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メディアグランプリ

落選のお知らせが運んでくるのは、悲しみ、悔しさと、この上ないギフト


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:あわづりつこ(ライティング・ゼミ)

選ばれなかったか……。

がっくりと首をうなだれる。ダメだったか、今回は自信あったのに。
その落胆を押しのけるように、口元から含み笑いが漏れ、ニヤリとした気持ちがじわじわと広がる。

黒いノートを取り出して開き、短い言葉を書きつける。
また一つ、コレクションが増えた。にんまりとしてノートを閉じる。

さて、あとどれくらいコレクションを増やすことができるだろう?

選ばれる、ということは人を幸福にするできごとだ。
生徒会長に選ばれる、卒業生総代に選ばれる、王子様の結婚相手として選ばれる、など人生には様々な「選ばれて」歓喜に沸く場面がある。入学試験に合格して、うおーと雄たけびを上げガッツポーズをするのも、「選ばれた」喜びを表す一場面だ。

裏を返せば、「選ばれない」ということはとても人を気落ちさせ、存在を否定されたような気分にさせ、人をネガティブな行動に駆り立てる。選挙に落選してただの人になって嫌われることばかりしてしまう、就活に失敗し続け鬱になる、ひどい場合は、去っていった恋人の命を奪うことさえしてしまう。

でも世の中には、選ばれないことでのみ手に入れることができる「魔法の言葉を記したチケット」、言うなれば「マジックチケット」があることをあなたはご存知だろうか?

このチケットはあなたを諭し、注意を促し、時に警告を発して、道しるべとしてあなたを導いてくれる。

例えば私のコレクションノートに収まっているチケットには、こんな言葉が記されている。

目的を明確に、そして、まっすぐに
もっと臆病に
回収を忘れずに

これからの人生で何度も助けてくれるだろう、私の宝物だ。

もしかしたら、あなたの役にも立つかもしれない。チケットは人によって、その時々の固有の状況によって切られる。同じチケットが複数の人に切られることもあるし、独特のものが切られることもある。このチケットを手に入れるには、二つの条件をクリアすることが必要だ。まず、二つの鍵となる行動を起こさなければならない。書くこと、そして期限までにある場所に届けること。そして、その提出物が「選ばれない」こと。

その舞台は「天狼院メディア・グランプリ」
ある場所とは、指定された天狼院書店のフェイスブックグループ。
期限とは、毎週月曜23時59分。
天狼院でライティングの腕を磨く面々が週に一度、書き上げた文章を投稿し、店主三浦さんの審査を経て掲載されたのちPV数でランキングが決まるというライティングのレース場だ。

選ばれたい、いや、認められたい。
おもしろい、読む価値がある、読んでよかった、誰かに教えたい、そんなコンテンツであると認められたい。
そのために知恵を絞り、脳内データベースを高速検索して言葉を探し、綴る。
そうして紡ぎだした文章が選ばれるのはとても嬉しい。充実感、幸福感を味わえる。
面白かった! というコメントをただただ素直に嬉しいと思う気持ち、思い、考えを認めてもらえた、という安堵にも似た喜び、ちっぽけな自分の存在を認めてくれた人がいる、という幸福感が全身に広がり、お知らせのその瞬間はいつも気分が高揚し、体温が上がり血流が増え、脈拍が上がる。
やっぱり「選ばれる」のはどうしたって嬉しい。疑いようのない事実だ。

だけど「また、チャレンジしてくださいね」、と締めくくられた落選のお知らせは「選ばれた」ときには決してもたらされることのない、ギフトを届けてくれる。何がダメだったのか、どこを注意すれば良くなるのか、その添削ポイントがコンパクトなアドバイスとして記載される。

正直落選は辛いし、悔しい。だけど三浦さんから個別にもらえるこの「添削コメント」の価値は計り知れないものがある。期限を守って書き上げ、提出した人だけがもらえるご褒美といったところだろうか。

このコメントは、砂漠の砂に水が染み込むかのごとく、提出後空っぽになった身にするすると入ってくるのだ。おもしろい、読む価値がある、読んでよかった、誰かに教えたい、そんなコンテンツを書きたい、と力を出し切った脳と心は書き上げるといっとき空っぽになり、そのタイミングだからこそスポンジのように吸収できるのだろう。書き上げてからあまり時を置かずにフィードバックをもらえるため、感覚がまだ残っているところに的確なコメント。なんと効果的な学習サイクルだろうか。

実際、このコメントを書き出し、見えるところに置いて意識して書いた文章はみごと選ばれ、選ばれなかった時はその意識が薄かったときだった。これには正直参った。以来、冒頭の黒いノートは片時も手放せない。

「また、チャレンジしてくださいね」

そう締めくくられたコメントは何度も反芻し、心の中に刻み込み、書き出して文章を書くとき傍に置いておくといい。読者を置き去りにしないように、着地を決められるように、気を抜くなー、と隣で見守り、注意を促して、文章が良くなるようにとエールと気を送ってくれるはずだ。

メディア・グランプリ投稿のチャンスはあと6回。
あと何枚マジックチケットのコレクションを増やすことができるのだろう?

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2016-12-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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