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「逃げ恥」を見て、消極的な恋愛が運命の人を見つける秘訣かもと思った


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:浦上幸江(ライティングゼミ)

いま、私は話題のドラマ「逃げ恥」こと「逃げるは恥だが役に立つ」がおもしろく、すっかり夢中だ。

職なし、彼氏なしの主人公・みくりちゃん(新垣結衣)が、恋愛経験の無い独身サラリーマン・平匡さん(星野源)と 仕事(=住み込みで家事をする)として結婚。
夫=雇用主、妻=従業員の雇用関係で恋愛感情を持たないはずが、一緒に暮らすうち、徐々にお互いを意識しはじめるというラブコメディだ。

はじめは単なる仕事としての偽装結婚だったが、いろいろなエピソードの中で、平匡さんが心優しく、尊敬できる男性であることがわかり、徐々にみくりちゃんは平匡さんに好意を寄せ、やがて恋愛感情を持つようになる。

もっと平匡さんと仲良くなりたいみくりちゃんは、二人を取り巻く親戚や会社の同僚に偽装結婚を怪しまれていることを口実に、「周囲に怪しまれないよう新婚感を出そう、そのために軽度のスキンシップ、ハグをしてみよう」と平匡さんに提案する。
最初は渋々承諾する平匡さんだが、実際にハグをするうちに、気づかないようにしていたみくりちゃんへの恋愛感情が顕在化。
最近の二人は、もじもじしながらも、すっかりラブな雰囲気だ。
まだひと波乱もふた波乱もありそうだが、みくりちゃんのぐいぐいの押しのおかげで、すっかりいい感じになってきた。

そんな「逃げ恥」を見ていると考えさせられることがある。
それは、二人の恋愛に対するスタンスというか、アプローチの仕方にだいぶ違いがあるという点だ。
結論から言うと、個人的には、平匡さんのスタンスがちょっと気に食わないのだ。

みくりちゃんの場合は、様々なエピソードの中で平匡さんの良いところをきちんと見つけて、徐々に好意を抱いていく。
その好意をこつこつと積み上げていった結果、どこかでいっぱいになり、好意が恋愛感情に変わり、「平匡さんが好き!」となったのである。
いうなれば「ポイントカード型」の恋愛で、私自身、とても共感できる。

一方で、平匡さんは超受け身だ。
グイグイとわかりやすい好意を示すみくりちゃんに対して、おどおどと近づき、反応を見ながら、「僕のこと好きなの? 本当に好かれているのかな? だとしたらそんなのはじめて、うれしい!」、みたいな形で乗っかっているだけだ。
平匡さんは恋愛経験がないから、どうしていいかよくわからないという設定だと思うが、私にはみくりちゃんが好きというよりは、たまたま、自分のことをはじめて好きになってくれた人(=みくりちゃん)だったから、みくりちゃんが好きという風に見えてならない。

つまりは、平匡さんはみくりちゃんでなくても、誰でもよかったように思えるのだ。
自分のことを受け入れてくれて、好きになってくれる人であれば、大きなこだわりもなく、誰でも好きになれるということだ。
積極的に「欲しい」という意思もないし、選り好みもしていないが、くれるならもらう、もらえればそれなりにうれしい、いうなれば「棚ぼた型」の恋愛に見える。
どこか他人事みたいで、本当にそれでいいの? と聞きたくなってしまう。
それもかわいいガッキー相手に、なんという贅沢、なんという果報者、「貴様、相手はガッキーだぞ、そんな消極的な態度でいいと思っているのか!?」とつっこみたくなる。

もちろん、雷に打たれたみたいに恋に落ちたとか、ビビッときたと言うような、いわゆる「一目惚れ型」の恋愛ばかりではないことはわかっている。
人生でそんなロマンチックな経験は、(少なくとも私にとっては)ものすごくレアだし、狂わんばかりに好き、「運命の人かも!」と思っても、その相手に対して恋愛感情を持ち続けることは案外難しい。
一目惚れは、妄想で期待が膨らんで、相手のイメージがものすごくプラスに振れた状態で始まっているから、初期より評価が上がることは少なく、下がることの方が圧倒的に多いからだ。

それに比べて、「棚ぼた型」の恋愛は、寛容だ。
自分のことを好きだから好感をもっているだけのよく知らない相手だから、特に期待もしていない。そして、どんな人にもいいところがある、そのいいところをちゃんと見つけて、好きになろうとする。
博愛主義的でスーパーポジティブな価値観とも言える。

始まりのきっかけは自分のことを好きになってくれるひとなら「誰でもよかった」かもしれない。積極的に自分が相手を選んだわけでもないし、相手からすれば選ばれたわけではない、単なる偶然というか、早い者勝ちだっただけかもしれない。
だから、始まりとしてはロマンチックな要素がないし、少し寂しい感じもする。

でも、徐々に二人の関係が深まっていけば、相手のいいところや、好きなところを見つけ、時間とともに、取替えのきかない「オンリーワン」な存在になっていくのかもしれない。
「一目惚れ」のような激しさはないけれど、こうやって時間をかけて、熟成させていく関係こそが、かけがえのない人、いちばん大事に思える、「運命の人」を作っていくのかもしれない。

今の夫と私の恋愛も「一目惚れ型」ではなかった。
「逃げ恥」のみくりちゃんと平匡さんと同じパターンで、私が「ポイント型」で、夫が「棚ぼた型」だ。
付き合う前から何年も友達だったので、恋愛感情もなかったし、ロマンチックな要素は、ほぼゼロでテンションの低いはじまりだった。
でも、つきあい始めてから数年を経たいま、私は夫に対してのポイントがだいぶ溜まったので、彼のことを最初よりずっと好きになったし、彼のいない人生は寂しいと思うようにすらなった。
いつの日か「運命の人」は彼だったと感じる日が来るかもしれない。
つきあい始めには、こんなふうに思うなどとは想像もできなかったことだ。

そして、世の中は、私達と同様、みくりちゃんと平匡さんのような消極的な始まり方をしているカップルが意外と多いのかもしれないとも思う。
たとえば、婚活の結婚などもこのタイプになるだろう。
ドラマチックな出会いでもなく、相手のことはそんなに知らないけれど、とりあえず付き合い始めて、一緒にいる時間が長くなったので、だんだん好きになり、大事に思えていく。

そんな世の中のドラマチックではないカップルに、そして何よりも私たちに希望を与えてくれるべく、「逃げ恥」のみくりちゃんと平匡さんにはぜひハッピーになってほしいと願っている。

 

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2016-12-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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