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メディアグランプリ

足を踏み入れたその先にあるのは、天国か地獄か。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講申込みページ/東京・福岡・全国通信】人生を変える!「天狼院ライティング・ゼミ」《日曜コース》〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
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記事:八千子 (ライティング・ゼミ)

「ああ、どうしよう……。やっぱり、今回は見送ろうかな……」
11月の最終週。
私はとても悩んでいた。

締め切りがせまっているのは分かっていた。だけど、どうしても踏み出す勇気が出せなかった。
まだ、自分には力がないし……。
わたしの手が届くレベルじゃないんだろうな……。

そう、私は、【ライティング・ゼミ プロフェッショナルコース】の受験をするかを悩んでいた。

【ライティング・ゼミ】というのは、天狼院書店という小さいけれど、かなり個性豊かな本屋さんが開催している、文章を書く技術を学ぶ4か月にわたる講座だ。わたしはこの講座を10月から受講し始めたばかりで、ライティング・ゼミ自体もちょうど折り返し地点まできたところだった。ゼミでは、毎週記事を投稿し、天狼院書店の店長であり、ゼミの講師でもある三浦さんにチェックしてもらい、記事の良し悪しを確認してもらえる。記事の内容が良ければ天狼院書店のwebサイトに掲載を許可がおり、webを通じて多くの人に読んでもらうチャンスを与えられる。

これまでに8回の投稿が終わり、手ごたえを感じられないものの、記事を書くことの難しさと面白さを感じ始めていた。

そんな時、【プロフェッショナル・コース】への受験を強くすすめるメールが届いた。
福岡天狼院書店の店長、川代さんからだった。
そこには「将来プロの作家を目指しているみなさまへご案内」という件名の下【プロフェッショナルコース】の受講についての熱い想いが記載されていた。

うーーん。
まだ、第4講までしか受講してないし。わたしには早いかな。
その時はそう思って、メールを閉じた。

だけど、メールを閉じた後、わたしの心には、モヤモヤしたわだかまりが生まれていた。
まだ早い。
確かにそうだろう。
まだ、「これは」という記事は書けずにいるのに。
でも、受験するだけなら、してみるのもアリなのかな……。

私は【プロフェッショナル・コース】への受験を迷い始めていた。

受験したって、どうせダメだろう。
でも試験だけでも挑戦して、今の実力をはかるのもいいんじゃないの?
この二つの気持ちが順番にメリーゴーラウンドのように廻ってくる。
なかなか、決められないまま時間だけが過ぎていった。

そんな時、Twitterをみると、私が目指している場所で活躍している人がつぶやいた言葉を目にした。
「やりたい気持ちと、やめておいたほうがいいんじゃないかという気持ちがせめぎあって迷うようなときは、だいたいやったほうがよい」

わたしはズキューーンと胸を撃ち抜かれてしまった。いや、ズキューーンどころではない。ドッカーーーーンと大砲で撃ち抜かれてしまった。
え、これまさに今の私の気持ちじゃん。
どこかで見られてるのか? と思ってしまうほど「今まさに!」の心境だった。

よし。

とにかくやってみよう。
受験して、落ちてもいいのだ。
落ちたら恥ずかしい……なんて、そんなの言い訳だ。自分自身のことなんだから、別に恥ずかしい事でもないし、ダメならダメでいいんだ。またそこから頑張ればいいだけのことだ。
とにかく、チャレンジしてみよう。
そう決意した。

決意してからは早かった。
もくもくと入道雲のように「迷い」が沸き上がってきてはいけない。急いで申し込みのボタンを押した。設定されている日には、受験できないため、個別で、通信での受験をお願いした。
遠方でも受験できる仕組みがあるのも、私の背中を押してくれた。

さあ、もう後戻りはできないぞ。
とにかく気合をいれて挑むしかない。
合格するかしないかは、今のところ二の次だ。とにかく、挑んでみること。

いくつかのメールのやり取りがあった後、試験当日を迎えた。

これから試験が始まる、という時にわたしはとても緊張していた。
ああ、やっぱりまだ早かったかもしれない……。ここにきて急に気弱になるが、「やっぱり、やめます」というわけにはいかないのだ。

試験開始5分前に、電話が鳴る。
「もしもし」
「天狼院書店の川代です」
ああ、ついに始まってしまった。川代さんから、受験についての注意事項と今回のテーマについて話をきく。私の声は震えていたのだろう。川代さんに「みなさん緊張されますけど、いつもライティング・ゼミで書いているときみたいに書けばいいんですよ」と諭され、終了時間にまた電話しますね、と言われた。

さあ、2時間一本勝負の始まりだ。
とにかく集中しないと、今の私にはクリアできないだろう。
始めは緊張からか、スペルミスが多くなってしまう。

ふう。一旦落ち着こう。
とにかくこの2時間集中しないと。

改めて、気持ちを落ち着かせて、わたしはパソコンの前で一心不乱にキーボードを打ちつづけた。

2時間は本当にあっという間だった。
普段から、集中して記事を書くようにしてはいるものの、とにかく頭をフル回転させた。書き始めたら、もう後戻りしている余裕は一切ないのだ。

電話が鳴った。終了の合図だ。

「もしもし」
「川代です! 2時間、お疲れさまでした!」

ああ、川代さんの声が、さっきとは違って聞こえる。
試験終了の手続きを確認し、「ゆっくり休んでくださいね!」という川代さんの言葉が心に響き渡る。

2時間。
私はやり遂げた。
あとで書いた記事を読み返してみても、納得のいく出来ではないし、出題されたテーマからも若干逸れているように思う。

それでも良かった。無謀とも思える挑戦に果敢に挑んだことで、私の気持ちはスッキリとしていた。あんなに悩んでいたのがバカみたいだった。

言葉には大きな力がある。
時には大きな決断させる力を与え、時には人を傷つける力も持っている。
言葉の力を上手に使いこなせるように、私は一歩足を踏み入れた。
その踏み入れた新たな大地が天国となるか、私を苦しませ続ける地獄となるかは分からない。けれど、その一歩を踏み出す勇気をくれた言葉を私は信じたい。そして今日も止まらずに、仲間と共に言葉を探す旅を続けていくのだ。
***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2016-12-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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