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メディアグランプリ

今日もまた不幸ポイントを貯めるのに大忙しです


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記事:永井里枝(ライティング・ゼミ)

「不幸自慢」というと聞こえは悪いが、ちょっとした不運にあたる頻度には割と自信がある。
駐輪場に自転車を停めれば、帰りには高確率で空き缶が入っている。
サイドミラーには鳥のフンがついているし、コピー用紙は急いでいるときに限って途中でなくなる。
コンビニでお弁当を買えば割り箸を忘れられ、レストランで注文を間違えられるなんてことも日常茶飯事だ。
調子のいい時には立て続けに起こるので、
「もしかして私って、不幸の神様に選ばれし人間!?」
なんて本気で思ってしまうこともある。

それに加えて、私は根っからのネガティブ人間である。いや、ネガティブ人間であった、もう昔のことだけれど。

なんで私ばっかり……
何か悪いことしたのかな、私。

と悲観的になって、もう生きていても楽しいことは何もない、という発想にまで飛躍することもしばしば。

しかし、何かある度にいちいち落ち込んでいても、降ってくる不幸を振り払うことはできない。なんとかしてこの状況を打開しなければ! と思い、苦肉の策として考えたのが「不幸ポイント制」である。

運用の方法はお店などで作る普通のポイントカードとほぼ同じ。
不幸や不運がある度にそれをポイントとして記録し、貯まったら交換してもらうのだ。
ただし通常のお店とは違い、割引などの特典は得られない。
モノを買っているわけではないので、当たり前である。
では一体何と交換するのか。

それは「幸せ」である。

小さな不幸や不運が積み重なったら、幸せになって返ってくる。
そう考えれば、生きることがちょっとだけ楽しくなるんじゃないかと考えた。

そうと決まれば、まずは不幸を探すことだ。
小さなものは1ポイント、長く引きずりそうなものは5ポイント、人生に大きく関わりそうなものは10ポイント、あとは臨機応変にポイントをつけながら簡単なメモ書きを残しておくことにした。

すると1日目から早くも3ポイント獲得。交換できる幸せは降ってきそうになかったので、帰り道でシュークリームを買うことにした。

また次の日も、その次の日も順調にポイントは貯まっていったが、連日甘いものを買ってもいられないし、かといってポイントを貯めこんでいては心がもたない。
これは、率先して幸せを見つけに行かなければ!

そう気づいた私は、不幸な出来事と同時に幸せな出来事も探すようになっていった。

そもそも、幸せってなんだろう。
どんなことが起こると、自分は幸せを感じることができるのか。

もちろん幸せの定義は人それぞれ異なる。
ただ、共通して言えるのは「自分の何かしらの欲求が満たされる」ことなのではないだろうか。

シュークリームを買うことによって、甘いものを食べたいという欲求が満たされ幸せを感じた。

同じように、休日にたっぷりと睡眠がとれれば、ゆっくりと眠りたいという欲求が満たされ幸せな気分になるだろう。

もう少し、高いポイントと交換するとして考えてみる。

新しいスポーツを始めて、一緒に汗を流す仲間ができたら。
ずっと片思いしていた相手と、二人きりで会う約束をしたら。

これは5ポイントでは交換できないレベルの幸せだろう。

他にも

やりがいのある仕事で、重要なポストに抜擢されたら。
憧れの高級車を手に入れたら。

これも交換するにはかなりのポイントが必要になりそうだ。

確かに幸せを強く感じられるかもしれないけれど、そんな大げさなものでなくてもいい。
元々ポイントとして貯めた不幸は、ひとつひとつで考えればほんの些細なことである。
日々の生活の中に溢れているちょっとした不幸とちょっとした幸せが、帳尻のあうように見つけられたらそれで十分なのだ。

あらためて、ポイントを貯めた日の事を改めて思い出してみる。
車に鳥のフンが付いていた日は、久しぶりに洗車をした。
コンビニ弁当も家で食べたので割り箸はいらなかったし、その分のゴミを削減できた。
コピー用紙の補充をしたことがなかったので戸惑ったが、今回教えてもらったので次からは一人でできるだろう。
レストランで間違えられたメニューは食べたことのないものだったので、この機会に試してみることにした。

待てよ、これって「幸せ予備軍」なんじゃないか?
もう少しだけポジティブに考えれば、小さな幸せと呼ぶに十分値することのように思えてきた。
もっともっと貪欲に日々の中に隠れている小さな幸せを探していけば、すぐに交換できるはずだ。

どケチ根性丸出しでポイントの交換に躍起になっていた私は、いつの間にかそう考えるようになっていた。

そして幸せ探しが体に染みついた今、不幸自慢ばかりしていた昔の私からは想像もつかない「超ポジティブ人間」に進化してしまった。

しかしこのポイント制には一つ欠点がある。
自分で作った制度ではあるけれど、しばらくの間その解決策を見いだせずにいた。
それは、先に幸せを多く受け取ってしまった場合のこと。
交換する不幸ポイントが貯まらないうちに幸せを受け取ってしまったら、後から不幸がやってくるのか? という問題である。
もしそうならば、不幸を探すのが得意なネガティブ人間からするとポイント制は未来への期待値が高いが、そうでない人にとっては何のメリットもないシステムということになってしまう。
だが、幸せな人が後に必ず不幸な出来事に見舞われるわけではなく、良い流れの中でずっと生きている人もいる。
そしてそんな人と一緒にいると、いつのまにか自分も幸せな気分になっている。
つまり、自分のもらった幸せを周りにも分けていれば多くなりすぎることがなく、後から不幸ポイントが補われることもないのだろう。

こうして私がポイント生活を始めてからしばらく経つが、現在のところ仕事は上手くいかず同棲していた恋人にも逃げられてしまい、かなりのポイントが貯まっている状態だ。

残念ながらそれを交換できるまでの幸せをまだ見いだせてはいないけれど、もしかしたら今まさにその交換途中なのかもしれない。
ライティング・ゼミに飛び込んだのは偶然だったけれど、表現に対する私の欲求を満たせる唯一で最高の場所だったのではないかと思う。
きっと4ヶ月後には今持っているポイントを全て交換し終わって、周りにも幸せをふりまける人間に変わっていると信じている。

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-08-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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