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【天狼院秘本はなぜ人気なのか?】スティーブン・スピルバーグの映画を参考にして、勝手に読み解いてみた


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:菊地功祐(ライティング・ゼミ)

「あの……秘本の中身は何だったんですか?」

小さな声で、天狼院のスタッフさんにバレないように、
天狼院秘本を購入したという女性に声をかけてみた。

すると女性はニコッと微笑みながら
「それは秘密です」

と答えた。

ずるい!
何で誰も本のタイトルを教えてくれないの?

かれこれ天狼院に通い始めて2ヶ月ほど。
その間に天狼院秘本を購入したという方、5人ほどに声をかけてみたが、
誰一人として中身を教えてくれなかった。

なぜだ……
別に教えてくれたっていいじゃないか。

池袋にあるちょっと変わった本屋さん、天狼院書店。
そこには大ヒットしている本のシリーズがある。

それが、天狼院秘本だ。

黒いカバーで覆われ、返品が不可。
しかも、本のタイトルすら教えてくれない。

それなのに面白いから読んでみてという。

超ドSな売り方が注目され、人気を集めている。
あえてタイトルを隠すので、気になって、気になって仕方がないのだ。
秘本であるなら面白いに違いないと。

よく考えてみたら天狼院に来る人は、みんな天狼院秘本を買っていく。
なおかつ、次の秘本を待ち遠しにしているのだ。

そんな私も、天狼院秘本が気になって仕方がないファンの一人だ。

ご開帳されている天狼院秘本は密かに買って読んでいる。
しかし、7代目天狼院秘本だけはまだ手に取っていなかった。

なんか、店主の三浦さんに負けたくないと思ってしまったのだ。

面白い本を進める営業戦略のスペシャリストでもある三浦さん。
この方がオススメする本は、本当に面白い。
というか、三浦さんの人に本をオススメする方法が面白すぎる。

秘本です! と言って、
本のタイトルも著者名も全部隠すなんて……

中身が気になって仕方がないじゃないか!

私も読みたい! 読みたい!

中身が気になって仕方がない。

しかし、ここで天狼院のマーケティングに巻き込まれ、本を買ってしまっては
三浦さんの思う壺だ。

そう皮肉れている自分がいた。

だから、密かに天狼院秘本の中身を知って、ひっそりと読もうと思っていたが、
誰も中身を教えてくれないのだ。

「これは秘密を守れる人だけが買う本なんです」
とみんなが言う。

7代目天狼院秘本の中身は何なのだ?

負けました三浦さん……

黒いブックカバーで包まれている天狼院秘本に手を差し伸べる私。
どうしよう……買ってしまおうかな?
秘本を前にして、体が硬直してしまった。

天狼院秘本は何でこれほどまでに人気なのか?
何でみんな、次の秘本を楽しみにしているのか?

お客さん達の間でも、秘本について話している姿は、とても楽しそうだった。
みんなワクワクしている。
この秘本の中身は何かな?
次はどんな秘本が出るのかな? という感じに。

このサスペンス感覚は何なんだろう?
何でこんなに楽しんだろう。

そう思って、自分なりに天狼院秘本を分析してみることにした。
まず、三浦さんが書いた秘本の紹介文を全部、読み解いていった。

すると、気になった文章があった。
それは、天狼院秘本のルールが書かれた部分だ。

・タイトル秘密です。
・返品はできません。
・他の人には秘本のタイトルを教えないでください。

う? このサスペンス感覚どっかで味わったことあるような……
すると、思い出した!

サスペンスの勉強にと思って、スティーブン・スピルバーグの映画を狂ったように見ていたあの頃を。

「10リットルの血糊をばらまく!」

そうスタッフに宣言をして始まったゾンビ映画撮影。

大学時代に、私は狂ったように自主映画作りに熱中していた。
映画を見ては、映画を撮りまくっていたのだ。
何者でもなかった自分に嫌気がさして、映画だけは誰にも負けないようにと思い、勉強していた。

