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目指せ! 快人20面相!


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記事:口中 大輔(ライティング・ゼミ)

サラリーマン仕事は大変ストレスフルなものだ。
夢への階段として今の仕事がある人や、例えば職人のように、現職が天職である人を除けば、多くの人たちにとって会社での勤め仕事は「食い扶持」に過ぎないというのが現実だろう。
ある友人は語った。
「今日、朝礼でうんざりしたよ。社長がさ、巷にあふれるビジネス書などを掲げては、仕事に没頭しろ、そうすれば嫌いなものも好きになるぞ、だって。もうほんとに、なんていうか……」
勿論、その彼だって、今の仕事そのものを罰ゲームだなんて思っていないし、ある面では自分の仕事の魅力も知っているつもりだ。しかし、私事を犠牲にして忘れてまでのめり込むほどの価値あるものかといわれると、やはり現実は食い扶持に過ぎないのだから、残念だけれどそういうものではないらしい。
そんな話を聞きながら、「うんうん、そうかぁ」と、僕は相槌を打つのだけど、あれぇ、これはデジャブだなぁ、と気持ちが疼く。なんのことはない、僕だって彼と同じ穴の貉なのである。

さらに言えば、僕はかなり寂しがり屋の悲観論者だ。
今が幸せだったとしても、それは一時の浮世の幸せのような気がしてしまうことがある。死ぬときに一人寂しく、誰からも思われずにあの世に逝くことになるのが非常に恐ろしい。だからこそ、いつもどこかで、この幸せがより確かなものであるように、長く続くものであるように、と願っていたりする。
その意味で言えば、会社仕事は墓場までついてきてくれない気がするのだ。どんなに会社に貢献しても、退職すれば過去の人。定年退職とは、例えるなら「互いに嫌いではないけど離れることにしたカップルがいよいよ別れる日」みたいなものだ。別れても最初は時々連絡するけれど、だんだんと遠い存在になり、そのうちどこでどうしているのかもわからず、便りは途絶え、そんな彼女は新しい土地で、僕をすっかり忘れて、新しい彼と温かな生活を送ってた……みたいな。新しい世界で暮らしている彼女は、過去なんて振り返らない。あんたの幸せは、あんた自身でなんとかしなさいと、そういうことなのだ。

そう、自分の人生は自分でしか作れない。
会社仕事が幸せな人生を連れてきてくれるわけじゃない。自分の生き方が幸せな時間と人の繋がりを招くのだ。その場が職場だったということはあるだろう。しかしそれだって、実のところは機会の一つに過ぎないのだ。
世の中では、「賃金をもらってやるのが仕事」と「それ以外でやるのが趣味」なんてざっくり分けられている気がするけど、僕はちょっと違うんじゃないかと感じている。少しぶっきらぼうに言えば、サラリーマン仕事なんかは、金払うからこれはやってくれよ、と言われているやらされ仕事に過ぎない。一方で、趣味だからって、一生懸命やらないわけじゃない。むしろそっちのほうが、やらなくてもいいのにやってるわけだから、よっぽど能動的でポジティブだ。
一生懸命取り組むなら、なんだって「仕事」なのだ。

そして僕はこんな結論にたどり着いた。
「だったら、好きなことを一生懸命やろう。そしたらきっと、一生もののなにかを手にできるはず」
「そして、好きなことがたくさんあればあるほど世界は何倍にも広がるはず」
それからというもの、僕はオフィスでの昼の顔も磨く一方で、夜の顔・休日の顔をどれだけ輝かせられるだろうと想いながら歩みを進めている。それも、なるべくたくさんの方面で。

ふと見渡せば、魅力的だなぁと感じる友人っていうのは、だいたいいろんなことをやっていて、しかもそれをさらっとやってのけていたりする。実に多彩。人脈も深くて広い。
しかし、本人曰く「おもしろそうだったから」の一言だけ。
超かっこいい! しびれる! あこがれる!
目指すはこれである。
どうせなら20個くらい、ハマりにハマってものにしたのをつくって、「快人20面相」なんて名乗ってみたいものだ。 

今の自分にあるものと言えば、アカペラという音楽と、写真の二つくらいだろうか。それもまだまだ磨く余地の大きい代物だ。快人20面相には程遠い。しかし、千里の道も一歩から。
天狼院に通い始めたのだって、3面相目を手に入れたいから。ありがたいことに物書きの魅力を教えてもらった。音楽以上に未熟な段階だけど、土から双葉が芽を出したような感覚はある。双葉はいつか芽となり花となり。
何かを極めたいときには何かを捨てよなんて言う人もいるけれど、興味がありながら機会を捨てるなんて、自分の可能性を捨てているみたいなもんだ。一見無駄と思われる経験だって、一生懸命に接していれば、いつかどこかで思わぬものとくっついて、いきなり花となることもある。
というか、元々興味に誘われてやっているから、絶対楽しいに決まってる。

そして、こうして自分のカラダとなった様々と、そこで繋がった人の縁は、死ぬまで切れない一生ものの財産になることだろう。
こうして生きていれば、いつの日か僕が天に召される日が来た時でも、寂しい思いをせずに済むだろうし、どんな富豪や偉い人より、何倍も楽しくて濃い葬式が繰り広げられることだろう。
なんにも恐れる必要なんてない。

人生まだまだ半分も終わっていない。自分さえまだ知らない残りの「面相」を探していこう。それはきっとどんな映画よりもドラマチックで、どんなテーマパークよりも楽しい出会いに違いない。今はまだ知らない、たくさんの変身呪文を知ることができるとか、なんてワクワクな冒険なんだろう。
目指せ! 快人20面相!
ライティングをものに出来たら、残り17個だぞ!

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2017-04-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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