが2013年頃から空前の再ブームを起こし、グッズを販売し始めた。
私は当然のことながら、販売情報をネットでチェックしてはアニメ専門店をかけ巡って、あらゆるグッズを購入した。
ちょっとお金がキツイなってときがあっても、グッズたちが「買って」と私を誘惑してくるのだ。そのように見えるのだ。
我に返った今となっては、どんだけ都合のいい女だったのかと呆れてしまう。
「これでもか」というほど購入したわけだが、実際きちんと使ったグッズは皆無。
買ってそばに置くだけで安心してしまうという始末だ。

つまり、私がどうしてグッズを購入しに奔走したかというと。
グッズを持っている数で作品をいかに愛しているかということをアピールしたかったということなのだ。
そうして、限定ものを手に入れたことも鼻高々に自慢して、他のファンより優位であることを示したかったこともある。
でも、それだけでは心が満たされない。むしろ満足はしないけど、お金だけが減っていく。
そんな経験のある人はいないだろうか。
いるとしたら、私と同じ運命をたどらないよう、みなさんにこう投げかけておきたい。
お金をかけることだけが本当に愛なのだろうか。
もしかしたら、お金をかけるのは、自分の欲望を満たしたいためなんじゃないか。と。
満足しているのならそれでいいが、お金が底をつくころには自分の身も心もボロボロになって、愛情が薄らいでしまうことだってある。
つまり、貢ぐことだけが愛ではないと思うのだ。

その作品が大好きで、
「登場人物のセリフを覚えた」というのも愛だし。
「自分だけのオリジナルグッズを作った」も「絵を書いてTwitterに載せた」も愛だ。
どんな愛し方でもその愛は伝わると思う。
好きなのは素晴らしいことだし、愛の示し方はいろいろあると思う。
でも、自分をあとあと苦しめるような愛し方だけはしないでほしい。

え、他に愛を示すなんてどうすればいいのかって?
好きな作品をファン同士で語り合うのもいいと思います。
キャラの細かい仕草にキャーキャーしたっていい、1クールめのオープニングの絵柄が最高だ。と熱くなってもいい。
好きなものを語るあなたは、表情がキラキラしていてとても素敵だと思いますよ。
私はとにかく好きな作品のことについて、友人と熱く、そして興奮して語り合います。
言動、行動で半分引かれていると思うけど、気にしない!
好きなら、その想いを前面に出したっていいんです。
だって、好きなんだから。

ここまで語ってしまいましたが、自分が好きな方法で大好きな作品を愛してください。
きっと、その作品をもっと楽しめると思います。

かくいう私は、『おそ松さん』に熱愛中だから、また金づるにならないように気をつけないと(笑)

 

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2016-02-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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