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【新春 飲み会一発芸】一発芸で大切な3つのこと


記事:田村将太郎(ライティング・ゼミ)

*この文章は、「天狼院ライティング・ゼミ」の受講生が投稿したものです。
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4月は、出会いの季節。入社式、入学式。年の始まりは1月だけど、年度の始まりは4月である。1月より、4月の方が「始まり」という感じがする。物事のサイクルは4月→3月と言う流れで回っている。
この春から新しい環境、新しい学校、新しい会社で生活が始まる人も多いだろう。かくいう私も、建築設計という、今までやってきたこととは全く違う勉強を、専門学校入学という形で始めることとなる。始まりというのは、ワクワクするし、無限の可能性を自分自身に感じることができる。
また、新しい環境、集団に属することになるのだから、当然新しい「人」とも関わることになる。組織の生産性を向上させるには、新しく入ってきた人たちと、もともといた人たちが仲良くなることは組織の課題であり、急務である。新入りがいつまでもギクシャクしていては、会社としてもうまくいかないし、大学のサークルだって、「楽しむ」というサークルの最大の目的が達成できない。
そこで組織の合理化、最適化を図る手段として人々が太古より採用し続けている唯一無二、永久不変の手法がある。
それは必ず組織編成が変わるたびに行われ、今の時期のように新入社員が入ってくるときはもちろん、辞令や転職などによって組織から人が抜けるような時にも行われる。また、一年の終わり(12月)と始まり(1月)にも行い、iPhoneのアップデートのように、定期的に組織の状態を最適に保っている。また、この手法は、個人間の間でも頻繁に行われ、個人間の「不具合」を軽減する役割がある。
こんな万能な手法があるのかと思われるだろう。しかし、現実にわれわれはこれを日常的に行っている。

それは

かんぱーい!

である。
そう、飲み会だ。
乾杯の一言に始まり、各組織の新人諸君は、彼らのプロパティを半強制的に丸裸にされるのだ。
アルコールが潤滑油となり、新人達の情報を組織内に共有するのだ。
出身地、家族構成などの基本情報はもちろん、恋人はいるのか、どんな子が好きか、など質問は多岐にわたる。

この時に新人が必ずと言っていいほど求められるものがある。
それは一発芸である。

これもただ、「新人の困っている顔を肴に酒を飲もう」などという意地悪な気持ちで先輩方は我々に一発芸を要求しているのではない。
「一発芸」という予測できない困難に陥った時に、どのような反応をし、どういう判断、行動をするのか、また行動を起こすまでの速さはどうかといった、柔軟な対応力がどれだけあるかというものを判断する材料に役立てている。
このような合理的な理由がなければ、ここまで世の中に「一発芸を後輩にやらせる文化」は存在し続けなかっただろう。ビールは約4000年以上前から今日まで飲まれている飲料であるが、それは単に美味しいからというだけでなく、ミネラルを豊富に含み、適量を摂取することは健康に大変良いという面も持ち合わせているからである。
一発芸という文化も上記のような、実践的な要素を含んでいると考えられる。

新人が、その組織に属して、一発目にする一発芸。それは、その者の第一印象を決定づけ、その後の生活を左右するといっても過言ではない。

私は、一発芸が大の得意である。高校、大学と野球部に属してきた私は、数え切れない数の一発芸をしてきた。そして、一発芸を皮切りに同期や先輩方と仲良くなってきたという自負がある。一発芸をまるで「名刺」のように使ってきた。
それは、私が特別お笑いのセンスがあるとか、事前に研究してからそれに臨んだわけでもない。もちろん、一発芸関係のハウツー本などは存在しない。
私が一発芸を成功させてきたのは「たった3つのルール」を守ってきたからだ。これを守るだけで、一発芸はうまくいく。

その方法を伝授しよう。

①お笑い芸人のネタをパクらない。
これは絶対にやってはいけないことの一つだ。先ほども言ったが、一発芸とは自分のアイデンティティを示す絶好のチャンスなのであるということを念頭においてほしい。そんな大事な場面で他人のネタを披露するなど言語道断。
ラブレターを小説から丸々引用するのと一緒だ。
つまらなくてもいい。自分が少しでもいいと思ったものを、全力で表現するんだ。それが、あなたのアイデンティティ出会い、唯一無二の個性なのだ。

②振られたら、すぐやる。
一発芸をやるように指示されてからやるまでの時間と、それを見ている人の期待度は比例する。これはアインシュタインが提唱した有名な学説である。この法則によれば、一発芸をやらずにモジモジすればするほど、ウケづらくなるということなのだ。
一発芸は、生物だ。自分の懐で温めているよりは、すぐ出した方がウケはいい。
そして、一発芸を振られてから披露するまでの時間が短ければ短いほど、「想定外の出来事が起きた時に早急に柔軟な対応をすることができるアタクシ」をアピールすることができるのだ。あなたの先輩や上司は、面白い一発芸を見たいのではない。あなたの緊急事態に対する対応を見たいのだ。

③脱がない。
もうみなさんはお分かりだろう。一発芸を振られて脱ぐ奴は、たいていアホである。また、一発芸を振られて衣服を脱ぐということは、想定外の事態が起こった時にとんでもない行動をしてしまうんではないかという印象を与えてしまう恐れがある。
脱いだら、一発芸としてはかなり面白く、個人的には大好きなのだが、一発芸で良好な人間関係を築き、人生を謳歌するという観点からはお勧めはできない。

いかがだったであろうか。
これから新入生歓迎会や入社祝賀会などを控えているそこのあなた。上記3点を守りさえすればバラ色のキャンパスライフ、ひいてはバラ色の人生が待っていることを私が保証しよう。

一発芸は人間性を見極めるという点で非常に有効な手段だと言える。近い将来、「一発芸入試」や、面接で一発芸を要求されるようになるだろう。オリンピックの種目になることも、想定の範囲内だ。
突然一発芸を振られた時。それはピンチではなくチャンスだということをここに記しておこう。

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*この文章は、「天狼院ライティング・ゼミ」の受講生が投稿したものです。

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*この作品は、天狼院メディア・グランプリ参加作品です。
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2016-04-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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