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「好き」が言えない私の告白


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:紗那(ライティング・ゼミ)

 

 

私は「好き」を言えない不器用な人間だ。そんな私が一世一代の告白をしたいと思う。

 

「趣味は何? 好きな本は? 好きな芸能人は? 好きなアーティストは?」

そういうことを聞かれる度、胸がちくりと痛くなる。ミーハーな性格の私はこれまでに色々と趣味や好きなものを探したことがある。

ヨガ、スキューバダイビング、ボクササイズ、ゴルフ、スポーツ観戦、美術館巡り等。

だけど、どれもしっくり来なかった。もちろん、どれもこれもやっている時はそれなりに楽しいし、今でもたまにやることもある。だけど

「私はこれが好きなんです!」

と熱くなれるような熱量をどうしても持てないのだ。

その趣味が「好き」なのか、世間的に語れる趣味が欲しくて「好き」と言わなければと思っているのかよくわからなかった。だから、そんな中途半端な気持ちで「好き」と言ってはいけないと思い、いつも「好きなもの」を聞かれると困り、笑ってごまかしていた。

 

 

どうして私は熱中できるものがないのだろうか?

趣味や好きなものに対して熱く語る人を見る度に自分がちっぽけな人間に思えてくる。

本当は言いたい。ずっとずっと言いたかったのだ。

「私はこれが好きです!」

と声を大にして言いたかった。だからこそ、必死で好きなものを探していた。

「好き」になれるものを探しては「好き」と自信を持って言えず、自分が嫌になる。

 

そんな時に私はライティングゼミに出会った。

 

正直、私がライティングゼミに通うことになったのは、なんとなくだ。

読書会を探していた時に天狼院のHPにたどり着き、ライティングゼミ生の書いた記事に目が留まった。どんな記事かは忘れてしまったのだが、死ぬほど共感できる記事に出会い、私の気持ちが大きく揺れ動いた。この人はどうしてこんな記事が書けるのだ? ただの素人が書いた文章なのに! それから私はHPに掲載されているゼミ生の文章を読み漁り、がっしりと心を掴まれたのだ。

 

これだ!

 

なぜか心がそう叫んでいる気がした。迷いがなかったかと言われると嘘になる。そもそも私は「書く」仕事をしているわけではないし、お金と時間と労力を割いて、参加することに意味があるのだろうか? しかも、「人生が変わる」なんてどう考えても怪しすぎる。ほんの少し心にブレーキがかかったが、その時の私はなぜかこのゼミに強烈に呼ばれている気がして仕方なかった。今、申し込まなければきっと後悔する。悩んだ末、いつの間にか私は申込みボタンを押していた。

 

そこからは毎週2,000字の提出に追われた。文章を書くということは少なからず自分をさらけ出さなくてはいけないし、ネタを探すのも大変だった。しかし、次第に「書く」ことが楽しいという自分に気づいた。もっと書きたい! 最初の内は通勤時間にスマホで気軽に書いていた記事を、次第に早起きしてPCに向かって書き、休日にはカフェにこもって書くようになった。日常では、ずっとネタを探していて隣の席の会話を盗み聞きしたり、朝目覚めた瞬間に書きたいネタがパッと思いつくこともあった。

普通のOLだった私の生活は一変し、全てのことが「書く」ために変わっていった。「書く」ために仕事を早く切り上げ、休日も早起きをして、「書く」ネタ探しのために出かけていく。

 

 

そうしている内に私はあれほど探し求めていた「好き」がここにあったということに気づいた。「好き」はすぐ傍にあったのだ。「好き」を必死になって探し求めても見つかるはずがない。きっと、本当の「好き」は気づかないくらい近くにあって、当たり前のように自分に寄り添っている。私の「好き」は足元にコロコロと転がっていたのだ。前ばかり見て「好き」を必死に探し続けていた私を嘲笑うかのようにそれは足元にあった。

冷静に振り返ってみれば、形式さえ変われど、私はずっと「言葉」を表現して生きてきたのだということに気づいたのだ。その最終形態がきっと「書く」ことだ。

 

小さい頃、ひどく引っ込み思案で臆病者であった私の唯一の楽しみは母親が読み聞かせをしてくれる本だった。毎晩、寝る前に本を読んでくれる時間が一番の楽しみで、読み終わった本のその先を自分であれこれ妄想したりしている子だった。ごく自然の流れで自分でも声を出して本を読むようになり、大人しい子であったのに国語の授業で音読をすることだけは誰よりも得意だった。本を読むときだけは別人のように大きな声で感情を込めて読めるのだ。そして運動も勉強も何も取り柄のなかった私にとって「音読が上手いね」と言われることだけが自分のアイデンティティを保つことのできる唯一のものであった。

 

中学生になった私は、苦手だった運動部は早々に諦め、文化祭で演劇をすることにはまっていた。セリフに自分だけの命を吹き込む瞬間が大好きで演技をすることはとても楽しかった。

 

大学時代はひょんなことから英語でスピーチをするサークルに入り、自分で文章を考え、それを聞いている人に届けることにのめり込んだ。言葉をどうしたら効果的に人に届けることができるのかそんなことを必死に考えて海外のスピーチ動画を繰り返し見ては活動に励んだ。

 

こんな風に自分が忘れていただけで「好き」はずっと私の近くにいたのだ。私はずっと「言葉」が好きで、「言葉」を表現しながら生きてきたのだ。

 

 

正直に言うと最近は少しだけ書くことが怖い。

純粋にただ「好き」だった書くことに本格的に向き合いたいと思った時、急にとても怖くなった。自分の才能の限界や、自分が本当にいいものを書けるのかと不安になったりもする。

本気で向き合った時に絶望するのではないかと怖いのだ。だけど、その恐怖を差し引いても「好き」なのだ。怖いけど「好き」だし、「好き」だから怖いのかもしれない。

だから、恐怖と向き合いつつも私はこれからも書き続けたい。

 

もし、今「好き」が見つからない人がいても何も気にすることはないと思う。「好き」は自然と自分についてくるのだ。無理やり「好き」になろうとしなくてもほんの少しのきっかけで、自分の足元に転がっている「好き」や、やりたいことに気づける瞬間が来るのだろう。

ひとつだけアドバイスをすることができるとしたら、「なんとなく気になる」はたぶん魂の叫びだ。だから、このライティングゼミがなんとなく気になるあなたは絶対に、悩んでないで、早く始めたほうがいい! なんとなくの先に「好き」が眠っているはずだ!

 

 

このライティングゼミは終わってしまうが、この先も例え、どんな形であっても私は「言葉」を表現して「書く」人でありたい。そして何よりも私の「好き」に気づかせてくれたこのライティングゼミに感謝している。

*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 *この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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2017-01-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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