fbpx
メディアグランプリ

もう一度壊れてもいい


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ながた ゆり(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
「おかしいな、もう電池がなくなりそうだ」と私は今朝、充電したばかりのiPhoneを見てため息をついた。まだ時間はランチ前。朝からほぼ使っていないiPhoneにしては、電池が無くなるのが早すぎる。これではモバイルバッテリーが毎日必要になるではないか。非常に面倒だ。どうにかならないかと困った私は「iPhone バッテリー交換」とGoogle先生に聞いてみた。結果的にApple Storeに持っていけば当日で交換してもらえることがわかったため、すぐに来店の予約を取った。
 
来店時間・修理内容などをスムーズに入力した私だったが、思わぬハプニングが起きた。最後の入力画面に「Genius Barを予約しますか?」と聞いたことのない単語が現れたのだ。Appleに詳しい方には説明するまでもない単語だ。しかし、Apple Storeに入ったことはなく、Mac Bookも持っておらず、ITに疎いアラサーにはハードルが高い未知の単語であった。さらに「利用には費用がかかる場合があります」というような内容が記載してある。知らない上に、バッテリー費用以外に相談料金がかかるのか?と、私は恐々しながら「ジーニアスバー 何」と再びGoogle先生に聞いてみた。
 
予約当日。日曜12時のお昼時。浮かび上がるリンゴのロゴが特徴的な真っ白な建物の前に着いた。リンゴをあしらってあるお揃いのブルーTシャツに身をつつんだスタッフがテキパキと店内外で接客している。銀座の中でも特に人が多いお店だ。「家から一番近いお店だから」と選んだが、米国以外では世界で初めての直営店ということを後で知った。
「バックアップ完了、iOS最新バージョン、Apple IDとパスワードOK」と、事前にメールで送られてきた「来店前にやっておくべきことリスト」を最終チェックし、ドキドキしながら「すいません」と私はブルーTシャツのスタッフに声をかけた。修理の旨を伝えると「このままエレベーターで4階にどうぞ。自動で4階で止まりますので」と手で誘導しながら案内をしてくれた。
店内に足を踏み入れた私は、お店に溢れる熱気に圧倒された。規則正しく並べてある大きなテーブルに、几帳面に配置されたiPadなどのアイテム。整っていてクールなお店は一見冷たい印象を与えそうだが、スタッフと顧客との会話がお店の空間を全く違うものにしていた。その熱の間をくぐり抜けて店内奥のエレベーター前に着いた私は、一面ガラス張りのエレベーターにビクビクしながらも乗り込んだ。
 
吹き抜けの2階のショップや3階のシアタールームを眺めた後、私はとうとう4階に辿り着いた。
ワンフロアにいる多くの人たち。降り口のスタッフに名前を伝え、案内されたのは左手のカウンター。左壁には「Genius Bar」のロゴが光っている。約8メートルもある縦長のカウンター机。
足長の椅子が並べられており、机を挟んでスタッフと顧客が話している姿は確かに飲食店のバーと類似している。机の上にお酒はなく、代わりにそれぞれが持ち込んだ端末とスタッフのiPadが並んでいた。
この「Genius Bar」とはアップル製品についてサポートを行なっている場所であり、「Genius」というアップル製品について何でも知っていて、設定・修理などの対応をしてくれるエキスパートがいる。予約時にGoogle先生から学んだ私は迷わず、「Genius Bar」を依頼した。
カウンターに座った私のもとに、ブルーのTシャツを着た茶髪の20代中盤の青年がやってきた。「こんにちは。本日担当させていただくSyuです。よろしくお願いします」と、ネックストラップの社員証を見せながら笑顔で挨拶してくれた。爽やかだな、と私よりも恐らく年下であるGeniusにお願いしますと、私も頭を下げた。
早速、慣れた様子で確認をはじめ、社員用のiPadを素早い動きで操作をした。「今、全体の状況を確認させていただいたんですが、やはり、バッテリーだけ交換が必要ですね。この状態では充電が1日も持たず、大変だったのではないですか?」と私の気持ちを代弁してきた。「そうだったんです!」と私は嬉しくて思わず返してしまった。
その後、一通りこの後の修理の流れを終わった後、「最後に何か気になることないですか?」と聞かれ「実は一回、カメラを違うところで修理をしているのですが、大丈夫でしょうか?」と1つ不安だったことを尋ねてみた。すると「カメラだけですよね。恐らく大丈夫だと思います。言ってくださってありがとうございます」と笑顔でまた返してくれた。このように私の気持ちを汲み取った対応をしてくれた。
そう、Geniusは知識だけではなく、接客スキルも非常に高かったのだ。調べてわかったことだが、Apple Storeには一流ホテルとして名高いザ・リッツ・カールトンのコンシェルジュのスキルに影響を受けた徹底的なマニュアルが存在しているのだ。
このように知識だけではなく、高い共感力・丁寧な対応により、私の不安を取り除いてくれたGeniusによって、何かトラブルが起きても、この「Genius Bar」があれば何とかなりそうだな、と私に思わせてくれた。
次、PCを買うときは敷居が高かったMac Bookを買ってみよう。何かトラブルが起きても対応できそう。また、iPhoneに何かあってもきっと大丈夫。なぜなら「Genius Bar」があるから。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 


 
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325


■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984


2021-05-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事