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ちびまる子ちゃんの「山根君」だった私が、奇跡の復活をとげた話。


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記事:山田ねむ(ライティングゼミ)

 

 

ちびまる子ちゃんの中に出てくる「山根君」を

覚えているだろうか。

 

本名「山根強」。

まる子のクラスメイトである。

「強」という名前にも関わらず、

胃腸が弱くてしょっちゅうお腹が痛くなっているキャラクター。

 

私は長年の間、「山根君」だった。

 

胃腸が悪くなったのは高校1年生のとき。

人間関係のトラブル(というと笑われるのだが)に

悩んだ末に私のひ弱な身体はもたず、胃痛に悩まされる日々となった。

人生初の胃薬をのんだ私は当時、うら若き15歳の乙女だった。

 

高校3年生になると受験が待ち受けている。

典型的な文系人間である私は、数学が恐ろしく苦手であった。

定期テストは回答を丸暗記することで辛うじてクリアしていたものの、

模試となると太刀打ちができずにいつも赤点状態。

(情けないことに全く数学のロジックを理解していなかった。)

 

それであれば普通は数学受験がない学科を受けようと思うものだが、

弱みは克服するもの! という不思議なストイックさがある私は、

真正面からアタックしてしまった。

つまり数学がセンター試験のみならず二次試験にまである大学にトライしてしまったのだ。

 

そのため毎日自宅で数学の勉強をするのだが、

問題の答えをみても意味がわからなすぎて泣くという

ドMな受験勉強生活に陥ってしまい、

ついに胃が痛すぎて納豆ご飯しか食べられない日々に突入してしまった。

 

当時の写真を見ると頬がこけて、かなりかわいそうな状態である。

 

山根君として、美しい青春とは言い難い日々を通りぬけて、

なんとか志望大学に合格。

念願の東京での一人暮らしという権利を得た。

 

大学入学後最初の2年間は、

受験のプレッシャーと親の監視の目から解き放たれた喜びが大きく

胃腸のトラブルは感じていなかった。

だが、3年生。

そろそろ就職活動やら将来のことを考え出した頃だろうか、

胃腸症状が回復してしまった。

 

なんと、ランニング中に逆流性胃腸炎になること3回。

ランナーとしての道をあきらめたのは言うまでもない。

 

そんなこんなで山根君ではあるもののなんとか

無事に社会人になることになり、

そこで私は気付いてしまった。

 

飲み会で温かいお茶を頼んだら怒られるらしい……!

 

 

大学3~4年生の間にすっかりと飲み会ではお酒を飲むと胃が痛くなるので

お茶を飲むことに慣れ親しんでいたのであるが、

そのノリで会社の飲み会でホットティーを頼んだらかなり絞られた。

 

アイスティーだったらよかったらしい。

ホットはないだろう。

という趣旨であった。

 

 

それはさておき。

 

私は悲しいことに「山根君」キャラとして

高校生から会社員までの15年間を過ごしてきた。

 

元気なときであっても常に胃薬を手放せず、

1年の半分以上は食事も控えめ、お酒が飲めず、

社交生活も制限される。

ときにはヴィダインゼリー生活を送る日々もそこには含まれる。

 

複数の医者に行ってみても胃カメラを3回やっても原因不明であり、

特段悪いところはない。

原因不明な症状はたいてい「ストレスでは?」と言われる。

だが、15年間ずっとストレス抱えているってそんなわけあるか……!?

と謎は深まっていった。

 

 

そんな中、今年の1月に転機が訪れた。

 

父親にすすめられてとある治療院に行ったところ、

「胃腸は特に悪くない。

グルテン(小麦など)に反応している疑いがあるから、小麦製品を1ヶ月やめてみて」

という診断を受けた。

 

あまりにも突飛な提案に驚きを隠せなかった。

 

私は朝パン、昼パスタ、夜うどんというくらいに大の小麦好き。

その小麦をとりすぎたのが原因ではないかというのだ。

 

15年間の悩みは深く、藁をもつかむ気持ちだった私は

だまされたと思って1ヶ月間やめてみた。

 

 

その結果……

 

驚いたことに、吐き気がなくなった。

痛みがなくなった。

 

 

私の胃腸障害の原因はグルテンだったのだ。

 

よくよく考えると食パンやうどんを食べると具合が悪かったような気もしなくないが、あまりにも日常的に摂っているばかりにその関連性を疑うことはこれまでになかった。

 

最近、グルテンフリーが注目されている。

 

テニス選手のジョコビッチが『ジョコビッチの生まれ変わる食事』という本を出し話題になったが、彼もまた体調不良の原因がグルテンだったという。

才能があるもののいつも大事な試合で体調を崩して棄権ということを繰り返していたジョコビッチ。精神的に弱いせいだと言われ、メンタルコントロールなどを学ぶも全く改善される見込みがない。そんなある日、彼の試合を見ていたとある人から「あなたの体調不良はグルテンが原因だ。今すぐ食事を変えなさい」と言われたことによって彼の人生が変わった。食事を変えたことにより、世界一になったのだ。

また、ハリウッド女優やモデルもグルテンフリーをやって減量したというニュースが話題に。日本の女優やモデルもやっているという噂だ。

 

私自身も特段ダイエットをしたつもりはないが、1月から9月にかけて6.5kg痩せていた。もちろんそれも嬉しいのだが、誰かとご飯に行く、飲み会があるなどのときに「そのとき胃腸が悪かったらどうしよう」という悩みがなくなったのは感動的だ。

 

パスタもうどんもパンもケーキも食べれない。

そういう意味ではかなりの制約条件はあるのだが、金沢で「おいしい米粉うどん」を発見したときの喜びは大きかった。つまり、制約条件があるからこその幸せの見つけ方もまたあるのだ。

 

そんなわけで私は「山根君」を卒業することができた。

ちょっとしたきっかけで、今からでも人生は変えられるのかもしれない。

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-09-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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