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もしもボックスって実在するんだよ


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記事:染宮愛子さま(ライティング・ゼミ)

あなたは『もしもボックス』の仕組みを考えたことがあるだろうか。『ドラえもん』に出てくる、電話でリクエストした『もし~だったら』が叶うひみつ道具だ。
のび太君が『もし僕が天才だったら』なんてリクエストしようものならさあ大変、あちこちから天才児ともてはやされ、質問攻めに合い、尊敬のまなざしの集中砲火を浴びる……あの『もしもボックス』がどうやって現実を変えているか、考えたことはあるだろうか?

言い方を変えよう。

今、この場に『もしもボックス』が再現できるとしたら、あなたは使ってみたいだろうか?
自分の人生を、スペックを、立場を、人間関係を、あり方を書き換えてしまう魔性の道具が目の前にあるとしたら、それを使って何になろうとするだろうか?

もちろん、これはただのおとぎ話、ただの酒の肴ではない。
なぜなら――

『もしもボックス』は実在する。

ドラえもんのひみつ道具とは異なる仕組みではあるものの、実際に『もしも~だったら』を実現してしまう仕組みが世の中には存在する。

あなたがあなたの名前で呼ばれない世界が。大富豪としてもてはやされる世界が。凄腕刑事として立ち回る世界が。有名パティシエになる世界が、ある。
正直言って、ハマると抜け出せない危険な世界なのだが……今回は特別に、その仕組みを暴きたいと思う。

……

私が知っている『リアルもしもボックス』は、正式名称を『LARP(ライブ・アクション・ロールプレイング)』という。
閉鎖空間で数時間、自分が決めたとおりのキャラクターとして好きに振る舞い、次々と起こる事件に挑んでいく。『もし~だったら』を実現し、その通りに振る舞い、扱われる……それがリアルもしもボックス、LARPの仕組みだ。

この『LARP』、本家本元のドラえもんの『もしもボックス』とは三つの違いがある。

ひとつめ。ボックスの広さが違う。十数名が自由に動き回れるよう、大体100平方メートル程度の広さがある。もちろん、大人数で体験したいならば広くすることも可能だ。

ふたつめ。『もし~だったら』が実現するのはボックス内部に限られる。『もしもボックス』は電話をかけることで世界を書き換えるが、こちらはボックス内部で『もし~だったら』が実現する。ボックスの外に出ること、イコール『もしも』を解除することだ。

みっつめ。『もし~だったら』が適用されるのは基本的に『自分自身』だ。『私が野比のび太だったら』は通用するが『もし恋人がゴルゴ13だったら』は適用されない。

ここまで読んで、ピンと来た人もいるかもしれない。

そう。LARPは『現実を書き換える』のではなく、『現実の認識を書き換える』仕組みなのだ。
元々、私たちは自分を『心の持ちよう』と『経験』と『他人からの評価・関係』で判断している。やれどこの誰の子だ、どこの学校へ行った卒業した、誰と付き合った、どこの会社に行った……現実社会で積み重ねてきた経験、出会ってきた人々の評価を元に私たちは作られていて、現実社会にいる限りはその鎧を脱ぐことは難しい。自分を変えようとしても、周りの目を変えるには時間がかかるし、そのための努力や負担を考えるとしり込みすることだってあるだろう。

しかし、LARPはその『経験・評価という鎧』を問答無用で無効化する。LARPの参加者はみんな自分で決めた名前で呼ばれるため、お互いの本名や職業、交友関係を知らないし、知る気も必要もない。のび太としてLARPに参加している限り、のび太以上でも以下でもないのだ。現実世界で社長でも、LARP中はのび太として扱われる。自分を取り巻くあらゆる要素をリセットし、自分のデザインどおりに生き変えられる』のがLARPの醍醐味といっていいだろう。ミスチル的に言うなら『自分らしさの檻』を破壊できるのだ。

だが――
このLARPをもってしても、本家本元の『もしもボックス』をもってしても、捨てられないもの、変えられないものがひとつある。
それは『あなたの心の持ちよう』だ。あなたの設定を、交友関係を自由自在に書き換えることはできても、あなたは自分が思ったとおりの行動しかできない。
『家族がいるから、周りの目が気になるから仕方なく選んでいた』行動をLARP中も行ったのなら、それがあなた本来の選択だということになる。
恐ろしいことに、LARPで自分の鎧をはがした結果、見たくない自分が出てきてしまうこともあるのだ。『もしもボックス』で天才になったはずののび太君が、結局自分自身を変えられなかったように、好き勝手な設定を盛った結果、実はたいしたことがない自分に気がついてしまうかもしれない。現実世界では人のせいにできても、LARPで見えた自分は人のせいにはできない。『もし~だったら』は、自分自身を暴き出す劇薬でもあるのだ。

話を最初に戻そう。

今、あなたの前に『もしもボックス』があったら、あなたはそれを使って何をするだろうか。何になるだろうか。
なりたい自分がいるのなら、LARPの門を叩いてみることもひとつの方法だ。何の苦労もなく、準備も仕掛けもなく、一瞬にして『なりたいスペックの私』になり、その通りに扱ってもらうことができる。
その果てに、あなたはあなた自身をもう一歩深く知ることになるだろう。のび太君がなぜのび太君のままなのかを、あなたは身をもって知ることになるかもしれない。
そのとき、あなたが自分に幻滅するのかもしれない。打ちのめされるのかもしれない。

けれど、私はこう確信している。
LARP……リアルもしもボックスを経た後のあなたは、今より少しだけ、自分に素直になっているだろうと。

 

 

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2016-10-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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