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結婚する前に知っておいた方がいいこと


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記事:小矢(ライティング・ゼミ)

私が子どもの頃は、「将来何になりたい?」という質問に、「花嫁さん!」と答える子が普通にいた。「わからない」と答えるより、周囲もほほ笑ましく受けとめていたような気がする。平成の世はどうなんだろう。「花嫁さん」は将来の夢になりうるのかしら。

時代が変わっても、結婚はなくならない。なんだかんだ言っても、好きな人と出会い、その人からも好きと言ってもらえて、デートを重ねるのは幸せなことだ。映画、レストラン、美術館、旅行。二人なら世界が1.5倍輝いて見える。こんなに自分を愛してくれる人はいない。やさしくて、頼もしく、知的で誠実。ずっと一緒にいたいと思い始める。

そして、やがてその日(クリスマスや誕生日かもしれないが)がやってくる。プロポーズだ。なんとなく言ってくれそうとわかっていても、やっぱり嬉しい。幸せの絶頂だろう。未来が動き始めたのだ。自信に溢れる女性はどんどん綺麗になっていく。結婚式の当日、その美しさは最高潮に達するのだ!

 

と、ここまではいい。

平成の結婚は、童話のように、めでたし、めでたしで終わらないことを、私たちは知っている。ドキドキ、ワクワクはすぐになくなり、繰り返しの平凡な毎日が始まる。結婚は生活だ。シンデレラのような夢はやがて醒めるのだ。

私は、これから夢や希望を持って結婚する人を脅そうと思っているのではない。
その逆だ。結婚は本当に素晴らしい! チャンスがあるなら絶対した方がいい。

 

ただ、結婚する前に知っておいた方がいいことがある。

すべての女性は父親と心理的に結婚しているという事実だ。

 

あなたは、1970年代に一世を風靡したTBSの国民的ホームドラマ『寺内貫太郎一家』をご存知だろうか。主演の小林亜星は、昭和の東京下町、石屋を営む一家の頑固なカミナリ親父がはまり役だった。

私の父は、声がでかく、頑固で横暴、繊細さのかけらもない貫太郎そっくりなおやじだった。そして、私は昔、そんな父親が好きではなかった。というより怖かった。

やさしい言葉の一つもかけられない。年頃の娘としては煙たくて、できれば一緒にいたくなかった。

だから、私が好きになる異性は、父と正反対のタイプ、やさしく物腰柔らかな人ばかりだった。父親が好きでない娘は、父親と正反対のタイプの異性を選ぶのだ。反対に、父親が好きな娘は、父親と同じようなタイプの異性を好きになるらしい。

つまり、私たち女性が男性を選ぶときの基準は「父親」なのだ。子どものときに初めて見るカップルの原型が両親なので、無意識にそれを基準として異性を選ぶ。

すべての娘は、スタートで、父親に当たり前に保護してもらう。何もやらなくても、ちやほやされるプリンセス状態から始まっている。ほとんどの女性は、お父さんがやってくれたことが基準だから、無意識に男性に高い期待をもっている。何もしなくても与えられたので、自分は男性より偉いと勘違いしているのだ。

父親にとって、娘はお姫様だ。だから結婚相手にそれと同じ待遇を求めるのはフェアじゃない。

そんなことはわかっているって?

否、多くの女性が、父親と彼氏を混同している。

やっかいなのは、父親を初めて認識したのは、子どもの頃だということだ。未熟な子ども時代に、父親に対する評価(好き、嫌い)を下し、父親はこんな人だと決めつけたのだ。それが基準となって、男性の好き嫌いが決まる。私のように、やさしい人ばかり選ぶと、何かあったとき、「頼りないなあ」と不満になるし、父親そっくりな人を選んでも、彼は、発展途上の人だから、同じようなことを期待するのは酷だ。中には、結婚そのものに幻滅し拒否する女性もいる。

だから、これから結婚したいのなら、まず父親と精神的に離婚することをすすめる。父親のパートナーはあなたではなく、お母さんだ。お邪魔虫をやめて、大人の視点で、改めて父親を見直しておこう。パートナーとうまくいかない人の多くは、父親と心理的に結婚している状態なのだ。早く大人の女性になった方がいい。

もし、あなたが父親と離婚しておかないと、あなたの彼氏は、母親と結婚している人になる確率が高くなる。あなたに、自分の母親と同じような役割を求めてくるかもしれない。

 

ちなみに、私の父親は、本当は家族思いの、優しい真の強いおやじだった。欠点の裏側はいつでも長所なのだ。それが言えるのは、私が大人になったからだ。

今ならよくわかる。私の理想の男性はやはり父親だった。

こんなことが言えるときが来るなんて、思ってもいなかったけど。

 

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2016-07-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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