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メディアグランプリ

バブル世代女性の上手な年の取り方を本と中学生から学んだ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:大森あきこ(ライティング・ゼミ)

女性は、女性としての生き方のシフトチェンジをする年齢がある。
「見た目や若さ」そこにどうにかしがみ付いている自分を一度捨なくてはならないのだ。

上手くシフトチェンジ出来れば、女性としても人間としても深みがある小泉今日子さんになり、シフトチェンジ失敗するとイタイおばさんか、ただのおじさん化したおばさんになってしまう。

40代半ばを過ぎ、目の下のしわも自然な私として受け入れたい。
本当はもう白髪染めもやめて、アンチ・アンチエイジング! これが私よ! なんて言ってみたい。
実際に染めるのをやめてみるとすぐに知り合いから「最近疲れてるみたいだね」なんて言われる。そんなこと言われたら、すぐに美容院にいって髪を染めてもらうし、どんなに飲んで帰った日にも目の下にはクリームを念入り摺り込む事を忘れない。

きっと私だけではない。バブル時代、ボディコンを着ていれば誰でもチヤホヤされていたあの頃。メッシー、アッシーがいるのが当たり前。現在40代となった女性達がこの老いという現状を受け入れるには苦労しているのではないだろうか。
どうせ何やっても無駄っしょ。というゆとり世代とは違うのだ! 私達は常に挑んできたのだ! 年をとっていく自分を受け入れたい私と。年齢に負けるものかという私がせめぎ合っている。

何事にも挑んできた私が、この本に手を伸ばしてしまったのも年齢のせいだろうか。
わたしは「やすらぎ」を求めてこの本を手にした。

本のタイトルは、すべてがうまくいく「やすらぎ」の言葉。

きっと癒してくれる本に間違いない。
まず本の使い方が書いてある。要約するとこんな感じだ。
目の前に鏡を置く。
書いてある言葉を鏡の自分にむかって話す。

これだけである。

体の不調な部分や病状によって項目別に並んでいる。そこに書いてある新しい考え方を、鏡の自分に何度も言い聞かせるのだ。

例えば「のど」の項目には、のど痛みという欄があり、
原因の部分に指を走らせると
怒りの言葉を抱え込む。自分を表現できない苦しみ。と書いてある
その下に新しい考え方
「私は自分を縛るすべての物を手放し、ありのままの自分でいよう」
と書いてある。この言葉を鏡の自分に話しかけるのだ。
そしてこの本には、こんな処方箋のような言葉が250種類も書いてある。

しかし大切な事が1つある。この薬の効能を上げるためにまずは心の呪縛を取らなくてはいけない。

ポイントはいくつかあるのだが、ページをめくってどきっとした。
「あなたは心以上の存在だ」

心に振り回されている私には、急に肩をつかまれたような気がした。
年を取りたくない、変わりたくないともがいているのは私の心である。その心に翻弄され私は苦しんでいる。

そうだ! これからは今の自分を好きになろう。変わっていく私を好きになる選択をしよう!

と急には思えない。人間はすぐには変われないのである。

ただ、この本を読んだときある友達にとても会いたくなった。

中学校の頃、まめちゃんというクラスメイトがいた。彼女の鼻の穴は、授業中ノートに顔を向けている時にさえ正面から見る事ができた。そこで男子がつけたあだ名が「黒豆子」。いつの間にかクラスの子みんなが「まめちゃん」と呼ぶようになっていた。
今、考えると「いじめ」と言われても仕方がないが、当時まめちゃんはその「まめちゃん」という自分の特徴を気に入っているように見えた。ノートには自分の名前と一緒にローマ字で「mame」と書いていた。

一度まめちゃんに聞いてみたことがあった。
「まめって呼ばれて嫌じゃない?」
「なんで?」とびっくりしたような顔で言われた。

当時私は鼻の横にあるホクロを「鼻くそ」と言われてとても落ち込んでいた。
「私はこのホクロが大嫌いなんだ、まめちゃんは自分の鼻のこと言われて嫌じゃないの?」
「私は自分の鼻が大好き。だって可愛いもん」

「お母さんも、お父さんも私の鼻が可愛いっていつも触るんだよ、私のおばあちゃんと同じ鼻なんだって。」

私は失礼な質問をしておいて、この答えにさらに失礼なびっくり顔で反応した。
「まめちゃんは本当にその鼻がすきなの?」さすがにこの質問は飲み込んだ。
私はまめちゃんをちっとも可愛いとは思ってなかった。

まめちゃんは小さなころから家庭で「可愛い」といわれその「鼻がチャーミング」と言われて育ってきた。
「うちの両親は変わってるの」と言ったまめちゃんの、まぶしい笑顔と内側からあふれる自信が中学1年生の私にはちょっと怖かった。

中学一年生の夏休み明け、私はクラスの女子の一部がまめちゃんを無視していることに気が付いた。その頃の私はクラスの女子より屋上で踊るライディーンに夢中だった。私は宮城県仙台市に住んでいた。当時原宿の道端で踊る人たちがいるらしいという情報をもつ、一つ年上の先輩たちと緑のジャージ姿で休み時間はダンスに明け暮れていた。今思い出すと輪になり同じ振付を踊るその姿は、盆踊りに近かったような気がする。
とにかく私が気づいた時にはまめちゃんの机が隣の女子の机から大きく離されて、休み時間一人でいるまめちゃんを見かける事が増えた。

偶然トイレであった時、私はまめちゃんを盆踊りの集会に誘った。
結局彼女が踊ることはなかったけど、なんだか楽しそうに声を出して笑って私もそれを見てなんだかちょっと嬉しくなったのを覚えている。
「まめちゃん、いじめられてる?」私は昔からストレートだ
「ううん、別にそんなことないよ」まめちゃんは屋上の青空とフェンスに寄りかかって楽しそうに笑っていた。それ以上の会話はなかった。まめちゃんの変わらない態度に2、3か月でクラスの女子も無視に飽きたようだった。

結局まめちゃんは3年生になるのと同時にブラジルに引っ越してしまった。
近所のお好み焼き屋でまめちゃんのお別れ会をしたのだが、まめちゃんは結構モテていたので男子も数人いた。私は心からまめちゃんの顔はとても可愛いと思った。

言葉の力は大きい。
まめちゃんの家族の「やすらぎ」の言葉はまめちゃんに魔法をかけた。彼女は中学生にして自分自身が大好きだったし、それはまわりの状況が変わっても揺るがなかった。
あなたの鼻はチャーミング! あなたは可愛い! あなたは素晴らしい子!

全てがうまくいく「やすらぎ」の言葉の作者ルイーズ・ヘイは小さいころ虐待にあっており、彼女自身が両親から魔法の言葉をかけてもらう事はできなかった。

鏡に映る自分にポジティブな言葉を何度もかける「ミラーワーク」で彼女は自分のトラウマとそして癌までも克服してしまう。

ルイーズ・ヘイとまめちゃんに出会ってしまった私は「やすらぎ」の言葉の力を信じないわけにはいかない。

まめちゃんもわたしと同じ46歳。どんな素敵な女性になっているのだろう。中学生の時点で「やすらぎ」の言葉の恩恵を受け、周りの状況に揺れることなく自分を大切に愛していたまめちゃん。今もきっと上向きの鼻をさらにつんと上に向け自分らしく生きているに違いない。

そして、女性としてのシフトチェンジに苦しむ私は、老化に効くと書かれた言葉を鏡の中の私に優しくつぶやく
「ごもごもごも……。」今日もお風呂場から怪しい呪文が聞こえてくる。

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-11-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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