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大人がおもちゃ・ゲームで遊ぶ理由


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記事:重冨弘太郎(ライティング・ゼミ)

「1つの遊びを知ったら、それを10の遊びに広げてあげるのがおもちゃインストラクターの仕事のひとつです」

先日熊本で開催された、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が主催するおもちゃインストラクター養成講座の中のキーワードのひとつに「1を知ったら 10に広げる」というものがありました。

「私はおもちゃコンサルタントとして先の熊本大地震では、益城町の避難所で、ものがない中でもできる遊びで遊んできました。そこにたくさんあった新聞紙を使った遊びなどです。
今日も皆さんに新聞を使って遊びを広げるということを体験していただこうと思います」

そう言って、18人の大人による新聞遊びが始まった。

手を使わずに新聞を落とさないように走る遊び、新聞の上に乗り狭くなっていく陣地の中でバランスをとる遊び……その子供じみた遊びに、大人たちは恥じらいを隠せずにいたが、次々と提示される遊びをこなしていった。
テープという遊びを広げるための素材を受け取っては、新聞紙をテープで留めて棒を作り、手のひらで棒が倒れないようにバランスをとって遊んだり、片手でゴニョゴニョと握り位置をずらしながら棒の両端を行き来する遊びをした。

ふと周りを見渡すと、この頃には、子供に戻り始めている大人たちがいた。
額に棒を乗せバランスをとる人、足先に棒を乗せバランスをとる人、棒同士を叩いて音を出す人……。教えられずとも遊びが次々と出て来るようになっていた。
追加でたこ紐を受け取れば、さらに遊びは増え、紙皿を受け取っても遊びは増えた。
いつの間にか新聞を使った遊びは10を超えていた。子供向けの遊びを教わっていたはずなのに、大人でも楽しめるように内容を変えて遊んでいた。

楽しかった。

遊び自体も楽しかったが、どんどん新しい遊びが産まれてくることが楽しかった。

「あっ!」
これが私の探していた答えなんじゃないか!

実は最近、私の中でひとつの悩みが生まれていた。
私は映画や本、漫画やアニメのことを嫌いではないんだけど、好きなんだけど、読んだり観たりすることが苦手だと感じていた。
感覚的には面白いと感じるのに、何が面白かったのかが自分でもわからないからだ。漫画やアニメも子供の頃から周りの子と比べると読んでないし、観ていない。映画や本も大学生の頃から離れだしていた。
ネットを見れば、なぜその作品が面白いのかを語っている人たちは多くいる。私は彼らをすごいなぁと思いながら、彼らが羨ましかった。

「自分ももっと映画や本の良さを感じられるようになりたい」
天狼院書店の三浦さんが映画や本の良さを語っているのを見て、私はそう思った。
だから三浦さんに「面白いと思うのに、何が面白いのかわからないんですけど、どうしたらいいんですか」と意味のわかりづらい質問を投げかけてしまっていた。
返ってきた答えは、「センスかな? 些細なことでもいいから、いいと思ったことを書き出してみることだよ」だった。
正直よくわからなかった。けど、やってみるしかないなと思っていた。

何の為に良いと思ったことを書き出しておくのだろうか? その答えが、数日後のおもちゃインストラクター養成講座の中にあるなんて思ってもみなかった。

映画や本を楽しむ為の”今まで良いと感じたことのネタ”集めは、
今日、新聞で遊んだ私たちにとっての”テープやたこ紐のような素材”集めのことだったんだ。

この前バズった三浦さんの「庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』を見てマーケティングが完全に変わると怖くなった。《天狼院通信》」を見てみると、”シン・ゴジラ”という映画を自分の中のホットな話題だった”コンテンツ至上主義”や”バズを使ったマーケティング”というネタを加えて観ることで映画の良さを感じ取っている。
また、今バズっている彼が書いた「新海誠監督の『君の名は。』を観て、ピクサーのジョン・ラセター方式をすべて捨てようと決意した。《天狼院通信》」も彼が良いと思ってきたもののネタ”ジョン・ラセター方式”、”宮崎駿”、”アナと雪の女王”、”司馬遼太郎”などが多く関わっていることがわかる。

「1を知ったら 10に広げる」
複数の素材を持つことによって多くの遊びを見つけることができるように、
良いと思うネタを集めておくことで多くの見方、楽しみ方を見つけることができる。

三浦さんに言われた通り、良いと感じたことのネタ帳を作ろう!

そして、おもちゃで遊ぼう!

子供と関わる仕事をしているわけでもないのに、
子供がいるどころか結婚もしていないのに、
なぜ私がおもちゃに興味を抱いているのか。

子供の仕事は、遊ぶことだと言われている。
大人として生きていく為の基礎を、遊びで築いていくのである。

私は、遊びの中にある大人として生きていく為に必要な要素を見つけ、大人たちがおもちゃで遊ぶ理由を与えたい。

おもちゃで親子が遊ぶ時間を、
親子の時間を増やしたいから。

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-09-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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