メディアグランプリ

世界が曇って見えるのは、自分の涙のせいかもしれない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:イチカワ アユミ(ライティング・ゼミ)

書けない。うん。書けないんです。
能力があれば、これ、スランプとかってかっこいいヤツなんだと思うんです。
でも、そうじゃない。
それで、どうして書けないのか考えた。
ちゃんとゼミに投稿した週も、ずっと考えてた。
書けない理由は多分あれだ。お客さん、読む人の求めているものが分からないからだ。
何が読みたいの。何が欲しいの。
お客さんって一体誰なの。

会社で研修担当をしていた頃は、こんなことなかった。顧客が会社と、その先にあるお客さんだったから、大体分かってた。
お客さんとは、現場にいた頃に散々話をした。売り場作りの試行錯誤もして、何を欲しがってるのかある程度分かっていた。事務所勤務になってからも、お客さんという立場の人たちとたくさん話をした。
会社ともそうだ。社長が2年くらいで入れ替わる特殊な会社で、歴代の社長たちとたくさん話をさせてもらって、会社が何を目指していて、お客さんに何を提供しようとしているのかを擦り合わせた。だから、いつも、何のためにその仕事をするのかが分かっていた。

何のためにその仕事をするのかが分かっている仕事は、ほんとうに楽だ。ゴールを目指して、道のりを考えて、そしてがむしゃらに走ればいい。途中でアクシデントが起きても、方向を見失わないから、避け方もわかる。思いつく。そして、体も動く。

だがしかし。書くことはどうだ。
今までしてこなかったから書き方が分からないって、そう思っていた。でも違った。
分からなかったのは書き方じゃなかった。
自分が何のために文章を書くのか、が分かってなかった。

書き始めたのは仕事のためだった。独立して、塾をする。薬膳を核とした塾。
日本人は四季のある国に暮らしているのに、それに合わせた食事をしない。旬がないだけじゃない。調理法もだ。そのせいで、体調を崩しているのに気づいていない人が多い。そのせいで、体調だけでなく生活のリズムも生き方も、崩れてきているのに。良い食事は、人生を見直すきっかけにもなるのに、食べ方や食べる物を変えず、色んな啓発モノや方法論のセミナーにばかり参加してるのは、食事についての講座がないからかな。
そう思って、独立した。元々、それがやりたくて、薬剤師になってドラッグストアに勤めて、そして教育担当までやってという流れだったのだし。その塾のためにブログを始めた。塾に来られない人のために、本も書いた。
でも、うまくない。
そんな時、書くことのゼミがあるというのを見つけた。
書き方を教えてほしい。そう思って、受講料を払った。

ゼミの受講期間中、ずっともがいたけど、結局これだった。
何のために書くのか。
誰のために書くのか。
それがなかった。

何のためにブログを書く?何のために本を出す?
ゼミの記事もそうだ。
ただ、練習のため。指導をしてもらうため。
書きたいことがあるような、ないような、そんな状態で書いていた。

本当は、日々、たくさんのことが起きていた。たくさん書きたいことがあった。ありすぎた。それをまとめきれなかった。折角触れた素敵な人や事がいっぱいあったのに。
記事を読んでくれる人にとってどれを選び取ったらいいのか分からなかった。何のため、誰のため、がなかったから。
だから、内容がぶれにぶれて出せなかったものがたくさんある。
それで、結局出せなかった週もたくさんあった。

今、これはもう、自分のために書いている。これからの僕のため。また迷ったらこれを読み返して、「お前、またおんなじこと言ってんのな」って笑うために書いている。

もっとたくさんの人と話をしよう。
好きなもの以外にも目を向けよう。
そうしたら「多くのお客さん」の求めてることが分かるかもしれない。少なくとも、しないよりは。
いつもそばにいてくれる人たちの事は、お前が理解してあげてるからいてくれてるんじゃない。逆に理解してくれてて、助けてやろうとか、一緒にいてやろうとか、見てて面白いとか、そういう風に思ってくれている「味方」なのだよ。お前が何をしても、どんな失敗しても、リスク背負っても、笑顔でハグして頭撫でてくれるような、そんな人たち。
そんな人たちとばかり話をしていても、お前の世界は広がらない。お前はいつもすぐに、狭い世界の中で、敵が襲ってこない安全な壁の中で生きようとする。発展がない。
確かに、その人たちといるのはとても心地がいい。ここでなら生きていけると思うし、ここでなら自分を出しても大丈夫だって安心する。そういう場は大事だし、なくさないように努力もしなくちゃいけない。
でも、今やるべきことは、そこに支えてもらいながら、外の世界を見ることだ。壁を上るんだ。よいしょ。見えるはず。「誰かのため」の「誰か」がわんさかいる、外の世界。お前が発信する相手は、壁の外にいるんだから、まず、登れ。そして降りろ。それから声を挙げろ。壁の中でいつまでもなき喚いたってしかたない。
こちらのことに興味がない人たちに向けて、それを知らせるには、まず相手を理解しなくちゃいけない。だから話をしに行け。眺めてそれで分かった気になってるんじゃあ、今までと変わらない。
相手を理解してやっと、何を書くべきか、自分の体験の中で、その人たちに見せたいもの、見せた方がいいもの、見せるべきものが分かるんでしょ?
怖いだろうけど。小さい頃からたくさんいじめられて、たくさん非難されて。おだてられて乗せられて梯子外されたりして。宇宙人扱いされたり、足もと掬われたりして、たくさん泣いたからね。

でも、最近何で泣いたか思い出してみると。良かったことが多くない?
この人に会えてよかったなあ。
こんな感性に触れられて幸せだなあ。
この人と共鳴して、同じ感情を今共有しているんだなあ。
星がきれいだなあ。なんて、そこに自分の辛さを投影せずに、純粋に泣けるようになったじゃない。
中の人に感謝して、外の人に会いに行こう。昔の僕みたいなのが、外の世界にもいるかもしれない。その誰かと一緒に空を見上げてみるのが、これからの僕の仕事。それをやりに行こう。

自分の間抜けさに気付くのに何か月もかかったけど、いや、気付いていたけど認めるのに、何か月もかかった。それでも気付かないよりは良かった。気づけて良かった。ありがとうございます、ライティング・ゼミ。
僕がまた壁の中に閉じこもっても、僕のこの思いが肩車して外を見せてくれるだろう。そして、僕も誰かを壁の外に連れ出せるようになろう。
どこかで出会ったら、その時はどうぞよろしく。僕と話をしてください。

 

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-12-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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