そんな狂ったように映画に取り憑かれていた時代。
一番印象に残る思い出は、自分が監督したゾンビ映画の撮影だった。

自主映画でホラーを作るのは難しいと言われている。
人を怖がらせるのは本当に難しい。

下手な演出だと、全く面白くない映画になってしまうのだ。

そのためか、映画監督として成功する人はみんなサスペンスの作り込みがうまい。世界的に有名な監督の多くが、ホラー映画出身なのだ。

スティーブン・スピルバーグの初期の作品「激突!」「ジョーズ」は
パニック・ホラー映画だ。

「ロードオブザリング」を監督したピーター・ジャクソンもスプラッター映画から出てきた人だ。

「スパイダーマン」のサム・ライミも、スプラッター映画を撮っていた。

ジェームズ・キャメロンの出世作「ターミネーター」は、殺人マシーンに追いかけられる、ある意味でホラー映画だった。

どの有名監督も、感動作や恋愛映画を撮る前に、ホラー映画を撮っていたのだ。

「サスペンスを制するものは、映画を制する」

そう思って、私は学生時代にサスペンスを徹底的に勉強していた。

特に参考にしていたのは、スピルバーグ初期の「激突!」と「ジョーズ」だった。
この2作品は見たことのある人も多いかもしれない。

「激突!」は、平凡なセールスマンが殺人トラックに命を狙われるという
サスペンス映画だ。
「ジョーズ」は巨大ザメと戦う男たちを描いたパニック映画だった。

どちらもオープニングからサスペンスがいい感じに効いている。

2作品共通しているもの……
それは観客に恐怖を想像させる演出をしてることだった。
人は得体の知れないものを目で見るよりも、
想像させられる方が怖いのだ。

「ジョーズ」は中盤まで、サメは姿を見せない。
海面に潜むサメの姿を想像させ、恐怖を生み出しているのだ。

「激突!」も最後まで殺人トラックの運転手の正体がわからない。
ずっと、正体がわからない何者かに執拗に命を狙われるのだ。

恐怖の対象を観客に想像させることで、サスペンスを生み出している。

そう痛感した私は、10リットルの血糊をばらまいたゾンビ映画の撮影でも、
スピルバーグの映画から学んだ恐怖演出を試してみることにした。

ゾンビの姿を見せるのではなく、想像させる演出にしていったのだ。

夜の通路に響き渡る足音……
どこからともなく聞こえてくるゾンビの声……
天井から血が垂れてきて、何かが上にいるとわかる……

出来上がったゾンビ映画を妹に見せてみたら、自分が予想していた部分で
怖がってくれた。

上に何かがいる。
え、何なの……

「きゃー」
という感じに。

私は、妹の反応を見ながら、横でしたり顔だった。

やったね! と。

性格が悪いと思うかもしれないが、人を怖がらせるのは、本当に面白い。

人をドキドキさせることは、サービスに通じている。
お化け屋敷にカップルが行くのは、ハラハラドキドキするのが楽しいからだと思う。

スピルバーグは、人々の想像力を刺激して、サメは一体どこなの?
というサスペンスを生み出していった。

天狼院秘本には、そのサスペンスが使われていると思っていた。
本の中身を人々に想像させることで、サスペンスが生まれて、ワクワクするのだと。

それだけだと思っていた……

それだけだと……

それだけだと……

それだけじゃなかった!

そのことに気づいたのは、秘本を買ったお客さんの反応を聞いた時だった。

「これは秘密を守れる人だけが買う本なんです」

三浦さんに多大なる影響を与えたはずのアニメーション会社ピクサー。
そのピクサーが実践しているであろう、あるメソッドを三浦さんは天狼院秘本のマーケティングにも使っているんだと思う。

よく考えてみると世界一のヒットメーカーであるスティーブン・スピルバーグも、自身の映画でそのメソッドを実践していた。

彼の映画には共通してあるものが出てこない。

映画「E.T.」においても、地球に取り残された宇宙人と暮らす少年エリオットの日常を描くのであれば、本来ならあるものがストーリーに出てきてもいいはずだ。

しかし、スピルバーグは意図的に削除している。

映画にあるものが登場しないことによって、観客との間に、
ある関係が生まれ、極上のサスペンスを生み出している。

天狼院秘本にも、スピルバーグが実践している、あるメソッドが使われていると思う。
ここまで考えられて、天狼院秘本が作られていたら……

感無量……

天狼院秘本のルールが書かれた

・タイトル秘密です。
・返品はできません。
・他の人には秘本のタイトルを教えないでください。

という部分に秘密が隠されている。

そこにはスティーブン・スピルバーグを世界一の映画監督にしている、あるメソッドも隠されている。

世界一のコンテンツメーカーに匹敵する、あるメソッドが……

本当に天狼院は面白い!

そう感じながら、私は7代目天狼院秘本を手に取って、レジへと向かった。

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-12-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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