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浮気のススメ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:あやっぺ(ライティング・ゼミ)

 

 

「自分のもんやと思うから、腹が立つんや」

 

奥さん以外に複数の恋人がいることを白状した彼に、その彼女たちから同じことをされたら腹が立たないのかと、私は彼に素朴な疑問をぶつけてみた。

その答えが、これだった。

とても意外だった。

 

自分は浮気をするけど、奥さんの浮気は絶対に許せない。

自分は夜遅くまで飲み歩いたり、朝帰りをしたりもするけど、奥さんが同窓会の2次会に参加することすら許さない。

 

世間ではこういった話をよく聞くので、男という生き物は皆そういう考え方なのだろうと、私は勝手に決めつけていた。

でも、彼は違った。

私がよほど納得のいかない顔をしていたのだろう。彼はさらに続けた。

 

「俺は、あやちゃんのことを自分のもんやとは思わへん。他の男とデートしたって聞いたら、ちょっとくらいはヤキモチ妬くけど、そいつに負けんようにって、エッチの時いつも以上に燃えるだけやな」

 

「そやから、あやちゃんも他の男と遊んだらええんやで。それで嫌いになったりせーへんから。」

 

返す言葉が見つからなかった。

しかし、不思議と腹は立たなかった。

むしろ、強がりでなくここまで割り切れるなんてカッコイイ! と思ってしまったくらいだ。

 

自分の女遊びを正当化したいだけのけしからん男だ!

恋をして盲目になっているから、気持ちが麻痺して腹が立たないと思い込んでいるだけだ。

 

そんな風に私に説教したくなる人もいるかもしれない。

お気持ちは大変ありがたいのだが、お蔭様で私は本当に彼の言うことに腹は立っていない。

 

それはきっと、彼に会う10年も前に出会った1冊の本が、複数の人と恋愛をすることを肯定する考え方を、私に植え付けてくれたからだと思う。

その本とは、『分散恋愛―複数の男性と恋愛を楽しむ生き方』(著者:新崎もも)

とても共感した旨をブログに投稿したら、何と著者ご本人からコメント書き込みがあってビックリしたことを今でもよく覚えている。

 

恋人だからというだけの理由で、あれもこれもと自分の願望や欲求を押し付けてばかりいると、叶えられなかった時に不平不満が募ってしまう。

それよりも、例えばワインを飲むなら、ワイン好きの相手と。

スイーツバイキングを楽しみたければ、甘党の相手と。

映画を観るなら、映画好きな相手と。

 

何でもかんでも恋人に付き合わせるより、それぞれ、最高に楽しめると思う相手と行くのがベストだと思う。

それが習慣になっていると、とても穏やかでいられるからだ。

恋愛に限らず、仕事においても同じだ。

 

私は現在、複数の仕事をシフト勤務で掛け持ちしている。

一見するとフリーターのような状態だが、正社員として1つの職場で働いていた時に比べて、不平不満が出ることは圧倒的に少なくなった。ストレスをあまり感じないのだ。

1つ1つの職場で、自分の「我」を通そうとすることが無いので、衝突するようなことはほぼ無い。自分がその職場で得たいものと求めているものを常に明確に意識し、そこで求められる自分の役割を理解し、演じ切ることができていれば、相思相愛でいられる。

 

ちなみに私の母は、現在6つの仕事場を掛け持ちしている。

 

・児童館の介助ボランティア

・シルバー人材センターで紹介された、主に高齢者宅の清掃(4軒)

・デイサービスセンターでの介助

 

1ヶ所だけで働いていた頃は、人間関係の愚痴をこぼすことも珍しくなかった母だが、一時期、私の勧めで2つの児童館を掛け持ちして以来、愚痴を言う回数がぐんと減った。

そして、娘の私から見ても母が逞しくなったように見える。

人間は選択肢が増えることで、寛容になれる生き物らしい。

時間的にも体力的にもハードなはずなのに、母は今ストレスをほとんど感じていないそうだ。

 

 

【浮気】と聞いて、良いイメージが浮かぶ人はほとんど居ないだろう。

しかし、決して悪い意味ではなく、浮気ってかなり前向きな【現状打破】をする【解決法】のひとつだと、私は以前からずっと思っている。

 

人生を劇的に変えたければ。

 

①付き合う人

②時間の使い方

③住む場所

 

このいずれか、もしくは全部を変えること。

そう教わったことがある。

 

他人を変えようとしても、そんな簡単に変わることはまず無い。

だから、他人を変えようとエネルギーを消耗したりストレスを溜めたりせず。

自分自身が自ら変わること。

 

そのやり方のひとつとして、視野を広げ、いろいろな価値観・考え方・やり方を知るための【浮気】。

一度きりのかけがえのない自分の人生において、何を本命にしたいのかを、常に見失わないための積極的な行動のひとつとしての【浮気】。

 

恋愛においても仕事においても、【浮気】なんて必要ないという人もいるだろうし、理由はともかく、そういう選択をしたくない(できない)という人もいるだろう。

 

しかし、

私はこんなにあなたのことが好きなのに……。

私はこんなに頑張っているのに、どうしてわかってくれないんだ。

私はもっと評価されるべきだ。

 

一人の人や一つの職場に執着して、見返りを求めすぎて、頻繁にストレスを感じるようになってきたら、要注意だ。

そんな時は、騙されたと思って、試しに一度【浮気】をしてみることをお勧めしたい。

 

 

 

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2017-03-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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