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祝○周年のパーティーを開く人の気が知れなかったけど


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記事:吉田裕子(ライティング・ゼミ)

 

私がこれを書いている日(9/26)、東京天狼院は3周年、福岡天狼院は1周年を迎えたそうです。

 

おめでとうございます!

何でも、それぞれの店舗では、盛大な記念パーティーも開催されているようで……楽しそうです。重ね重ね、おめでとうございます!

 

さて。

 

今「おめでとうございます」と書いたのですが、私は長年、【○周年おめでとう!】という言葉に、心のこめられない人間でした。

 

非人情な話で、書くのも憚られますが……

 

「ちょうど何年」って、そんなに意味があることなの?

売上目標を達成したとかじゃないのに、何を祝っているわけ?

 

あ、もしかして、はしゃぐための名目?

 

パーティーや飲み会を開いたり、Facebookの「いいね」を集めたりするのに良いネタ?

 

あーあー。

はしゃいじゃってバカみたい。

 

……なーんて、大変、失礼なことを考えておりました。

 

「○周年記念感謝祭」と題したセールがあれば、ありがたく利用はするんですけど、それ以外の面で心動かされることは、特になかったのですね。その点、冷めた人間だったのです。

 

「心動かされることは、特になかった」

今、私はそう書きました。特になかった、と。これ、過去形です。

 

実は、最近、○周年という言葉に、ちょっとした感慨を覚えるようになってきました。

 

結婚○周年という話を聞くと胸がじーんと温かくなりますし、応援している会社の設立○周年という投稿を見かけると、「いいね」では足りず「超いいね」を押すようになりました。直接、〇周年記念スピーチなんか聞いた日には、もらい泣きしてしまうこともあります。

 

歳をとったといえば、それまでですが、この変化には、私自身のある具体的な体験が影響していると思っています。

 

それは、自分の主宰しているサークル「吉祥寺 古典を読む会」に関わる経験です。

 

このサークルを運営していることが、私の「○周年」への見方を変えたのでした。

 

「吉祥寺 古典を読む会」はその名の通り、吉祥寺で、古典を読んでいるサークルです。月1回定例会を開催し、月替わりで色々な古典作品を楽しんでいます。

 

立ち上げたのは、約3年前です。

私の劣等感解消が大きな目的でした。

 

古典の知識に自信がなかったんです。予備校やカルチャースクールで古典を教えているものの、大学院で専門的に研究をしたわけではありませんし、そもそも、学部は国文学科ではありませんでした。

日ごろ教えていると、知識不足を痛感する場面の多いこと、多いこと。

自分で勉強すれば良いのですが、仕事をやりながらだと、なかなか読書もはかどりません。

 

私はどうしたら勉強するだろうか?

 

そのとき、ひらめいたのが、勉強会を主宰することでした。

 

講師として解説しなければならない状況を作れば、必死に勉強するのではないか?

〆切効果、追い込み効果で本を読むようになるのではないか?

 

そんな、半分誰かに頼る気持ちのもとに、勉強会を立ち上げることにしたのです。

 

……ただし!

 

自分に甘い私は、逃げ道をいっぱい作りました。

 

「講座」と名乗ると、一定以上のクオリティを担保しなくてはならないから、あくまで「古典愛好サークル」という位置付けにしよう。

 

参加費をとると、満足してもらわなくてはいけない責任が生じるから、無料で借りられる公民館で開催して、コピー代だけ負担をしてもらうことにしよう。

 

「第〇日曜日に開催する」などと、明確に決めてしまうと、絶対に毎月開催しなくてはならないから、毎回、次の日程だけ決めて告知するスタイルにしよう。

 

そうして立ち上がったのが、吉祥寺 古典を読む会です。

 

インターネットと市報で告知したところ、インターネットからは若い方、市報からは地域のシニアの方が集まり、15名ほどでの立ち上げとなりました。

未熟な講義だったかと思いますが、ご参加の皆さんが温かく聞いてくださり、私は、楽しく話すことができました。

 

そうして、サークルは立ち上がりました。実に順調に立ち上がりました。

 

……が、何回目かで、とある壁にぶつかりました。

 

最初の壁。

それは「人が集まらない」こと。

 

仕事としてやっているのではなく、仕事と並行しての趣味のサークル活動ですから、十分に告知できるわけではありません。

 

とある回で、参加者が6人に落ち込んでしまったことがありました。

1回目には15人来たわけです。そこから人数が減り、6人になったわけで……すっかり落ち込んでしまいました。

 

そして、趣味でやっているからこそ、ネガティブな気持ちを味わったことで、一気に、気が重くなってしまいました。「もうやめようかな……」と。別に、自分が好きで、勝手にやっていることだし、やめたって誰かが困るわけではないし、と。

 

冷静に考えれば、人が集まらないのも、当たり前なんですけどね。

 

