メディアグランプリ

「Facebook」は「ドラえもんの四次元ポケット」だった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:たむ(ライティング・ゼミ)

 

 

「ドーラーえーもーーーん!」

 

主人公ののびたくんが、ジャイアンやスネ夫に嫌がらせをうけてドラえもんに助けを呼ぶシーンである。ドラえもんは、事情を聞き、ポケットの中に手を入れる。

すると、ポケットの中から秘密の道具がでてくる。この秘密の道具は未来で作ってとても、便利な道具で、嫌がらせをやり返したり、自慢できる体験をしていく。そして、最後には、道具に頼りすぎて無茶をするのびたくんにも悲劇が及ぶ。そんな、オチがあるマンガである。

 

「最近すごい面白い話しを聞いたんよ!」

広島中心街にある、とある居酒屋。私は、久しぶりに田舎に帰省し、友達と集まって話しをしていた。友達の上司が引っ越しをすることになったのらしいのだ。

友達の上司は……、少しややこしくなるので、友達の上司のことをサカイさん(年齢も上のかたなので……)と呼ぶことにする。引っ越しをする予定のサカイさんだ。

 

サカイさんは、もう60歳近いらしい。家も購入しているし、子供たちもみんな親離れしている。転勤の期間は約3年の期間ということで、単身赴任をすることにした。

 

そうすると……、家電や生活用品が必要だ。約3年の期間の単身赴任を考えると、新しいもの一式を揃えるのは無駄だろう。

そこで、サカイさんはFacebookに投稿した。

 

白物家電求む!

 

転勤になりました。○○地域から○○地域に単身赴任します。単身赴任をするにあたり、困ったことがあります。白物家電がありません。

もし家のなかで余っている白物家電があれば私に頂けませんか?

おっさん一人で生活できるもので大丈夫です。

すいませんが、宜しくお願いします!

 

サカイさんは友人からこんなことを聞いていたのだ。

 

「最近、家電製品も生活用品も性能が良くて、デザインも良いものがすぐにでてくるから、すぐに買い替えしてるよ。家には、使ってないものが出てきて困っている」と。

 

多少でも節約ができればなという気持ちで、Facebookに投稿したのだ。

すると、なんと2日後には、白物家電はそろってしまった。

 

サカイさんは考えた。

もしかしたら、生活用品もそろえられるのではないか?

 

先日、投稿した白物家電、すべて揃いました。皆さん、ほんとに有難うございます。

今、生活用品をそろえようとしております。生活用品で余っているものがありましたら、ぜひ頂きたいです。欲しいものは、カーテン、カーペット、掃除機……。

宜しくお願いします。

 

Facebookに投稿。すると、3日後にはそろってしまった。

揃うどころか、余るではないか。

 

ただ、ものはそろうのだが、そろいすぎるという結果だ

特に、生活用品は多く集まり申し訳ないが断りを入れた人もいたようだ。

現代は、ものが溢れている。

 

サカイさんは有頂天となり、今一番ほしいものをFacebookにつぶやいた。

 

皆さん、

家電・生活用品を送って頂き、有難うございます。1人暮らしをするには、十分なものを頂きました。

最後に…、私が一番ほしいもの「ルンバ」です。

私は、掃除が苦手なので、「ルンバ」があれば部屋もきれいになるかもしれません。

もし、もしで構わないので、余っていたり、使わないようでしたら、ぜひご連絡をください。

宜しくお願いします。

 

 

すると、なんと、「ルンバ」が家にきたのだ。

「ルンバ」をいらない理由は、やはり、余っていて使わないようだ。毎年性能が向上しているので、買い替えを行っているらしい。

 

サカイさんは、Facebookに投稿するだけで、1人暮らしに必要なものをそろえてしまった。

 

私は、その話しを聞きながら、「ドラえもんの四次元ポケットみたいだな」と思った。

 

願えば、望むものがでてくる四次元ポケット

確かに、サカイさんの人脈があればこそ、Facebookで投稿して多くの品物が揃ったのだろう。しかし、まさか白物家電から生活用品一式揃うとは……。

 

Facebookは、まさにドラえもんの四次元ポケットだ。

 

私も、Facebookを通してやりたいことが叶った経験がある。

今、日本と海外を行き来している。思い返すと、私が日本と海外を行き来する生活がしたいと思いFacebookで何気なく言葉を発したことで、一緒にやろうという仲間ができたことがきっかけだ。

そして私には、ほかにも叶えたい夢がある。それは、小説家になること。

実は、Facebookで小説家になるにはどうしたら良いかなと探していた。

そのときに、私は天狼院書店とめぐり合った。

私はまだ小説家にはなれていない。しかし、なれる予感をしている。

 

なぜかって?

 

それは、私の成功の法則、Facebookは四次元ポケットで夢をかなえてくれる魔法の道具だと信じているからだ。

 

 

後日談ではあるが、サカイさんは、色々な友人・知人から、

「これ余ってるけど、いるかな」「ぜひ、引き取ってください」と連絡がきて、お断りに困ったらしい。一番驚いたのは、車を引き取ってほしいと連絡がきたとき。

「○○地域は田舎だから、車が必要でしょ? 引き取ってよ」

これには、サカイさんも

「車には驚いたよね。今の時代、Facebookを使うと色々と欲しいものが手に入る。ホントに便利な世の中になった。○○も、なにかほしいものがあれば、投稿してみたら。きっと、ほしいものが手にはいるよ」

 

そして、サカイさんはこうも言っていたらしい。

 

「家電製品や生活用品をくれた人たちに、お返しをしたんよ。計算すると、お返しのお金のほうが高くなったよ。世の中、タダより高いものはないね」

 

 

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2017-01-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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