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大学生にして2億8千万の借金を背負った男が選んだ己の生きる道


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:菊地功祐(ライティング・ゼミ)
「僕、実は2億8千万の借金を持っているんですよ」

大学生のサークルの飲み会でこのように告白した男がいた。

「……はい?」

周囲はざわついた。
突然、とんでもないことを告白し始めた奴が現れたのだ。
そりゃ、ざわつくのもわかる。

彼は曰く、宮城県で父親が事業に失敗してしまい、東北の地震の影響もあって、
家族が2億円以上の借金を作ってしまったのだという。
父親も或る日突然、行方不明になってしまい、母親と弟と一緒に父親の行方を捜しているのだとか。
そんな辛い過去をなぜ、飲み会で披露するのだ?
しかも、笑い話に交えて。
と、最初の頃は思っていた。

その2億8千万の借金を背負った彼とは大学一年の頃からの知り合いで、
かれこれ5年の付き合いだ。

映画サークルを通じて知り合い、よく一緒に映画を作っていた。

そんな彼が4年の時に、実は2億8千万の借金を背負ってるんですよ〜と
告白しだしたのだ。
誰だってびっくりするだろ!

と言うよりも、今までそんな素振りを見せなかったのが驚きだった。

彼はいたってポジティブ思考で、飲み会ではいつも中心になるような人物だった。とにかく明るく、周囲を笑わせてくれる。大学では人気者だった。
そのポジティブ思考の裏側にそんなことを隠し持っていたなんて。
私はなぜ、彼はこんなにもポジティブで明るく振る舞えるのか?
周囲を笑わせることができるのか? と不思議に思い、本人に聞いてみた。
最初は借金取りが家に押しかけてくるし、家族がボロボロになって、
結構、辛かったという。
しかし、マイナスなことばかりを考えていても、つまらないと気づいたらしい。

いっそのこと、自分の不幸を自虐ネタとして披露して、周囲を笑わせようと彼は考えたのだ。

自分のつらい体験を自虐ネタで披露できるってすごいなと私は思った。

マイナスな出来事を無理やりポジティブに変えていっているのだ。
いつも彼は笑えるネタを用意していて、周囲を笑わせてくれる。

そんな彼の姿を見ていて羨ましく思えた。

常に周囲を笑わせて、楽しませていくのは才能だと思う。

そんな彼でも元々は根暗だったという。

高校時代には、自分に嫌気がさして、本屋でコミュニケーションについて書かれた本を貪り尽くすように読み、バラエティ番組を見て、トークについて研究したらしい。
人を惹きつける喋り方やコミュ力を努力で身につけていったのだ。

あの独特なトークは努力の結晶だったとは……
そのことを知った時、私は驚いた。

彼は大学生のうちに、しっかりとしたトークスキルを身につけようと思い、
ビックカメラでAmazon Kindleの販売員のアルバイトをするようになった。
そこで彼は本領を発揮した。
なんとビックカメラの店員で全国ナンバーワンの売り上げ成績を出したのだ。
ちなみに彼は大学生である。

大学生のうちに全国1位の営業成績をたたき出し、本社から表彰状をもらったという。
「うちで働かないか?」と何件も誘いが来て、困ったらしい。
全国ナンバーワンの営業成績をたたき出し、数々のオファーが来た彼だったが、
本人が興味を持ったのは出版業界だった。

彼は大学時代からフリーペーパーの編集に携わり、いつも忙しそうに編集作業をしていた。

就職活動が始まる頃にも「出版業界に行きたい!」
と周囲に言っていたのだ。
出版業界は、とても狭き門である。
ほとんどの出版社が1か2人しか採用していない。
その狭い枠に何千人という志願者が集まってくるのである。

エントリーシート一枚書くのも、戦略を立てて書かないとバッサリと落とされてしまう。

就職活動の際に彼はある戦略を立てた。
自分しか言えない、ある出来事を自己PRにしたのだ。
その結果、集団面接では面接官に苦笑され、大手3大出版社のほとんどが
最終面接まで進んでいったという。

大手出版社すべて最終面接まで進むのは、相当な倍率だ。
それをいとも簡単にやってのけたのだ。
結局彼は、昔から好きだった雑誌を作っている、とある大手出版社に内定をいただき、4月から働き出すという。

私は彼のエントリーシートが気になって、見せてもらった。
超高倍率の出版業界の就活で無双した男のエントリーシートである。
そこには、就活で勝つ裏技があるのではないか? と興味を持ったのだ。

彼のエントリーシートを見て、驚いた。

というか笑ってしまった。
自己PRにこんなことを書いたのか!

そりゃ、面接官が苦笑するだろ!
こんなエントリーシートを書く奴に会ってみたいと思った出版社の採用担当者の気持ちもとてもよくわかる。

エントリーシートを一目見ただけで、爆笑してしまうのだ。
彼がエントリーシートにどんなことを書いたか?
それは本人に会った時に聞いてみるといい。

彼は4月からとある大手出版社で働き出すので、出版業界で働く人なら彼と出会うと思う。
もし、飲み会で「父親が行方不明」という不謹慎な自虐ネタを披露している男がいれば彼だろう。
大学4年生という学生生活の最後の時期は、多くの大学生が海外旅行に行き、
今しかできないからと言って、遊び呆けている。
しかし、彼は違った。
憧れの出版業界に入れたからっといって、遊んでいないのだ。
編集や出版の勉強のためと思い、書評メディアを立ち上げ、ほとんど一人で動かしているのだ。
書評メディアと言っても、毎日記事を更新していくので、とても大変だ。
記事の校正や編集、企画、出版社への営業など、すべて彼一人で回しているのだ。

私も彼に頼まれ、そのメディアの運営を手伝った。
近くで見ていると、彼の仕事の早さといい、ポテンシャルの高さに毎回驚かされる。毎日のようにメールが飛び交い、普通の人ならキャパオーバーしそうな仕事量を彼は難なくこなすのだ。

その上、とても楽しそうに仕事している。

彼は雑誌の編集が自分の天職だとわかっているのだと思う。
だから、出版社で働くようになる前に、今のうちにある程度スキルを身に付けようと思って、書評メディアを頑張って構築している。

彼は4月から出版業界で働くことになる。
誰もが知っている大手出版社だ。
もし業界内で彼のことを見かけたら気にかけてほしい。
きっと、10年後、あの男に編集を任せたのは自分だと自慢できるようになると思う。

そして、常に周囲を笑わせてくれる彼は、出版業界になくてはならない人材になると予感するだろう。
私は、彼が手がけた雑誌を見る日が、実に楽しみである。

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2016-12-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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