メディアグランプリ

お前、どこ中よ?


どこ中

 

記事:金子千裕さま(ライティング・ゼミ)

どうも仙台市立中田中の放送部だった金子です。
県内じゃあちょっとした不良校として有名でした。が、不良は一部だけで、私たちの世代はみんな大人しかったですよ。若干一部が卒業式の日に刺繍入りの制服を着ていたくらいで……ええ、1995年ぐらいの話です。昭和じゃないです。
そこんとこ夜露死苦!

東京ではチーマーやらカラーギャングやらオシャレな不良が多かったようですが、私の地元では90年代後半になっても昔ながらのヤンキーや愚連隊が元気でした。
週末には暴走族がパラリラパラリラやってました。

高校時代の私は、上京志向が強く東京の大学への進学を希望していたのですが両親(つまり出資者)の反対で叶わず、すっかり勉強する気も失せ滑り止めの大学に入学したという過去があります。
もう地元嫌だよう、ダサいよう。なんだよ『Oh! バンです』って何でさとう宗幸が司会なんだよ。あんた仙台市出身じゃないじゃん。青葉城恋歌が売れただけんじゃん。
テレビ東京入らないから、アニメ雑誌買っても半分ぐらいついていけないし。
あたしも『あずまんが大王』や『ターンAガンダム』をリアルタイムで視聴したかったよ。石巻、雨が降ると磯臭いんだよ!

そんな事を思っていた私でしたが、就職して上京するとホームシックに掛かりました。
東京、星空見えない、魚は不味い、チャラいの多い……

若者特有のない者ねだりであるという事は二十歳も過ぎると分かってくるものです。しかし、それでも魚が不味いのには辟易しました。

そこで結構、魚について勉強をしました。そして当時の彼氏のすすめで『お魚検定』なるものを受けてみたところ2級を獲得することに成功しました。そのうち、1級を取ろうと思っております。
それに、東京でも美味しい魚がある店が多い。
むしろ、行くところに行けば地元にも負けないくらい美味しい魚がリーズナブルに手に入ると分かったので、それは収穫でした。
そういえば、地元の漁師さんが『良い物はみんな東京に送る』と言っていたのを思い出したりもしました。

――東京で頑張ろう。一旗揚げよう。

ホームシックやうつ病から立ち直り、そう思い直せたのは、同じ地元出身の仲間たちのおかげでもあります。

例えば私の『結婚してくれない旦那』がそうです。
彼は、結婚という制度に疑問があり私と籍を入れることを頑なに拒んでいますが、もう付き合い始めて十年に、一緒に住み始めて五年になります。
彼は、私と同じ小学校に通ってました。
幼少期の思い出が一緒というのは強いもので、出会った当初からまるで幼なじみのように何でも相談出来る相手でした。相談しまくっているうちに付き合うようになり、一緒に住むようになったようなものです。

また、高校では比較的疎遠だった同じ高校出身の女子二人とも上京してから仲良くなりました。二人とは二十年近くの付き合いですが、仲良くなったのはホント、大学を卒業して上京してからです。
とくに、N美とは『芸術家を志望しながらも、それを仕事に出来ない』苦しみを分かち合い、先にそこから脱出した彼女から先日エールまで貰いました。
中央線の中で、マジ泣きさせていただきました。

そして、天狼院の三浦店主。
同じ地元の人間が面白い事をやっていると知ったのは、ある雑誌の特集でした。雑誌名も定かでは無いのですが『面白い本屋特集』のような特集が組まれていた号でした。
そこで、大人の部活をやっている天狼院書店の事を知りました。

私はそれまで大学時代の延長、ほぼ我流で作品を作っていました。
当時は不規則な仕事についていたので、写真学校にも通えずにいました。フォトエッセイストになりたいのに、イマイチ賞に出しても良い結果が得られないと悩んでいました。
そこで、もう一度、写真の基礎から勉強し直そうと思いました。
そして、天狼院の門を叩いたのです。

天狼院の部活が『丁度良かった』のは、月謝では無いことでした。
参加できた回のみお金を払えば良いというのは、かなりお手軽に利用出来る……入り口としては本当に最適でした。
これを考えた三浦さんという人は本当にアイディアマンだなと感心しました。

そして、本格的に勉強したい人には分割払いも可能な『ゼミ』というシステムを用意しているというアフターフォローぶり。
早く写真ゼミも~! というのが一利用者としての私の声です。

フォト部で出会った人は、本当に、本当に……

みんな、先生もふくめ仲間たちも、すばらしい人たちで。
うらやましくなるくらいに輝いていて。
ライバルとして申し分の無い人にも恵まれました。私の写真の腕は自分が思っている以上に上昇していると、周囲から言われるようになりました。
今、四つの賞に応募しています。
N美に続いて、三浦さんに続いて一旗揚げられればいいなあと思う今日この頃です。

それはさておき、この同郷の人に対する私の中の思い入れというか、仲間意識はどこから来るのかという疑問への答えがまだです。
幼少期の方が、体感時間が長いとか、十代までは脳や身体が完成仕切っていないから、完成する過程で受けた『地元からの刺激』に強く脳が反応するといかそういうところで説明できそうな気はするのですが……
よくは分からないです。

ただ『故郷は遠きにありて思うもの』という昔の人が言うことは本当なのだなあとしみじみ思うのでありました。
遠く離れて初めて、地元の良いところが見えてきます。
街から少し行けば自然があって、綺麗な星空が見られるところとか。
美味しい魚が簡単に手に入るところとか。
両親とか。家族とか。

さあて、故郷に錦を飾るじゃありませんが、もう一踏ん張り、二踏ん張り。頑張りますか! 朝からそう思う金子さんでした(現在3月9日6時45分)

(おわり)

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2016-03-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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