メディアグランプリ

「有吉弘行」の結婚報道が、現代の眠り姫の呪いを解く?


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氏名:のんのん(ライティングゼミ)

 まず最初に申し上げておきますが、「有吉弘行」とは、わたしにとって超好みの男性であり、結婚しちゃってもよくってよ! という存在のことです。
 そこに異議を申し立てられても、致し方ございません。どうしても納得のいかれない方は、「有吉弘行」を「福山雅治」なり「妻夫木聡」なりと読み替えて、お目通しいただければと思います。

 数日前の平日午後、いつも通り退屈な仕事の合間、ホーム画面のニューストピックスに一瞬目が止まりました。

「有吉弘行、結婚へ。お相手はすでに妊娠」

 まず、見なかったことにします。そのまま仕事を続けます。
 でも仕事中ずっとモヤモヤしている。ソワソワしている。そのうちイライラしてくる。
 なんだろう? なんでわたし、こんなにザワザワしているんだろう? あ、あれか。そういえば、さっきなんか見た。見ちゃいけないもの見た。あれか。あれが原因か……?

 あれが原因でした。「有吉弘行、結婚へ。お相手はすでに妊娠」。
 お相手は、長く番組共演していた女性アナウンサー。とっても好感の持てる方。でも、お相手が誰かなんて、どうでもいい。誰であっても一緒。誰であろうとも「有吉弘行、結婚へ。お相手はすでに妊娠」。

 それにしても、こんなにショックなもんですかね。自分でもびっくりしました。ボディブローって受けたことないですけど、こういう感じなんでしょうね。じんわり、確実に、内側から、全身のパワーをえぐり取られる感じ。平気な顔してますけど、平気じゃありません。完全に戦闘能力なし。ああ、仕事休みたい。なにもしたくない。考えたくない。

 その後、誤報だとか、いや本当だとか、後追い記事がいろいろ出てきましたが、そんなこともはやどうでもいいのです。「有吉弘行」の結婚報道に、芸能人の結婚報道に、ガチでショックを受けた。このことがショック。そっちの方がショック。それだけでもうキャパいっぱいです。
 ここ最近、人気俳優や女優さんの結婚報道があるたびに、それが理由で会社を休むという現象が話題になっていましたが、てっきりウケ狙いの作り話だと思っていました。なにを軟弱な! ただ仕事休みたいだけだろうが! と思っていました。
まさか本当だったとは。まさか自分が、こんなにダメージを喰らうとは……。

 四十過ぎて、独身でバツもない。今どきそんな女性、珍しくないとはいえ、決して胸張って堂々と生きていられるわけではありません。

 おそらくわたしの半分ほどしか生きてなくて、いかにもチャラチャラ、タラタラしていても、大きなお腹していたりベビーカーを押してたりしている“女子”には、やっぱりなんか敵わないし、「少子高齢化社会にいかに立ち向かうか!?」などと叫ばれても、「諸悪の根源でスンマセン」と下を向くしかない。一応一人前に、“社会人”やってるつもりだけれど、もっと大事なところで社会貢献できていない。親孝行すらできてない。半人前でほんと面目ない。
 「結婚しない」という確固たるポリシーや、やんごとなき事情があるわけでもない。いつかご縁があれば、ご縁さえあればすぐにでも、と思い続けて、いつの間にかここまできちゃっただけ。なにも特殊なことはなく、普通に、真面目に、人並みに生きてきたはず。

なのに、なんで、周りの人が普通にできていることが、自分にはできないんだろう。周りの人には自然に訪れた流れが、なんで自分には訪れなかったんだろう。
 なんか悪いことしただろうか。どっか人として、女性として、欠落してるのだろうか。
 
 そんな心細さを、日々ごまかしながら生きているわけです。

 「選り好みするから悪いのよ。選ばなければ、独身男性なんて世の中に五万といるじゃない?」という意見もいただきます。ごもっともです。こちらがもろもろ目をつぶって、結婚さえすれば一挙に問題解決するわけですから、すべてはこちらの決意次第です。「好き好んで一人で生きている」というのも、確かに真実ではあります。
 でも、でもですね。心細さ、後ろめたさと闘いながら、今まで一生懸命、一人で頑張ってやってきたわけですよ。(自分一人で勝手に背負い込んでいることとはいえ)チャラチャラした若い子への敗北感、半人前でしかない屈辱感に耐えながら、虚勢張って生きているわけですよ。ますますオッサン化するという悪循環に気づきながらも、止む無く仕事に精進しているわけですよ。

それでなんで今さら、妥協した選択を強いられないといけないのか! 頑張ってきたのにご褒美なしかよ! やってらんねえよ!

 そんな腹立たしさも、日々抱えながら生きているわけです。

そして、そんな「やるせなさ」をほんの少し癒してくれるのが、「ステキな人」がまだ結婚していないという事実なのです。たまたま人よりちょっと遅れを取っただけで、まだ今から「ステキな人」に出会う可能性はゼロではない。まさか本物の「有吉弘行」にばったり会って結婚できるとは思ってるわけではないけど、「有吉弘行級」の誰かと出会えるまだ可能性は残ってるってことでしょ? そんな意味で、「有吉弘行」は希望の象徴だったのです。

そんなわたしを襲った「有吉弘行、結婚へ。お相手はすでに妊娠」の衝撃。

自分で思ってた以上に、わずかな希望に希望を感じていたらしい。か細い糸に、必死でしがみついていたらしい。
強くたくましく生きているつもりで、儚い夢の中をさまよっていたらしい……。

お陰さまで、ショックで夢から覚めました。ちょっとばかりのダメージを伴いましたが、恥ずかしながら、なんとか現実世界に戻ってまいりました。
 おとぎ話の眠り姫は目が覚めてもお姫様だけど、現代の眠り姫は、目が覚めたらただの「適齢期を遠く逃した“こじらせ女子”」。まずはその現実から受け入れていく必要があって、隙あらばまた眠ってしまいたい衝動にも駆られるけど、もうあの情けないショックは繰り返すのは懲り懲りだ。

仕方ない。王子様のいないこの現実世界に腰を据えて、ちょっとは愚民たちに一瞥をくれてやるか!
こんなひねくれた結論しか書けない自分ではあるけれど、それでもいいよって言ってくれる人がもしいたら、他の部分には目をつぶる覚悟を決めようじゃないか!

……。 無理かな。

 
***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-08-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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