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1歳未満の上司とうまく付き合うための3つの極意


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:園部仁美(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「へー! 慣れてるね!」
子供がいるわけではないし幼い親戚がいるわけでもない。けれど友人の赤ちゃんと遊んでいるとそう言われることが多い。
 
実のところ、以前は赤ちゃんが苦手だった。赤ちゃん自身もそうだが、赤ちゃん言葉を使ったり、高い声で話しかけている周りの大人の様子を見て、一歩引いてしまう自分がいた。そうやって喋らないと話してはいけないのかな。というモヤっとした気持ちがあるせいで、周りと同じように素直に「かわいい」ということが出来ない。そのため友人や親戚が赤ちゃんを連れてくるときはどうしても身構えてしまうのだった。
 
そんな私が子供モデル事務所の撮影を手伝うことになり、一度に約100人程度の子供と保護者と接することを年に2度、3年続けたことで、苦手だったはずの気持ちがすっかり消えてしまった。
 
だから、世の赤ちゃん苦手の方たちへお伝えしたい!
赤ちゃんが苦手だった私が、この荒治療のおかげで習得した「赤ちゃんとうまく付き合う極意」。これを皆様に今回特別にお教えしよう! 是非習得してかわいい赤ちゃんとの楽しい触れ合いライフを楽しもうではないか!
 
早速始めよう。まず大前提として赤ちゃんは保護者という秘書付きの偉い上司だと思って頂きたい。上司には礼儀正しく接するのが望ましい。基本は赤ちゃんが最優先。ごはん、トイレ、昼寝とぎっしりのスケジュールの中でわざわざ私達に時間をさいて下さっているのです。時間にゆとりを持って赤ちゃんに合わせることが大切。これを踏まえた上で、以下の3段階の極意を実践していってほしい。
 
極意其の一 上司の命令は絶対である
上司がこうすると決めたら部下は必ず従うべし! 反論はしない。
上司の仕事がスムーズに行くよう、部下は影となって働くのだ。道を遮るような邪魔なものは上司がくる前にどかすか隠す。それは上司が邁進できるようにするサポート以外にも、道を誤らせない工夫でもある。
くれぐれも床に、中身の入ったティッシュケースを置かないように! 大惨事になること間違いなし!
 
極意其の二 上司の誤った命令には、代替え案を用意すべし
一と矛盾するが、上司の言うことがいつも正しいとは限らない。それをうまく軌道修正するのは優秀な部下の役目である。上司の意見を否定するのではなく、より良いのがありましたと別の提案をするのである。気に入れば採用となり丸く収まるだろう。代案としてよく用いられるのは、アンパンマンの人形や音のでるガラガラなど。実際に私がお会いした方で、天気予報士の森田さんが好きで、森田さんの動画を見せると泣き止む方もいた。上司が気にいっているもの、夢中になるものは覚えておくに限る。大概秘書が持っているのでそれをお借りしよう。
 
極意其の三 上司へのお願いは、まず根回しすべし
上司が乗り気でなくてもどうしてもお願いしたいことがある時。
重要なのは根回し。いきなりお願いすると上司もスケジュールの再調整が必要になり、特に気持ちを大事にされる方が多いので、心の準備ができていないといい顔はしないだろう。あらかじめお伺いを立てる必要がある。例えば帽子が気に入らないご様子の時。無理矢理かぶらされ気分を害してしまうと後々まで不機嫌が続き面倒になる。そうならないために帽子の良さを伝えるのだ。場合によっては部下自ら被り、欲しがる素ぶりを見せる必要があるかもしれない。それでもダメなときは他の部下にも手伝ってもらおう。帽子姿の上司を「とてもお似合い!」「素敵!」「サイコー!」とテンション高く煽てるのも有効だ。しかし、それでも稀にダメなときもある。案ずることはない。上司の秘書にお任せしよう。いつも一緒で扱いの慣れている秘書に任せておけば大丈夫。私たちは温かく見守ろう。
 
以上、3つの極意をお伝えした。一から始めて三まで出来るようになれば大概の上司とその場を仲良く過ごせるだろう。
 
でもさらに進みたいというここまで読んでくれたあなたには、特別に究極の奥義をお教えする。これは私が撮影現場でたくさんの赤ちゃんや保護者と接するうちに発見し、自然と体得したものだ。これをやるのとやらないのでは赤ちゃんの反応は全然違う。笑うのはもちろん、ごきげんにおしゃべりして下さることもある。その奥義とは。
 
ゆっくりと高い声色で喋る。
赤ちゃんの言葉を真似する。
 
結局これなのかと思われたかもしれないが、この力は偉大。
赤ちゃんの言葉を真似る、高い声で話すと言うのは、英語しかわらかない相手に自分が普段使う日本語ではなく、英語で会話をしているようなもの。相手の母国語に合わせるということは、ある意味でその人に敬意を払っていると言える。逆に英語しかわからない相手に日本語しか使わない場合は、相手にこちらに合わせるように要求していることになる。
そう考えたら赤ちゃん言葉や高い声で赤ちゃんと話すことは寒いことでも恥ずかしいことでもない。むしろ好意的なことと思えてくる。
 
まあそれでも恥ずかしいものは恥ずかしい。私もそうだった。
なら、まずはちゃんとした英語を使おうとしなくていい。自分ができる範囲の片言の英語とボディーランゲージでコミュニケーションをとってみることから始めよう。皆さんご存知の3つの極意である。
 
この3つを知っているならもう大丈夫! あとは経験を積んでいくのみ!
怖がらずにたくさんの赤ちゃんと接してみましょう。それは新しい自分を発見することにも繋がるかもしれません。
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2021-05-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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