素人が主宰している上、都心ではなく吉祥寺での開催です。しかも、自分が勉強したいと考えている作品を取り上げているので、メジャーではない作品を扱う回もあります。今考えれば、6人でも来てくださったことは有難いんですが……でも、挫折感はありました。

 

そうやって気持ちがブルーになったのですが、既に次の日程を約束していました。1人でも来たいとおっしゃってくださるなら、その約束は遂行しなくてはいけません。

 

その約束を、1回1回と守るうちに、回は続いていきました。だんだん、参加者の数も安定するようになりました。

 

「やめなくて良かった」と思いました。

 

……そのとき、次の問題が生じました。

 

私の仕事がひどく忙しくなったのです。

 

フリーで仕事をしていたのですが、そのとき、本の執筆という大仕事が立て続けにやってきたのです。

週6で塾講師、週3で学校非常勤講師、数人の生徒の家庭教師をしながら、3ヶ月で5冊の本を並行して書くという、今考えても、よく分からないくらいの忙しさを迎えました。その期間はレッドブルが毎朝毎晩のお友達で、ファミレスやネットカフェで、徹夜の執筆作業に追われることもよくありました。

 

その中で毎月、会場を予約しに行き、新たなテーマを勉強し、資料を作成してコピーし、解説授業を行うというのは、重い負担でした。

 

たかが、月1回。

 

されど、月1回。

 

月1回、必ず開催し続けるということが、こんなにも大変だとは思っていませんでした……。文字通り、泣きながらやっていました。

 

もう無理だぁ。

 

これだけ大変なんだもの、投げ出しても、仕方がないよねぇ……。

 

そんな風に心が折れそうになったとき、会員のうちのお一人が、会場予約を分担してくれると申し出てくれました。気の重かった作業が一つ減りました。

 

今振り返ってみれば、正直、話のクオリティが低かった月もあると思います。

ただ、既に一定期間、継続して開催していたおかげで、常連の顔ぶれがいました。彼ら、彼女らが積極的な反応や質問によって、講座を盛り上げてくれました。

 

仕事もひと段落した年末、自分自身の慰労のために懇親会を開催したら、来てくださった方々が、

「先生、有名になっても、この会、やめないでね。毎月の生き甲斐なんだから」

と声をかけてくださいました。飲み屋さんで泣きそうになりました。

 

そんな助けを得て、何とか続けられ、その後は仕事も少々セーブしたことで、安定的に会を開けるようになっていきました。

 

あー、よかった。

 

本当にホッとしました。

 

気付けば、次回で36回、という状況でした。

 

ちょうど3年なのか~!

 

そう感慨深く思っていたとき、また壁が来ました。

 

2016年7月。

突然の都知事選です。

 

会場にしている公民館は、選挙会場になるため、選挙が入ると使えません。そのことは事前に知っていたので、参議院議員選挙になりそうな日を外して、日程を確保していました。予備校の夏期講習や他の講演などもあり、その日程しかありません。その7月31日に、あの都知事選が重なったのです。

 

他会場を当たりました。吉祥寺周辺の会議室に片っ端から電話しました。

 

候補A、ダメ。

候補B、ダメ。

候補C、ダメ。

候補D、ダメ。

候補E、ダメ。

周辺の民間会場に片っ端から当たるも、次々と断られました。

 

せっかく、ここまで毎月途切れずにやってきたのに、よりによって、3周年のこのタイミングで開催不可なの……? 厄介な事態に、私は焦りました。神に見放された気がしました。

 

ただ、最終的には、普段は無料で借りているところを、予算3万円まで広げることで、やっと、候補Fが見つかりました。

 

予約。

 

安心しました。

 

そんなすったもんだを経て、3周年の当日を、私は感慨深く迎えました。

 

私はこのとき、痛感したのです。

 

3年間、会が続くことは決して当たり前のことではありません。

 

私は、あとちょっと心が折れていたら、吉祥寺古典を読む会をやめてしまっていました。

 

当事者になって、それをしみじみ痛感したことで、3周年という事実を本当に重く感じるようになったのです。

 

「継続は力なり」とはよく言いますが、その前に「継続に力が要り」ます。

 

この「力」は、主催者自身の頑張りであることもあれば、運営協力者の支えであることもあるし、お客さんの応援であることもあります。たいていが自分だけでは立ち行かないことなので、「有難い」という気持ちが強いです。有るのが難しい、めったにないほど素晴らしい。貴重なお力添えに感激してしまいます。

 

また、協力してくれる方ができたキッカケも、お客さんが私の講座に来てくださるキッカケも、多くは偶然。そう思うと、もはや神仏の類に感謝したくなってきます(笑) こういう気持ちが、「おめでたい」という感覚につながってくるのかな、と思うようになりました。

 

〇周年は有難いことで、おめでたいこと。

 

だから、改めて。

 

天狼院3周年、おめでとうございます!!

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-10-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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